© ビーグリー

完全なる管理社会アタラクシアで“目覚めの日”を待つジョミー。彼の中には彼さえも知らない、未来を変えるチカラをもっていた。マザーコンピューターによって完全管理された未来の世界を舞台に、機械に支配された人類と、超常の能力を有した新人類・ミューとの争いを描く。地球環境、過剰な科学への依存、管理体制への疑問、地球への愛と憧れ…地球と人類の未来を描いた壮大な物語。

地球へ…

| ビーグリー(出版)

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Ebook販売元 : コミックシーモア

地球へ…のレビューが0 件あります

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16件のネット上の評価があります

  • 90

    manga_review

    宇宙規模だけあって、世界観は壮大だけど、テーマは「差別」という比較的身近なもの。

    本編はミュウサイドで話が始まるが、途中人間サイドに切り替わり、以降ミュウサイドと人間サイドの両視点で話が進む。
    この両視点がキースとジョミーの各々の正義を貫かんとする態度や葛藤を効果的に見せていて、非常に善悪について考えさせられる作品です。
    人間側の残酷な攻撃、争いを好まないながらも一度攻めに転じれば強すぎるミュウ達、どちらも、善にも悪にも見えます。
    この善悪という概念はこの作品のもう一つのテーマだと思います。差別は人間からミュウに対して一方的に行われている。多数派の人間が少数のミュウを差別する。差別とは一方向的なので、一歩間違えれば人間側が善、ミュウ側が悪、といった構図さえできそう。勧善懲悪を是とし、敵=悪であることが美徳とされゆく風潮を最初に壊した漫画を描いたのが手塚治虫先生(アトムなど)で、続いて石ノ森先生、そして女性作家として竹宮先生がその後を継いでくれた漫画家だと思っています。

    3巻と、すぐに読めそうなのに、テンポはバタバタと進む感じではないです。
    しかしラストは怒涛の展開で、流れるように話が進み、善悪を超えた激動のフィナーレを迎えます。
    ミュウ側、人間側、どちらにも感情移入できますが、最後の後日談では、人間とミュウが歩み寄ってる印象を受けます。

    少女漫画な画、SFというジャンル。苦手な人も多そうですが、読みやすく繊細な画とSFに偏り過ぎないように配慮された人間ドラマは魅力ですよ。
    短い中に多くのメッセージが詰まっている名作。

  • 80

    sakuhindb

    【良い点】これを最初に見たときは物凄いテーマを持ったSFだということは良く分かりました。ブルーの遺志を受け継いだジョミーの決意。ヒロインのフィシス。(やっぱり金髪のイメージがあるので映画版の黒髪に違和感を感じた覚えが有ります)トォニィの後悔(最後のシーンでうずくまって泣いているシーンがあるのですが何でジョミーと袂分かってしまったのか?それが疑問でした)皆が真実に気づくとき「子供は親とずっと暮らしていたんだよ」とジョミーが家族の意味をテレパシーで伝えるシーン。【悪い点】ミュウに対するえげつないぐらいの攻撃と迫害(ナスカがいい例)ジョミーが何も知らなかった時に行われたミュウ検査(いきなり首に銃の形をした注射をされるシーンはショックでした)【総合評価】最後のシーンで不安に駆られた人たちがフィシスに「女神様」とすがりつくシーンが忘れられません。最後に異星人とのコンタクトで異星人の人たちが重大なメッセージを言ってくれるのですがアレが地球再生のコトだったんでしょうか?ミュウと人類が共生した地球が出来たのか?と当時は考えていました。でも原作ではTVアニメのように協力し合っていないのが残念でしたね。

  • 100

    cmoa

    人類は‘完璧’なコンピュータによって管理されている。
    しかし、その完璧なはずの世界で、ある確率で超能力をもつ新人類が誕生している。新人類は従来種の人間の脅威とされ駆除される。。
    決して「よくあるタイプの適当なSF」ではありません。
    葛藤…例えば、新人類たちが心のよりどころとする女性の「地球」の記憶。それが実はコンピュータにより画一的に与えられていたデータだとしたら?

    近未来を舞台とするSF定番のいくつものテーゼが現れます。
    それを、近年のSF作品と読み比べても面白いと思います。


    補:BL要素はありません。(深読みは別段。)
    同氏の美少年作品群とは趣は全く異なりますので、そちらが苦手な方にもお勧めできます。

  • 80

    manga_review

    このマンガは素晴らしい。
    SF作品の頂点の一つとして、もっと評価されても良いような気がする。

    特にラストは泣かせます。何度読んでもグッときますわ。
    善悪とかを単純には済まさんのだな、竹宮作品は。

    実はアニメも良い作品です。声優陣なんか奇跡的。

  • 100

    cmoa

    かなり昔の漫画ですが、アニメにもなりました。
    簡単に言うと地球人とエスパーの闘い‥といった内容です。
    スケールが大きく、後半にいくほど面白くて話にどんどん引きずりこまれます。
    一気に購入しました。パック買いがないのが残念です。

  • 100

    cmoa

    懐かしくて時々読み直すけど、いつ読んでも新鮮さがあるし、考えさせられる内容です。人類の未来への希望や問題に立ち上がる姿もあれば、愚かさ惨めさ等も感じる作品なので個人的には竹宮先生の作品ではこれが一番すきです。

  • 100

    ebj

    小学生時代の夏休みで、最大の楽しみだったことは従姉妹のお姉ちゃんが持っている漫画の読み放題。中でもこの作品は読んですぐにハマり、何度も何度も読み返しました。今は珍しくありませんが、当時は女性の漫画家で...

  • 100

    cmoa

    竹宮先生の作品はどれも好きなんだけど、少年誌連載だったこの作品は特に斬新で、今までと違った世界観に引きこまれました。
    名作というだけでは足りないくらい名作なんで、未読の方はぜひ読んでほしい。

  • 70

    manga_review

    SFが好きなら読んでおくべき作品。
    約三十年前の作品だが古臭さはなく、むしろ絵の美しさが際立っている。
    絵こそ少女漫画的ではあるが、題材が題材だけに男性も違和感なく読めるのでは。

  • 100

    cmoa

    【このレビューはネタバレを含みます】 話なのですが結局は今現在地球で起こっている中近東の長きにわたる闘いの舞台が宇宙規模になったストーリーのような気がする。

  • 100

    cmoa

    最初に読んだのは遥か昔のことではあるが、そのテーマの奥深さたるや現在にも通ずるものであり、不変の名作であると思う。子どもたち、若者たちに是非是非読んでみて頂きたい。

  • 100

    sakuhindb

    【良い点】・ストーリー・魅力的なキャラ・どの視点で見ても面白く、何度でも読みたくなる。・ナスカ爆撃【悪い点】なし【総合評価】地球へ…の中ではこの漫画版が1番好きだ。

  • 90

    manga_review

    少女漫画という域を超えた超名作だと思います。
    メッセージ性の強いSFなんですが、登場キャラクター1人1人のキャラが立っていて、ぐいぐい引き込まれます。

  • 100

    cmoa

    竹宮先生の作品は、読み直すたびに新たな発見があるような気がします。こちらの作品は本当にスケールが壮大です。読み進めていくと引き込まれていきます!

  • 100

    cmoa

    昔々子供の頃読んで、なんて奥の深い漫画なんだと感動した。
    今また、昔の漫画はなんて奥が深いのだと、片っ端から読みたくなっている。

  • 100

    cmoa

    でも今読んでも新鮮に感じる。苦悩するミュウ達と人との対立、色々な作品に影響を与えたのでないかな?価値ある一冊。

ネット上のイメージ

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