© ビーグリー

新宿の汚れた夜の街を生きる住民たち。彼らにだって彼らなりの青春もあれば、純愛だってある。女に買われて金を稼いでいる新宿の売れっ子ホストのケンジも、今日ばかりは買う側の立場。1時間10万円で新宿の高級デリバリーヘルスを呼んだ。女の名前はユイ、妖精の様に可愛い女。「やりたくなった?妖精のハダカ、見たくなったでしょ。」そう言うとユイは一時間の砂時計をひっくり返した。しかし、ユイの「キスはダメ」の言葉にケンジは急に態度を変えて…。

砂時計

| ビーグリー(出版)

86

非常に良い

17件のレビュー
立ち読み
Ebook販売元 : コミックシーモア

砂時計のレビューが0 件あります

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17件のネット上の評価があります

  • 70

    manga_review

    砂時計。
    時間の経過を示す象徴であり、人生を暗喩するアイテムであり、
    過去と現在と未来を繋ぐ物語の重要なキーワードであり、杏の大切な想い出。

    強気に見えるヒロイン・杏の打たれ弱さ、不安定さ。
    自分の弱さを自覚し、そして自分の弱さが周りを巻き込んで傷つけることを自覚し、
    強くなりたいと願うものの、なかなかうまくいかなくて。
    強くなるために頑張って、頑張って、頑張って、気がつけばただ母親の足跡を追っていただけ…。

    12歳から物語はスタートし、26歳でラストを迎える大作ですが、それぞれの年代の季節ごとに
    ダイジェストで取り上げていくような形式なので、展開が速いです。
    でも軸となるストーリーがしっかりしていて読み応えがあり、キャラ作りや感情描写も上手く、
    コメディ部分もあってテンポ良くサクサク読める割に、実に濃厚な本編全8巻。
    4人のメインキャラの強さ・弱さ、そして成長が、時間の経過に合わせて丁寧に描かれています。
    番外編は2冊も必要かとも思いますが、まあ無いよりはあった方がいいのかな。
    あんまり番外が多いと本編の良さが薄れる気もしますけど。

    月日は百代の過客にして、行きかふ年もまた旅人なり。
    人の気持ちも移ろいやすいものですが、決して忘れられない部分も確かにあって、
    そういう気持ちは人生の足枷ではなく、人生を支えてくれている、そんな作品。
    過去を大切にし、現在と向き合い、未来を願う。 時の流れゆくままに。

  • 80

    manga_review

    まず「タイトル」がいいと思う。
    「砂時計」。
    「現在」「過去」そして「未来」の時間の移ろいを象徴する作品のキーワード。

    全10巻(それも本編は8巻までで、残りの2巻は番外編。)で主人公が「小学生」から「1児の母親」となるまでを描いているため、時間の経過がスゲー早いんです。
    両親の離婚を切っ掛けに母親の実家である島根に戻ってきた杏が好きになったのが近所の「大吾」。
    相思相愛かと思われた2人の関係も、杏の母親の自殺が常に杏の心にのしかかってくることでギクシャクし始める。

    自分が大吾の重荷になる・・・と思い、別れを選んだ杏。
    時の流れと共に多くの恋を経験するも、どうしても大吾の事が杏の心の奥底からは離れず、いずれも破局を迎える。
    (中には婚約までいったものもあった)

    友人・肉親・知人、周囲の多くの人たちが「それぞれの幸せ」を見つけていく中で、未だに自分の幸せを見つけることが出来ずに
    「人生という大海原を漂流するかのようにして生きる杏」。

