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まんがで読破 - 掲載誌
- 漫画:計 119タイトル
平均
2105件のレビュー
※76個の平均
82件の評価 - 青年マンガ
「弱虫は幸福をさえおそれるのです」 波乱の人生を歩んだ文豪・太宰治が、死の直前に書き上げた傑作自伝的小説を漫画化!【あらすじ】「人間はなぜ生きなければいけないの?」世間を恐れ、道化を装い、周囲を欺き、ありのままの自分を隠してきた少年・葉蔵。やがては蔵は拒否することのできない青年へと成長していく。愛を求めながらも他者への恐怖に苦悩する孤独な生涯とは?太宰 治(1909~1948)青森県出身。東京帝大在学中に、左翼運動にかかわる。女性問題、薬物中毒、数度の自殺・心中未遂など、波乱の青春時代を送る。運動絶縁後は執筆に集中し、多くの傑作を発表。自伝的小説「人間失格」完成の一ヶ月後、玉川上水にて入水。その作品の他に「走れメロス」「斜陽」等。
73件の評価 - 青年マンガ
妖艶な美女を奪い合い、長男ドミトリーと淫蕩な父親フョードルが激しくいがみ合う。家族のことに無関心な次男イワンと心を痛める三男アレクセイ。親子の確執は激しさを増し、悲劇は起こる。信仰や死、国家と教会、貧困、父子・兄弟関係など深遠なテーマを含む人間ドラマ。現代の予言者ドストエフスキー生涯最後の作品を漫画化!ドストエフスキー(1921~1811)モスクワ出身。処女作『貧しき人々』で文壇の寵児となるが、空想社会主義サークルとの関与で逮捕され、シベリアに投獄される。出獄後は持病の癲癇に苦しみながら締め切りに追われる作家生活を送った。ロシア文学の最高峰、国民的作家である。その他の作品に『カラマーゾフの兄弟』などがある。
56件の評価 - 青年マンガ
極寒のカムチャッカ沖。ここは地獄の釜の底だ! 昭和8年、治安当局に拷問虐殺された作家・小林多喜二の代表作。労働者と資本家の対立、下層社会を描いた「蟹工船」は実際の事件を基にした作品。軍閥支配の進む昭和初期。北洋オホーツクで蟹を獲り缶詰に加工する工場船「博光丸」では、貧しい労働者たちが働いている。不衛生な環境、長時間労働を強制する監督浅川。過酷な環境に耐えきれず、やがて労働者たちは一致団結し、ストライキを起こすが……。「資本と労働」の普遍的テーマを描いたプロレタリア文学の代表作を漫画化!小林多喜二(1903~1933)秋田県生まれ。小樽高商卒業後、北海道拓殖銀行に就職するが、解雇され上京。『蟹工船』を発表し、プロレタリア文学の旗手として注目される。その後、当時、非合法の日本共産党に入党し、左翼活動に注力するが、内通者によって当時の特高警察に逮捕され、過酷な拷問により、29歳という若さで獄中死した。
29件の評価 - 青年マンガ
人間には愛の知識が必要である1000編にもおよぷ古代インドの性愛論『カーマ・シャーストラ』のうち、もっとも古く重要な文献とされているインド3大性典のひとつ『カーマ・スートラ』。「カーマ」とは「愛」のことであり、人生に「愛の研究」の重要性を説いている。人々を魅惑し続け、歴史資料としても価値の高い「愛の教典」を漫画化!ヴァーツヤーヤナ(生没年不詳)バラモン教・ニヤーヤ派の学者。宮廷詩人で『カーマ・スートラ』の編纂者であると言われているが、詳細は不明。4世紀頃に北インドで成立した説もあるが、その知識の集約は紀元前から行われており、成立後にも多くの人により追補・省略が重ねられている。
22件の評価 - 青年マンガ
中世から近世へと移りゆく変動の時代に、より確実な学問を求め続けたデカルトは、万人に平等に宿る「理性」を正しく用いることで、絶対確実な真理を得られると考えた。そして、すべてを疑うという方法的懐疑のなかから導き出された真理とは…? 近代哲学の基礎を築いたデカルトの、真理をつかむ方法が記された、哲学入門書を漫画化!デカルト(1596~1650)フランスの哲学者・自然学者・数学者。ポワチ大学を卒業後、ヨーロッパを旅しながら、多くの学者たちとの交流を得る。自己の原点を追求し、「近代哲学の父」と称される。また、解析幾何学の創始者でもある。その他の著作に『省察』『哲学原理』など。
16件の評価 - 青年マンガ
