南海の離島・古志木島(こしきじま)。医療設備もままならないその島へ、東京の大学病院にいたという、何やらわけありの外科医・五島健助が船酔いに耐えながらやってきた。だが着任初日、診療所を訪れた患者はゼロ。看護婦の星野は「この島の人達は、本当に具合が悪かったら、本土の病院に船で6時間かけて行くんです。誰もこんなとこで診てもらいたくないですからね」と言う。なんだか気が抜けてしまった健介だが、その日の夜「タケヒロが大変だ」と、友達のクニオが血相を変えてやって来た。早速タケヒロの家に行った健介は、急性虫垂炎と診断。早急に手術をしないと、命が危ない。しかし島に来る医者を信用していないタケヒロの父親は、健介が手術することを拒否。船で本土の病院へ運ぶという。
- 年代: 2000年(完結)
- 巻数 25巻
- 掲載誌 ビッグコミックオリジナル
- 出版社 小学館
- ジャンル 青年マンガ 、 ヒューマンドラマ 、 医療
Dr.コトー診療所のレビューが0 件あります
レビューを投稿する21件のネット上の評価があります
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60
sakuhindb
医療漫画でブラックジャックや〜によろしくや医龍などとまた違う構成で、いろんなパターンがあるもんだと感心したのが素直な最初の感想。医療現場の問題点や大学病院の政治闘争、はたまた命の重さは金で買えないことを逆説的に高額な診療費で表現するといったことでもなく、この漫画ではただただ天才医師が神のごとき完成された人間性で、かかわるすべての人間たちを治していくという物語です。さすがにそれではドラマが成立しないからか、カップラーメンばかり食べる自分の健康には無頓着なところや、船や暑さに弱いといったところで人間味を出そうとしているのも御愛嬌です。他の論者の方も書かれてるように物語の最後に次の物語の波乱を予想させるような引きでしめるのですが、そうでもしないと次の物語への興味がわかないほどコトー医師が天才すぎるのです。とはいえこういった完璧超人を主役に添えてよく続いているなあと感心します。やはり星野さんが物語を支える素晴らしいヒロインだと思います。他人の気持ちまで読み切って述べるコトーに、わかってても割り切れないことってあるんだと星野さんはコトーをたしなめます。それを見て私は、人間、コトーのように完璧じゃくてもいいのだと安心するのです。天才医師が人の善意に囲まれてできる物語は普通面白みにかけ、漫画としては成り立たなさそうですが星野さんやシゲさんといったキャラクターがここまでこの漫画を引っ張ってきたのだと思います。物語としてはやや面白みに欠けますが、星野さんとミナちゃんのキャラ、そして20巻を過ぎて多少登場人物が減ってきてはいるものの数少ない登場人物とたまに来る本土の人間だけでそれぞれの人生のドラマにうまくコトーを絡めてストーリーをここまで作ってきたことにこの漫画の面白さを感じます。評価は、漫画に欠かせない意外性という要素がないこの漫画への不満を考慮して、良い。(例外が1度だけ。三上?の死だけは驚きでした。)毒のある漫画が嫌いな人にはお勧めです。無毒無害、清廉潔白な漫画です。
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60
cmoa
今年ドラマが再放送され、改めてこのドラマが大好きで大好きで、原作を読んで見たくなり、既刊を全て購入しました。作者の方が病気や事故で連載が9年間休載しているとの事で、とても残念に思いますが、私個人の感想としては、ドラマのほうが原作を越えて感動したし素晴らしかったです。ストーリーはドラマとかなり違っていて、三上先生と鳴海先生が双子だったとか、ミナさんとクニちゃんがいい雰囲気だとか、驚きの展開です。あと、最後までひっかかったのが、今時ナースキャップをつける看護士はいないし、ナースという呼び方も古いし、彩佳の制服のスカート丈が短すぎるし、ちょっと時代錯誤かなぁと。
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100
cmoa
ドラマを観てから原作を知りました。ドラマ版はキャスティングも構成も全て良く、毎回涙を流しながら観てました。原作では原さんは一番最初にコトー先生を信頼してくれる島民ですがドラマでは逆でしたね。医療漫画なので手術シーンはほぼ毎回ありますがマレにほっこりする回もありますよ。ウミガメを助けたりヌイグルミを治してくれたり・・・。ストーリーもきちんとしていて深く、色々考えさせられるところもあります。時々読み返したくなる素敵な作品ですよ。
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100
cmoa
コミックで読んでました。のんびりとした自然豊かな島が舞台。どこか抜けていそうなコトー先生、しかし本当は切れ者の医師。しかも熱意と人に対する愛情に溢れた人物。感動モノの王道ではあるが、不信感を持つ人、敵対視する人が、徐々にコトー先生を認めていく様子は感動必至です。それにしても離島医療は大変だなぁ。