    流れてしまった時間を取り戻すことは叶わず、後悔は日々増えていくのだけれど、それでも「何かを期待して」今日も踏み出す一歩。

    過去の後悔も過ちも、全ては今の自分を作っている分子だとそれぞれが理解できるようになったとき、
    読者も全ての登場人物をいとおしいと思えるようになる。

    そんな作品。

  • 60

    sakuhindb

    杏が学生の間は「そんなに大袈裟かぁ。」との思いが強かったです。子どもの時期はどうしてもすぐ環境に慣れてしまう(いいことですけど)ので杏が東京の高校・大学に進学したにも関わらず相も変わらず仲間内だけで事が進んでいくのは(少女マンガのお約束ですが)多少辟易しました。社会人になってからは心情の描写に無理がなく良かったと思います。ここまで来てようやく物語の始めに追いつく、という展開も(予想されていたことですが)効果的だったと思います。特に好きなエピソードは杏が母親と同じく心を病んでゆく展開ではらはらするものがありました。しかし佐倉は本当にただの嫌な奴に思えるのは私だけでしょうか?どうしても気に食わないのは高校生時代のシーンで平然とお酒を飲んでる描写(まるでそれが当たり前のように)や処女・童貞がダサいという考え(まるでそれが当たり前のように)を露骨に発信していること。この様にしか高校生を表現できないというのは作者の実力不足だと私は考えます。少年誌の下ネタと同じく(少女マンガの下ネタ的要素は子どもの性描写だと思います)下品で節操が無いと感じました。最近こういうのほんとに多いみたいですね、遠慮がないというか...まぁ基本的には面白かったです。

  • 70

    manga_review

    あまり恋愛系少女マンガには触手が伸びないのですが
    泣ける作品と聞いて読んでみたところ、当たりでした。
    大ゴマの使い方が上手で読みやすく、
    ストーリーも適度に笑えるところがあり、
    急展開も色々あって全10巻すんなり読めました。

    下に落ちて貯まった砂→過去
    今落下中の砂→現在
    上に貯まっている砂→未来
    のように過去、現在、未来を象徴する砂時計。
    主人公にとって重要なアイテムである砂時計。
    そんな砂時計を意識してか
    主人公の年齢と季節が各話のタイトルに入り、
    ストーリーが時系列に進んでいく。

    主人公は母親の自殺という暗い影に包まれ、
    ストーリーが進むにつれて暗い影が色濃くなっていくのですが
    登場人物の心理描写が良く、程良くせつなくさせられました。

    個人的には最終話の1話前が良かったです。
    あと、番外編で単行本2冊も出さないでも…って思いました。
    (泣ける度3★★★☆☆)

  • 60

    sakuhindb

    【良い点】とても長い期間を描いた漫画だったが、内容はよくまとまっていたと思う。年齢に伴う、意識や雰囲気の変化がうまく描かれていた。切なさがいっぱいで、続きが気になる作品だった。また、絵が綺麗で、登場人物もみんな可愛い&カッコイイ。【悪い点】母親や自分の心の病気を扱っているが、その部分の描写がしっくりこなかった。杏が前に進めない原因のひとつとして、ちょっと軽く扱われている気がした。また、登場人物の多くが初恋にこだわりすぎているのが、現実離れしていて感情移入しにくかった。【総合評価】とにかく読んでいて切なかったが、これこそ少女マンガの醍醐味でしょうか。高校生辺りまでの、細かく描かれていた部分は楽しくもあったが、その後はつらい話が続いて少ししんどくなってしまった。ただし、ラストやその後のストーリーできちんと消化されたので良かった。

  • 70

    manga_review

    物語のプロットがしっかりしていて、安定している
    それでいて押し付けがましくない感動がある
    男性にもお勧めできると思いました

    あまり少女漫画は読まないのですが
    主人公のキャラクターが独特だと感じました
    芯の強い明るい子というのが相場 こんなイメージがありましたが
    (表面的には明るいが)心の内面が弱く、女性的な儚さがある
    ものすごい庇護欲を掻き立てるタイプ
    少なくとも私はこういうタイプのキャラクターに馴染みがない
    斬新で楽しめた