古代ギリシアの叙事詩『オデュッセイア』をたった一日のできごとに置き換え、ふたりの主人公ブルームとディーダラスの視点からダブリンの風景や人々の様子、人間の複雑な内面をも克明に描き出したジョイス。「たとえダブリンが滅んでもユリシーズがあれば再現できる」とまでいわれる20世紀を代表する傑作を漫画化。ジョイス(1882~1941)アイルランド出身の小説家・詩人。前衛的な表現を積極的に作り出すなどモダニズム文学を追求し、「タイム」誌からピカソやビートルズらと並ぶ20世紀を代表する芸術家の一人として賞賛された。作品の舞台や主題の多くはアイルランドを題材にしている。その他の作品には『ダブリンの市民』『若い芸術家の肖像』など。
16件の評価 - 青年マンガ
万事に通じる必勝の法則とは!?武経七書のひとつにも数えられ、最古にして最高の兵法書と称される「孫子の兵法」。その成立の裏には古代中国の長い戦乱の歴史と、生き残りをかけた「不敗」の真理が説かれている。戦いにおける「勝ち敗け」の条件とは。そして最上の策とは…?徹底的に戦いを分析し、その本質を見抜き、あらゆる分野での必勝の法則が記された兵法書を漫画化!・・・・・孫武(そんぶ)生没年不祥『孫子の兵法』の作者は中国「史記」に記されているふたりの人物、春秋時代の孫武と、戦国時代の孫?(そんぴん)のどちらかであるとされていたが、最近の研究では孫武のほうが有力視されている。しかし孫武に関する記述はきわめて少なく、明確な成立については現在も研究が進められている。
15件の評価 - 青年マンガ
悪徳官僚がはびこり正義も道徳も失われた中国北宋時代の末期。悪官高キュウの罠にはまり無法者たちが集まる梁山泊へ向かった林冲(りんちゅう)だが、そこで道義に生きる好漢たちと出会い、彼らとともに腐敗した国を救うべく悪と闘っていく。12世紀初頭に実在した反乱の記録を題材に、数世紀にわたる編纂を経て伝えられた中国四大奇書のひとつを漫画化。
12件の評価 - 青年マンガ
非道にも殺された父の敵を討て!デンマークの王子ハムレットの前に、亡き父王の亡霊が現れる。亡霊の口から父の死の真相を知ったハムレットは、その日から、復讐を果たすことだけを心に秘めて過ごすようになる。だが、誰にも復讐を感づかれないように狂気を装ったことから、悲劇がはじまる…。シェイクスピア四大悲劇のひとつとして知られる、傑作戯曲を漫画化!■シェイクスピア(1564~1616)イギリス出身。ルネサンス演劇の代表的作家。卓越した心理描写により、文学史上もっとも優れた作家のひとりに数えられている。執筆だけでなく、劇団、劇場の経営、俳優などもこなし、経済的な成功も得る。その他の作品に『ヴェニスの商人』、『マクベス』等。
11件の評価 - 青年マンガ
妻との贅沢な暮らしを断てず、親から経済的に自立できずにいる会社員・津田は、ある日かつての恋人・清子の居所を知らされる。家族、親戚、妻、旧友、過去の恋人……。優柔不断で利己的な男をとりまく人々の思惑が交錯する人間ドラマ。精密な心理描写で人間のエゴイズムを追い続けた文豪・夏目漱石の絶筆となった未完の長編を漫画化!夏目 漱石(1967~1916)帝国大学英文科卒業後、松山中学校などを経て、イギリスへ留学。帰国後、東大講師を務めながら作品を発表。朝日新聞社入社後は本格的に職業作家としての道を歩み始めるが、昨年は胃潰瘍と糖尿病に悩まされ、「明暗」で絶筆となった。その他の作品に「坊ちゃん」「夢十夜」等。
10件の評価 - 青年マンガ
十九世紀アメリカ、人々の生活を照らすため男たちは鯨油を求めて大海原へ旅立つ。海を支配するのは禍々しく神々しい巨大な白鯨「モビー・ディック」――――。白鯨に片足を奪われ復讐に燃える船長エイハブ、過酷な運命に翻弄される旅の船乗りイシュメル。海に生きる男たちと白鯨との死闘を描いた海洋冒険小説の名作を漫画化。■メルヴィル(1819~1891)ニューヨーク出身。教師や捕鯨船の船員、海軍水兵などを経て、執筆活動を始める。その難解な作風は一部の愛好家を除いて支持されることはなかったが、死後30年を経て再評価されるようになり、今日ではアメリカを代表する小説家として認められている。そのほかの作品に『詐欺師』『ビリー・バッド』などがある。
8件の評価 - 青年マンガ
