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ふたつの若い才能の運命的な出会い! 人気マンガ家“坂井大蔵”の息子でありながら、その父を嫌って小説を書く町蔵と、大蔵に憧れてマンガを描く鉄男。やがて、2人は合作で漫画大賞に応募することに…。'01年11月に発売された単行本が、「月刊イッキ」新創刊を記念してB6サイズの新装版になって登場。

G戦場ヘヴンズドア

| 小学館(出版)

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Ebook販売元 : コミックシーモア

G戦場ヘヴンズドアのレビューが0 件あります

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90件のネット上の評価があります

  • 100

    sakuhindb

    【良い点】とにかく熱い。名言も素晴らしい。何かを作ろうとした人、さらにその何かをどんな出来であれ完成させた人には、堪らないマンガだと思う。また三巻というコンパクトな量には、無駄が一切ない。【悪い点】絵のクセが強い。ネーム読んで描いた人の心情ってわかんのか?と、マンガを読みはするが詳しくはないしまして作ったことのない自分には、そう感じる時がある。あと登場人物が不器用すぎて、なぜそこで態度や言葉に出さない?と思ったりもする。間違いなく好みは別れる。【総合評価】本当に、私の素直な感想を上げるとすれば、このマンガは最高だった。好みは別れるよなぁ……ハマらん人はハマらんよなぁ……という、評価は客観的にこなすべきだという自律心をかなぐり捨てて、このマンガは最高だ!!と叫びたい。此処に出てくる登場人物はとにかく不器用で、だから人によってはなんでそんな回りくどいことすんの?とか、もっと素直に教えたり導いてあげなきゃ可哀想だろ!って思う人もいるだろう。実際私もそう感じたことがある。でも、何かを作る人の中は、伝えたいことがたくさんあるのに、人と関わるには不器用すぎて、だから作品を作らずにはいられないっていう人種がいる。それは創作の道で食べている人だろうが、趣味としてやっている人だろうが、そういう不器用な人種には大なり小なりそんなジレンマがある。もっと器用に生きられれば、その人たちはそもそも作品なんて作らずに人生を生きていけただろう。何かに形を残さなければ、生きていけない。何かにぶつけなければ、我慢出来ない。創作家として食べていない人間でも、そんな人はたくさんいる。私もそんな人間で、大したものなんて作れないし、それで食べてる訳でもないから、見せる人もいないのに、時々絵を描かずにはいられなくなる。そこにある必要は私の衝動だけ。不器用だから生きづらくて堪らない、だから何かにぶつけなければ、やっていけない。鉄男と町蔵の親は、不器用にも程がある人間たちだ。親として子どもを教育出来てない、人間として問題があり過ぎる。でも、そもそも親はどうやって子どもを教育するのか?社会で生きていく上で、やってはいけないこと(犯罪とか)を注意するだけか?そうじゃない。人間としての生き様を見せるのが、親の仕事だ。別に誇りとか尊厳とかじゃなくても、一人の人間が生きる後ろ姿を見ていくことで、子どもは勝手にその信念を咀嚼していくんじゃなかろうか。だいたい一瞬の言葉や行動だけで、生き様なんて学ぶことは出来ない。そして親は子どもを信じるしかないのだ、所詮、人は自分以外になれないのだから。何かしら生きることが難しいと感じたことのある人間には、本当オススメ。素晴らしい余韻が待っている。