    季節感や牧歌的な雰囲気、また心の葛藤も詩的なナレーションと
    キレイな絵柄で表現されていて、その点も評価が高い理由

    純粋なラブストーリーですので興味のない人は、全然楽しめないかとも思いますが
    私は単純に物語の筋を追うだけでも楽しめました

  • 60

    manga_review

    見事な少女マンガです。

    親の死が重く心に残って、彼に素直に飛び込めなくて、彼も支えきれなくて、気持ちはお互いに何度も行ったり来たり。

    健全な生活を送れた人にはイライラするかもしれないけど、実際にこういうトラウマがある人は、なかなか消化できなくて、前に進めずに悩むのかも。そういう重さはよく表れていると思う。

    「もういいかな」と思うのに、何となく「また読むかも」と、手元に残してあるというのは、何となく魅かれるものもあるという事なのかもしれません。

  • 60

    sakuhindb

    絵がとてもきれいで、キャラの個性に合わせた感情表現が描かれてると思いました。内容では、最初はシリアスな内容なのでどうなってしまうんだろうという期待もありましたが、ほぼ予想通りの展開でした。でも、様々なエピソードが加えられていて、それなりには楽しめました。何回も読み直したくなるほど面白いわけではなかったので、評価はこのようになりました。

  • 30

    manga_review



    この漫画私の心に刺さらなかったんですよね。。


    と言うのも初恋が実ります。

    一度別れたのにお互い10年以上も思っているのです。←マジ


    途中からはどうせ最後はくっつくんだろ!

    って思ってましたしやっぱ年齢のせいでしょうね。


    絵もごちゃごちゃしてて読みにくい気がしました。

  • 90

    manga_review

    少女漫画らしい少女漫画。
    基本的に純愛系ではあるものの、しつこいくらいにドロドロしている(昼ドラの原作になるほど)ので嫌な人はとことん嫌かな。
    とにかく展開が速いので、はまったらラストまであっという間なのですが。
    ちなみに点数見れば分かると思いますが、自分は大ハマリでした。

  • 80

    sakuhindb

    わたしは個人的に絵にひかれて読みました!かわいらしい絵だと思います。 内容はというと切なくていいですね!少女漫画が嫌いな人にはお薦めできません!最後の方はちょっと急いでる感がありました…でもそれぬきでいいと思います☆★ 読み終わった後に幸せになれる漫画だと思います。

  • 100

    sakuhindb

    【良い点】とにかく杏と大悟の恋が良い感じでした!【悪い点】ありません【総合評価】めっちゃ泣けました!杏が、藤君と付き合い始めた時、大悟の気持ちがよくわかりました。大悟の「幸せにしてよ」というところが、泣けました。でも杏と大悟がくっついてよかった〜!

  • 80

    sakuhindb

    とても素敵な作品だと個人的に思います、「過去・現在・未来」と言う繋がりで少女漫画らしくて何だか絶妙です。あまり展開が先が読めなくて、幅広い大人の方でも読める作品だと思います。この作品にちゃんと表現も表してるなぁ〜。と思う。

  • 100

    ebj

    十代から二十代になり何度も読みました、読む度人生についてを考えさせてもらいました。大好きなマンガって聞かれたら最初には思い出せない故あげられないけど、よく考えるとこれは必ず大好きなマンガの中に入るこ...

  • 80

    sakuhindb

    12歳〜26歳までを描くというストーリー構成もかなりめずらしいと思いますが、うまく出来ていたと思います。ラストはあっさりでしたが、14年間を描いていた分軽く感じませんでした。

  • 100

    sakuhindb

    【良い点】これは、読んだことがあります!!私は、漫画が、あまり好きじゃありません・・・でも、これは、読むとはまりました!!最高です!!

  • 70

    manga_review

    本来重い内容だが、鬱っぽくは無いので、終わってみると意外に軽い印象。所々、展開が駆け足だが、描写はさすがと思わせる。

ネット上のイメージ

可愛い
幸せ
切ない
綺麗
恋愛

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