あまり好きな絵ではなかったのですが、読み進めるうちに気にならなくなりました。順を追って読み進めてほしい作品です。 -
100
cmoa
医学としての面白さだけじゃなく。人間味あふれるエピソードが、事件の合間にたた見られ、話に奥行きがあり感動を誘います。
もちろんコトー先生の医術もさすがです。
しかし島にこんだけ、病人、怪我人がいるのか?というツッコミだけは、あえてせずにおきたいです。
加えて、絵の旨さ、表情の豊かさ等も素晴らしいですよね。
一気に読んじゃいましたよ。 -
100
cmoa
ドラマ版も好きですが、私としては漫画の方が面白いと思いました
一見頼りないゴトー先生、でも実は凄腕の天才外科医
看護婦の星野さんとのコンビもなかなかのものです
ただ、あえていうなら漁師の原さんだけはドラマの方がかっこよかった(笑)
今日も孤島で、緊急手術
果たしてコトーは患者を救えるのか?
是非一度読んでみてくださいね -
80
cmoa
【このレビューはネタバレを含みます】 昔、途中まで読んで、新刊が出るのを放置していたのでまとめ買い。
感動医療ものです。と言っても、こんなスーパードクターはいないはずなので、モデルはいるものの、あくまでフィクションとしてです。
ただ、作者の療養で25巻中途半端で終わっており、再開がないと、少しモヤモヤします。 -
60
cmoa
1話しか読んでないので、評価3にしました。
まず、この絵の感じが苦手です(-"-;)あと、場面が変わるときにアップになる感じもちょっと嫌でした。内容的には続きが気になる感じなので、ポイントが余ってたら続き読んでみようかなー。
ドラマ見てなかったので、DRコトーの過去が気になります。 -
80
cmoa
ドラマでのコトー先生よりややヘタレ気味なのがウケましたが、やはりコトー先生は私の理想です
優しくて、でもしっかり信念を持っていて。
テレビドラマでは見られなかったエピソードもあるのでしょうか。
続きが気になります。 -
80
cmoa
【このレビューはネタバレを含みます】 ドラマをみて気になっていたので購入しました。原作の方が色々あってより面白いです。最後、色んな事が解決しないまま完結なのが残念です。
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60
cmoa
【このレビューはネタバレを含みます】 医療をテーマにしているので、当然かもしれませんが、思っていたより描写がエグいです。
特に片腕がちぎれかけたシーンが。。 -
100
cmoa
ドラマ化で話題になりましたよねコトー先生と島の人々が診療を通じて心を通わせていく様子に感動です。
ストーリーはもちろん、絵も優しく、じんわりと心を癒やしてくれます。 -
100
cmoa
しみじみと、医療とは命と向き合うものだと思いました。
一人の医師が小さな島の住民たちと色々乗り越えて、信頼しあっていく姿がとてもいいです
続きが気になります -
100
cmoa
村の人達といろいろある過程で友情が深まり、コトー先生が認められる。という思わず応援したくなる話です。笑えて泣けて本当に良い話だと思います!!
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80
cmoa
ドラマ見てました!懐かしいーーー!!初めて漫画で読みましたが、ひねくれた人間に度々イライラしましたわ!
最後はやっぱり、dr.コトーよ -
100
cmoa
ドラマとは違って別の楽しめ方があり、島の人と何か起きてもちゃんと絆も深まったりその絆に傷が入ることもあるけど絆の強さに感動
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80
cmoa
ドラマを観ていたので
マンガの方も読んでみようと思い購入
ドラマとはちょっと違う感覚で
観れて面白いです
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100
cmoa
医療だけでなく、心理描写や人間関係にも力をいれている作品だと思います。続きがはやく読みたいです。
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100
cmoa
ドラマとは少し違う設定やお話が読めてとても良かったです
いろんな年齢の方が楽しめると思います -
100
cmoa
テレビも大好きでしたが、漫画も面白いです。
この先生のギャップが堪りません。
ネット上のイメージ
- 教師
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- 神様
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