  • 80

    sakuhindb

    一応、この人のマンガは、他にプラスチック解体高校と少女ファイトを読ませて頂きました。共通して思ったのは、非常に、けれんやハッタリが強い人だな、という印象です。あんまり、リアリティというものは、ハナから目指していない。事実、この作品も、いい歳なんだから、もうちょっと話し合いなさいよそれで解決できる問題でしょ、というキャラクターが多くて、リアリティに欠ける面はあります。でも、この人、そんなご都合主義的ハッタリを、読者をひきつける為のみにやっているのかというと、そうでもないと思うんです。むしろ、キャラクターをカリカチュア化した果てにこそ、その人間の本質なり真実なりがあると思ってる人なんでしょう。その意味では、昔ながらのマンガ、梶原一騎や小池一夫に近いものがあると思います。それが絵にも表れていて、今どき珍しい、入りと抜きのある線で表現されている。この作品中にも、主人公が入り抜きのある線を描く為に、特訓してるシーンがあるんですが、今はむしろ入り抜き線の無いマンガの方が主流です。入り抜き線が描けないとマンガが描けない、ということはありませんし、それでテクニックや表現方法の優劣が決まるわけでもありません。しかし、それを作品中にも取り上げて、実際のマンガもそれで描いている、ということはやはり、昔ながらの入り抜きで表現される、ちょっとハッタリの強い絵にこそ、マンガの本質があると思ってる人なんでしょう。ただ、こういった、アクの強い表現方法(ストーリーにおいても、絵の面においても)が少なくなっていったのは、時代の流行・要請があったからです。80年代以降は、映画的カットバックを取り入れて背景にキャラクターの心情を語らせようとしたり、あえて山場のセリフや会話を抜いて、キャラクターの心情を語らせなかったりというマンガが増えてきます。そこに慣れてしまった人が、こういうマンガを読むと、どうもクドく感じてしまう。割と好き嫌いがはっきり別れるのは、その為なんだと思います。私の趣味としては、このタイプのマンガ家さんは少なくなっているので、今後もがんばって欲しいなあという思いも込みで評価は「とても良い」にさせて頂きます。

  • 100

    manga_review


    熱くて、青臭くて、読むと疲れる漫画。こういった作品を描くことのできる女性漫画家は稀だ。いや描こうとする、といったほうが正しいか。いずれにせよ、最近の漫画には希薄な傾向を持った漫画である。

    刃の切っ先を突き付けられるような感覚を抱きながら読んだ。そう、無意識のうちに恐れを抱きながら。

    自分の心を無意識のうちに包んでいるオブラートを、読んでいくうちに、一枚ずつ剥がされていく感じだ。作者は問いかけてくる。夢とは何か、自分とは何か、友情とは何か。自分で言葉にうまくまとめることもできないし、口に出すのも恥ずかしいテーマである。また、成人となり、そういった類の事柄を幼少の頃よりも抑圧しながら生きている身としては、直視することが難しいテーマである。いや、直視したくないといったほうが正しいか。

    しかし、それらのテーマを正面から、荒削りながらもしっかりと描いている。私はこの漫画を読んでハッとしたのである。小中学生の頃は誰もが兼ね備えていたであろう夢を、大人になっても持ち続けることの大変さ、それに伴う自己責任の大きさが伝わってきたからだ。このテーマを、3巻という限られた巻数の中でまとめた作者の技量を称賛したい。

    絵も荒削りであるため、好き嫌いは分かれるだろう。だが、私はこういった作風に、絵が見事に一致していると感じられた。青臭さが際立つため、食わず嫌いしてしまう人が多いかもしれないことは事実であるが。

    全体的に見れば、エンターテイメント性を備えつつ、考えさせられる漫画として確立していることは事実である。だが好みは分かれるだろう。上記のような現実、事実を直視できるか。また絵であきらめずに読みとおすことができるか。その二点でこの漫画の評価ははっきりとわかれるだろうし、分かれた方が議論の余地も残される。私としては、3巻の中でこれほど完結している漫画とは出会ったことがないし、多くの巻をかけてもこういったテーマに深い意味を与え、ある種の解ともいうべきものを提示できた漫画にあまり出会えたことがない。私の中では、歴代の漫画の中でも頂点に君臨する漫画である。文句なしの10点。

  • 10

    manga_review

    大嫌いな漫画、まず主人公のモジャ男がどうしようもなく嫌い
    情緒不安定で超自己中、事あるごとにすぐ泣きだし、全て悟りましたみたいな顔して
    勝手に打ちひしがれてる様が溜まらなくイライラする。
    そして碌に鉄男の悩みすら聞かなかったくせに、鉄男の進路変更を聞いていきなり殴る有り様、
    「オレを巻き込んどいて」と言いながら自己中全開で殴りまくるモジャ男さんにドン引きさせられた。
    終いには、鉄男の彼女と分かっていながら久美子をデートに誘い
    挙句、何の自制も無いまま抱こうとする始末、とんだ発情野郎だ。

