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男が絶滅した、女だけの世界-女性たちは自らをADAM=男役、EVE=女役に分けて秩序を維持していた。一本気な主人公・古城アオイは、政府直属の教育機関・キングダムで、九重サクラに出会う。その美しさに目を奪われてしまうアオイだったが、彼女は、盟友の七帆マツリ、日向ミズキとともに、政府上層部「エトワール」の一族だった。それは、アオイが憎み、打倒すべき存在。葛藤しながらも、サクラにどんどん惹かれてしまうアオイ。そしてひょんなことから二人は決闘に挑むことに・・・!!

恋愛遺伝子XX

| 一迅社(出版)

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恋愛遺伝子XXのレビューが0 件あります

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7件のネット上の評価があります

  • 80

    amazon

    耽美な絵柄に魅かれて思わず表紙買いしてしまった。物語は近未来、男性が死滅した世界で女性が「アダム」と「イヴ」、つまり男役と女役に分かれてそれぞれ生活をしているという舞台設定。アダム同士、イヴ同士の恋愛はご法度であり、「不純同性交際」が発覚した際は厳しい罰を受けることになる。1巻を読んだ時点では、メインの登場人物に関してはただ単純に所謂「タチ・ネコ」の関係を具現化したような安易なキャラクター設定ではなく、まるで宝塚歌劇団の男役と男役が恋に落ちるようなちょっと不思議な感覚の絵的な面白さはあったものの、取り巻きに出てくるサブキャラクターやストーリー自体はよく言えば王道、悪く言えば既視感のある使い古された物語だなという感想を持ったが、2巻に入ってからは世界観やキャラクターの掘り下げが深みを増し、悪い意味で王道的だった凡庸な物語から一転、性的倒錯を感じるようなキャラクター同士の絡みも妖しく、ストーリー自体も意外性のある方向へ面白さを増してくる(特に、凡庸なお姫様キャラであったエリカの意外なバックグラウンドなどは必見)。宝塚歌劇団のような世界観と、作画を担当している蔵王大志の耽美的な画風がぴったりはまっていて、絵的な美しさも堪能できた。2巻完結で作中の伏線も回収され上手くまとまった終わり方をしているものの、やはりやや駆け足気味な感は否めず、長期連載ならばもっと個々のエピソードを掘り下げられたのではと、せっかく2巻に入ってキャラクターの魅力的な側面が上手く描かれ始めたばかりなのに勿体ないという気持ちがあった。

  • 100

    amazon

    満足の結末でした。あんまり書くとネタバレになってしまうのですが・・・アオイとサクラは言わずもがな、他のメンバーもお幸せに!アオイとサクラの過去の因縁も明らかになりますし(アオイの母親の秘密など)全部すっきりして終わります。個人的には、主人公の二人よりも、エリカ様です!もうこの方無しには、この作品は成り立たないでしょう。大好き。

  • 80

    cmoa

    【このレビューはネタバレを含みます】 男が存在しないため、女をアダムとイブに分ける法律がある世界。アダム同士が恋愛するのは違法…なのにわりとあっさり変更可能なんだ…とか主人公の恨みがそんなに深くないんじゃ?とかつっこみたくなる感じは2巻しかないからかなー。もうちょっと周りのカップルの話も読みたかった!

  • 80

    cmoa

    【このレビューはネタバレを含みます】 男が居ない世界で、女性が男女の役割を持って生活してる世界って…GLって言えるのかな?って疑問です。
    好きな作家さんの作品でとても好きですが、ジャンルに疑問が残るため星4つにしました。

  • 80

    cmoa

    絵がとにかく綺麗で好みです!1巻ごとの購入のため、内容が不安でしたが、面白くて満足できました!

  • 60

    amazon

    もっとサブキャラの話とかも読みたいと思った。2巻完結じゃなく、この後の話も読みたいと思った。