身分階級、富者と貧者、主人と奴隷。当たり前のように不平等が存在した、近代ヨーロッパ。現代にも通じるこれらの問題はいつ、どのようにして起こり、正当化されていったのか…?専制政治の矛盾を考察し、本来の自由な存在としての、人間の不平等を解決するための社会の在り方を提唱した、政治哲学書を漫画化。■ルソー(1712~1778)スイス出身の哲学者・政治思想家。音楽家を志してパリに移り住む。懸賞論文に応募した『学問芸術論』をきっかけに、思想家としての地位を築き上げた。自由民権運動に多大な影響を与え、人民主権の概念を提唱した。その他の作品に『人間不平等起源論』『エミール』等。
8件の評価 - 青年マンガ
「朝に道を聞きてはタペに死すとも可なり」 学問を探求し、生涯人をいつくしむ心を追 求しつづけた儒教の始祖・孔子。彼の唱えた「生きるための知恵」は、弟子や民衆に多大な影響を与え、信念を貫いた言葉は現代に通ずる教えとなった。「まんがで読破 論語」の続編として、格言とその言葉に見え隠れする孔子の思想を漫画化。孔子(紀元前551~紀元前479)中国春秋時代の魯の思想家で儒教の始祖。仁と礼を論理的行為の根本におく思想を掲げ、徳治政治を達成しようとしたが、当時の体制には聞き入れられず、国政に失望して弟子たちとともに諸国を遊説した。現在では聖人と謳われ、その思想はアジアをはじめ世界中に広く伝えられている。
5件の評価 - 青年マンガ
王朝時代を展望する珠玉の和歌の数々。天智天皇から順徳院に至るまで、百人の歌人の和歌を一首ずつ集めた和歌集『百人一首』。そのわずか31文字のなかに込められた情景をたどっていくと、当時の人々の情感豊かな想いがよみがえる─。古来より続く、日本文化の象徴であり、また、かるた遊びとしても人々に親しまれ、時を超えて読み継がれる名歌の数々を漫画化!編纂者紹介藤原 定家(ふじわらの ていか)1162~1241歌人、古典学者。平安末期から鎌倉初期の激動の時代に朝廷に仕え、『新古今和歌集』や『神勅撰和歌集』などの編纂にたずさわる。その名歌の数々から、歌人としての地位を不動のものとした。その他の作品に『明月記』『後鳥羽院熊野御幸記』等。
2件の評価 - 青年マンガ
明治18年、新聞「時事新報」に無署名で掲載された社説で、福沢諭吉によって書かれたといわれている。1853年の黒船到来、鎖国体制の崩壊、そして明治維新。激動という言葉すら甘い大激震の時代。明治政府は儒教的な伝統を保守するのか、近代文明を受容し邁進するのかを迫られた。西欧列強に良いように操られず、独立国として矜持を保つためには、どうすればいいのか。近代文明を、清濁あわせ飲む覚悟が必要である、と福沢諭吉は説いた。脱亜入欧の源流であり、ひいてはその後のアジア各国への侵略を促したと批判され、現在の嫌韓・嫌中に通じると捉われかねないが、決してそうではない。日本はもちろん、伝統的国家構造を保つアジア全体を顧慮し、これからのあるべき姿を示した論なのである。
0件の評価 - 青年マンガ
第一次世界大戦で疲弊しきったイギリス経済は、失業率25%という大不況にあえいでいた。しかしこの国家の危機にも、経済学の主流である「古典派経済学派」は古い価値観にとらわれ、「いずれ時が解決してくれる」という姿勢から離れない。経済学者として、また財務官僚として一級の感覚を持っていたケインズは、この状況に疑問を持ち、そしてひとつの結論に達する。「不況が経済理論どおりに解決しないのは、イレギュラーな事態だからではない。 経済学そのものが、発展した社会から取り残されているからだ!」ケインズは全精力を傾け、現代の社会に対応した経済理論を開発する。それこそが、いまや経済学の教科書となった『雇用・利子および貨幣の一般理論』なのである。経済学を「近代」から「現代」へ一気に進化させた革命的な一書、その理論は「不況の経済学」とも言われ不況の時こそ彼の経済学は輝きだす。
0件の評価 - 青年マンガ
江戸時代から語り継がれる日本三大怪談のひとつ。浪人武士の民谷伊右衛門は、妻の岩との仲を裂こうとする四谷左門(岩の父)を殺害する。だが復縁後、岩は病気がちになり、生活に苦悩するようになった。そんななか、隣人である伊藤喜兵衛に、出世の道をそそのかされた伊右衛門が岩を裏切ったことから、壮絶な復讐劇がはじまる―。