    まあ、モジャ男は別格としても、その他のキャラも8割方嫌い。
    特に主人公2人とその身内、「不器用」と言えばまだ聞こえはいいけど
    要するに「メンヘラ」集団、まともな奴は一人としていない。
    何しろ、鉄男親子と彼女の久美子で作中にリスカが3人もいるんだから、
    読んでて頭も痛くなってくるというもの。

    というか、全員が全員、他人を振り回しすぎでしょ
    親父2人は、まず息子ともう少し話し合えば?
    漫画ばっか描いて、碌に息子と会話もしてなかっただろうに
    モジャ父がモジャ男のために漫画描いてたとか言われてもね…
    美談にするには無理ありすぎるわ
    モジャ男は例のごとく何か感動して泣いてたけど。

    鉄男の親父の行動原理も何が何だか…、お前は息子をどうしたいのかと
    妻の葬式に来て「ネームは?」じゃねえよ、そりゃ鉄男の精神もおかしくなるわ
    久美子も鉄男に依存してたくせに、鉄男が一番弱ってる時期に、他の男のとこに行くとか言い出すし…
    こいつら、どういう精神してんの?鬼畜かっ
    かなり鉄男目線になったけど、このキャラも親父同様何考えてるかよく分からないので好きじゃない。

    こんなに読んでてストレス溜まる漫画は初めてだったので驚いた。
    世間での評価の高さが嘘みたいな内容。

  • 90

    manga_review

    「バクマン」や島本作品等に代表される「漫画家を目指す主人公の成長と知識漫画」ということを期待して本作品をお読みになれば肩透かしを喰らうかもしれません。
    もちろんそういった記述がないではありませんが、本書で述べられているのはどちらかと言えば業界的、技術的なものではなくてメンタル面の心構え的なものが多いです。(「漫画は修練するものではない。覚醒するものだ」など)
    「狂気について」の記述が漫画精神論のオブラートに包んだ本作の隠れたテーマのひとつであろうことが関連しているんでしょう。(巻末の戸川純の「赤い戦車」歌詞のセレクトが松本大洋「ピンポン」の「血って鉄の味がする」とフィードバックしてしまうときがあります。)

    作者の哲学的な主張がにおいすぎている本作以前の日本橋作品を読んでおられる(ある種かなりマニアな部類の)読者の皆様はこのアタリの意味がかなり理解していただけるのではないでしょうか?そういった意味で日本橋作品は松本大洋、古谷実後期作品、バガボンド(井上先生)蒼天航路(王先生)シグルイ(山口先生)の系譜に限りなく近いといえるかも知れません。

    日本橋先生の作品は「交錯する人間心理の神経質なほどの描写」「スクランブル(三角関係など)における「退き」の美学=ダンディズム」(からくりサーカスの勝の恋愛論みたいな)「主役が誰だか分からなくなっても読めてしまう漫画セオリーの掟破り」などかなり際立った独特な特徴があります。本作は3巻というコンパクトさでそれらが凝縮された良作であると思います。「家族」「繋がり」についての執拗なまでのこだわり、でも必要以上にべたつかない。そしてなにか不思議な余韻が残ります。

  • 50

    manga_review

    非常に密度の濃い漫画。
    というのも、その「濃い」というのは畢竟、「狭い」漫画だと言い換えることもできる。勿論、その是非は断言できないが。
    その「狭さ」について、以下に列挙する。

    ?空間が狭い
    舞台設定が細かく書かれているわけではないが、おそらく、都内某所(?)のご近所だけで話が完結する。

    ?時間が狭い
    高校生という時間のままで話は進んでいく。
    (エピローグのみ例外。)

    ?人間関係が狭い
    主要人物はかなり早い段階で出揃い、後は、その少ない人間達の間のやり取りで話が進行する。誰と誰が実は昔にこういうやり取りがあった!とか、実は誰々が○○という重要な人物だった!という(多少無茶な)設定の連続で、人間関係をどんどん密に・濃く描いている。

    ?コマが狭い
    1ページ内の書き込み量がハンパない。大ゴマも滅多に多用せず、絵の密度が非常に濃い。また、その小さいコマに、やたら太い描線の絵があるために、熱く、濃く、感じられる。


    これらの特徴は、次作の少女ファイトでも散見されることで、この作者の特徴は、ある程度好き嫌いの分かれるところかもしれない。

    だがしかし、このレビュー数の多さは異常。。。
    ぶっちゃけ、そんなに大した漫画でもないと思う。それぞれのキャラの行動理由が不明確で感情移入できないシーンも。

    少なくとも、作者があとがきで言及しているような「編集王」「吼えろ(燃えよ)ペン」「まんが道」といった作品の方が、よほど歴史的名作だと断言できる。

    もっとも、この「G戦場〜」は、漫画家漫画というよりは、3角関係を中心に据えた少女マンガと見たほうがわかりやすいので、それらの名作群と比較すること自体がおかしいのだが。

  • 40

    manga_review

    ものすごく期待はずれ。勝手に期待したんだけど。

    たった3巻で完結なのに、ココでの評価がものすごく高いから、よほど内容がつまっていて無駄のない仕上がりになっているのだろうなと思って読み始めた。

    不幸、訳アリな家庭の才能ある主人公とその仲間、主人公の回りに起こる不幸、仲間と反発しながら悲劇的な結末かと思いきや、最終的にはハッピーエンド。この余りにもアリガチな展開にまず違和感。

    漫画、小説、映画、ゲームなど、アリガチでも面白い作品はいくらでもあるのだが、それらは決まってキャラが魅力的だったり、設定や台詞に矛盾がなかったり、適度な進行で感情移入しやすく受け入れやすい。

    だがこの漫画は、キャラは相変わらず中二だわ、序盤の意味ありげな台詞が最後まで無意味だわ、キャラが設定に対して不可解な行動をとるわ(と言うより序盤の台詞や行動が後で付け足されたであろう設定に合っていない。3巻程度でコレは酷い。)、進行は早いと言うよりは暴走気味だわで、いいところを探しづらい。

    期待しすぎて、失望が大きすぎるのかもしれないけれど、少なくとも俺はプラスチックから成長した部分があるとは思えない。

    レビューサイトでの評価と自分の評価で差があるものは結構あるのだけど、この漫画ほど「ないわ・・・」と思った作品は今までなかった。

  • 90

    manga_review

    ひさびさに「震えさせてくれる」漫画に出合えましたねぇ。でも この漫画の 意図する事を全て理解できたとは全く思えないんすよ。なんか読むたび新しい メッセージに気づく、みたいな感じでしたんで。だからこそ今、レビューを  したくなかったんですけど 読んだ年齢や環境によって、また違う見方が出来る ような漫画だと思うんで、とりあえず暫定的な点数とレビューを出すことにしました。
    この漫画を読んで まず最初に感じた事は この漫画ほど 漫画家として、裸で  ぶつかった作品はないなーって事です。出てくるキャラの一言一言が読者はもちろん  作家さん自身を戒めたり鼓舞したりしてるような気がするんですよね。 例えば3巻の町蔵の「オレ達は、わかりたいんだよ。自分のこと。自分の  くるったとこ、描いて治してんだ。」なんてセリフは なんか天才にしか 分からない天才の苦しみ、みたいなのを感じましたし。
    んで この作家自身が 今までの漫画が打ち切りばかりだったからこそ描けたと 言ってましたが まさに そんな気がしますね。おそらく作家さん本人も感じた事が あるであろう自分の才能への壁、挫折なんかを しっかりと盛り込み、尚且つ 「夢が叶わなくても幸せになれる」という事を描ききったのは お見事だと思います。

  • 90

    manga_review

    日本橋ヨヲコの絵と作風は暑苦しくて好きじゃない。
    友達に借りた「バシズム」を読んでそう思っていた。

    しかし、これは凄い。確かに説教臭いし、暑苦しい。
    でも凄い漫画なんです。

    キャラクターが魅力的。(特に久美子!)
    奥行きを感じます。絵も凄く上手い。
    はっとさせられるセリフの連続。

    「自分から読み手を選ぶとは思い上がりも甚だしい」
    「誰も生き急げなんて言ってくれない」
    「アタックってさ、派手だけど意外と簡単なんだよね」

    などなど・・・
    コソコソ何か描いてる身としてはグサグサ刺さります。

    鉄男が堺田のネームを読んで最後に言った
    「こんな血の通った遺書の様な漫画は読んだことがない」
    まさに、こんな漫画のことじゃないでしょうか。

    絵画、建築、料理などモノを造りだすことに関しては、
    女性より男性の方が優れている場合が多いですが、
    それは男性がモノを作り出す興奮の中に性的興奮も兼ねている場合があるからと聞いたことがあります。
    おそらく日本橋ヨヲコさんは女性には少ない、そっち側の人なんだと思います。
    一巻の巻末インタビューで「漫画を描いていてイっちゃう時がある」と仰ってましたし。

    この漫画読んで良かった。頑張ろうって気になる。

    参りました。

  • 80

    manga_review

    バイト代が入り、なんかまんがでも買ってみるかと、なんとなく取ってみた本。そういう本はいくらでもあるが、これほど大きな当たりは無かったと思う。
    自分自身が小説を書く事を趣味にしているため、そういう影響もあったかも知れない。だけど、創作活動をしてない友人たちにも充分進められる作品だと思ったのは、まず第一に「人生教訓」だ。最近の子供たちには嫌われる「熱くてクサイ」作品である本作は、あちこちに人生教訓をちりばめ、主人公である高校生二人に経験という形で読者に叩きつける形をとっている。見てて痛々しい、幸せになって欲しい。そのハズなのにもっと傷ついて欲しいと思う、そういうジレンマに陥るのだ。
    特筆したいのは、作者が女性であるという点だ。
    男女差別をするわけではないのだが(この時点で差別をしているとか言うのは置いておいて)、女性というのはこれほどまでに強いものを持っているのだ、と本当にびっくりした。まるで教育的指導という形で竹刀で打たれたかの様に衝撃が訪れるメッセージ性。女性というカテゴライズは、もはや無意味になっているのだろう。
    得点は8点。やはり「熱くてクサイ」故にその分読者は減るからだ。「読者を選ぼう」なんて、本人は考えてないだろうが。

  • 40

    sakuhindb

    この漫画に出てくる親全員に好感が持てませんでした子供に何も語らず放置している癖に自分の信念ばかり押し付けるどうして漫画を描くのか?どうして離婚したのか?どうして自分に構ってくれないのか?会ってくれないのか?分からず不安なまま成長し生活が荒れれば「お前は何も分かっていない」と卑下話すことは偉そうで難解なかっこいい台詞ばかりで子供には真意が全く伝わらない日常生活でも葬式でも授賞式ですらも漫画を優先し子供を追い詰める最後は「誤解だったんだ」「こういうことだったんだ」「そういう意味か」と子供が気付き和やかに収まりますがハッピーエンドは全部運と偶然、あと子供の努力の産物ですでかい顔して子供にご高説垂れ流してた親なんて本来何の役にも立っていません漫画に命をかける!人生をかける!と暑苦しい思いは凄く伝わってくるのですがなら面倒見れない子供なんか作らず漫画と結婚してろとくさい台詞も多くて「この人自分に酔っているんじゃないか」と冷めることもしばしば残念ながら雰囲気に飲まれきれませんでした

  • 100

    manga_review

    まさに私の人生を変えたと言っても過言ではない漫画。
    読んで打ちのめされた漫画ってこれが初めてです。

    初めてこの漫画を読んだとき、途中で休むことも出来ずに
    ボロボロ泣きながら読みました。

    でもこの漫画、合う人にはとことんまで合うけど
    合わない人には一切面白くない漫画だそうです。
    たぶんなんでこんなに評価されるのかわからない人も多いのではないかと思います。
    創る人にしかわからないようななにかがこの漫画にはあるのです。

    この漫画は「創造すること」の苦しみや楽しさをリアルに描いています。
    漫画でしか生きられない主人公の姿。熱くて真剣な人物。一言一言突き刺さるような台詞の数々。
    展開はそこまで目新しいというものではありませんが、有無を言わせないパワーがあります。
    たった3巻だけとは思えない内容の濃さにも驚愕。

    私が今まで読んだ漫画の中で最も泣けて最もおもしろいと思う漫画です。
    一回読んでみる価値はあると思います。好き嫌いは別として。

  • 60

    sakuhindb

    バシズム全開なこの作品。かの熱血漫画家島本和彦氏が「こいつらの情熱には背筋が凍りつく!」と帯に寄せている様に、私自身この作品を読んでこれまで体感したことのない背筋が凍りつく程の震えを覚えた。それだけでもこの作品は傑作なのでしょう。だが好きか嫌いかで言えば嫌いだ。あまりにも作者の熱がこもり過ぎていて引いてしまった。キャラクターの言動に一々鳥肌を立てながらも、心の何処かでは冷めた目で見ていた。この作品は台詞などの表現があまりにもオーバーであざとくなりすぎているため、もう少し抑えた方が良かったのではなかろうか。そしてプラ解でも思ったことだが、この作者の描くエロシーンは気持ち悪い。別に濡れ場を描くなとは言わないが、そんなにネチっこく描かなくても・・・とは思う。ただでさえ絵柄に癖があるんだから。個人的にはG戦よりも表現が控え気味で、現時点ではエロシーンも無い少女ファイトの方が好きだ。この作品自体は嫌いだが、評価はしているので「良い」にしておく。

  • 80

    manga_review

    キャラ描写が濃いです。ストーリーもとても青臭い。好き嫌いのわかれそうな漫画だと思いました。
    クールな鉄男と熱くなる町蔵の二人が織りなす物語には、青春してますっていう空気が全面に流れています。二人の父親も並の人間ではありません。どこかオペラティックな、大げさとも言える演出もあります。さらに日本橋先生の作画は描線が太く、好みも分かれそうです。
    しかし、そういう漫画に引き込まれました。なぜか青臭いとわかっていても、私を熱くさせるものがあったからです。この漫画に出てくる登場人物はみなギラギラと目を光らせています。漫画家の世界がどのような世界か詳しくは知りませんが、漫画の世界の厳しさ、夢を持ち続けてそれを実現することの厳しさがひしひしと伝わってきました。友人には勧めづらい漫画ですが、漫画通の方ならこの漫画のよさがわかると思います。これだけのメッセージが含まれた漫画を3巻におさめたのはすごいことです。

  • 80

    manga_review

    最近IKKIに打ちのめされ続けてるような気がします…
    と言っても2作品目ですが…

    レビューを読んで以来ずっと気になってて、今日やっと全巻揃えました。

    読後直後の感想としては、レビューにあるとおりイイ作品です。
    いつも思うけど、作品を批判するのは簡単だけど、イイ作品を称賛するのは難しい…
    でもイイ作品は読めば必ず不思議な満腹感を与えてくれる、読んだ後心地いい余韻があるような気がするんですよね
    この作品を読んで久し振りにその余韻に浸れました。

    あと作品を3巻にまとめているのもこの評価に繋がってます。
    簡潔だけど濃厚、そして中編(短編?)ゆえに気楽に読みやすい…
    まだのヒトはとりあえず中古でも手にとってみてもいいのでは?

    点数は、この後二度、三度読むごとに印象が変わりそうなので今はこのへんで。
    でも再度読むことで作品への理解や愛着が深まると思うんで下がることはナイと思います。

  • 80

    sakuhindb

    【良い点】・とにかく熱い!魂を鷲掴みにされるような怖さと熱さがあります【悪い点】・マンガ家漫画としてはリアリティーがないしらける、寒いといった意見があるもの納得できます【総合評価】人気マンガ家と敏腕編集者、それぞれの子供の奇跡的で必然的な運命出会いの中で漫画制作に命を賭けひとつの才能が開花して、それが崩壊するまでの様は、読み手としても身が震えるほどでしたマンガ制作はGペンで線上を描く戦場だ!そこに全てを費やせる限られた才能だけがある領域にまでたどり着ける。というタイトルだと思うのだけれど、まさしくそれを体現してその矜持は十二分に伝わってきました人として大切なものを模索して、失って、見つけ出す物語で、魂の奥底までもを覗かせてくれるキャラたちが織り成す青春劇ですがこんなにも真っ直ぐに描かれてしまってはコチラとしても真っ直ぐに読むしかない。それだけのチカラを感じる作品でした

  • 80

    manga_review

    普通の漫画とはかなりノリが違うからか、空気感が異質。そしてその中に凄まじい何かを感じる。
    俺はこの作品の中のどのキャラクターにも感情移入できなかったが、それでも読めたし読まざるを得ないものを感じた。飽きっぽい俺にとって、こんなことは本当に珍しい。

    この漫画は間違いなく日本橋ヨヲコの最高傑作だろう。本人も「すべての回を最終回のつもりで書き上げた」と言っていたが、それも納得。ここまで気合のこもった漫画はそう多くない。
    はっきり言って人によっては引いちゃいそうなくらいの熱さと真剣味がある漫画だが、それが読者に有無を言わせぬ凄味となって伝わってくるのが素晴らしい。
    俺はこの作品を「楽しむ」ことはできなかったが、「凄い」とは思った。間違いなくこれは傑作と呼ばれていい漫画だと思う。あいまいなレビューで申し訳ないが、これが本音だ。

  • 80

    sakuhindb

    漫画ってここまで壮絶なのか・・・ここまでやるのかと思う。それぞれの生き様をまざまざと見せつけられ、読んだあとには激しい激情が自分の中にあった。ここまでやるのかというほどにやりきるストーリー構成。その演出一つ一つが全く無駄にならず、作者独特の節の利いたセリフで完結されている。絵とセリフで生かすのではなく日本橋さんは言葉そのもので生かすことができる。ふつうならば言葉と絵が入ったコマならば絵に目が行きがちだがこの漫画はむしろ言葉を目で追ってしまう。私は太い線の絵が嫌いである。太い線にすることでどうも下書きからペンを入れる過程で逃げている感じがする。私は線が極端に太いマンガをたくさん見てきたが、初めて太いのも良いなという気持ちになった。この漫画に至っては細い線は考えられない。作品に絶妙にマッチしている。

  • 80

    manga_review

    もう作者が、好きな構図、好きな登場人物、好きなセリフをこれでもかというぐらいに書き込んでいます。

    日本橋先生は本作品以前の連載はすべて打ち切りだったそうで、打ち切りられる前に思い切り自分の表現したい描写を描きまくったのでしょうか。

    なので内容が濃い。セリフが極端に多いとかではないのですが、なぜか1巻を読むのに膨大なエネルギーを消費します。

    絵は、非常に上手だと思うのですが、かなり実験的なデザインにしているコマも所々に見受けられます。

    説教臭さは人によっては鼻につくかもしれませんが、それは読者に伝えたいことがはっきりとある、芯のある漫画である証拠なのかなと思いました。

    漫画家だけでなく、ものづくりに従事している人には、是非とも読んでほしい漫画だと思います。

  • 100

    cmoa

    漫画家の息子と編集者の息子の話です。漫画家の息子は自分から親父を取り上げるかのような漫画に対して嫌悪感を抱いているのですが、同級生の漫画を描く鉄ちゃんと触れ合う事で、漫画に対して違う感情を抱くことになり、そこに幼なじみの久美子が絡んできて。
    強く感情を揺さぶるような激しい情熱に突き動かされ魂と命を削るような漫画の世界、修羅の道を行くことに

    日本橋作品は各作品同士の繋がりがあってニヤニヤします。鉄ちゃんと久美子の娘が少女ファイトのメンバーの一人だったり、(本人達も出演してたり)都先生はプラスチック高校だったかな?のキャラだったり。全部の世界観が繋がっていて楽しいです。
    そして日本橋作品の共通点ともいえる魂の叫びのようなセリフが読んでて良かったと思えます。

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