西暦2052年。他人の夢に入り込むことができる“夢先案内人”の渡会時夫は、ある事件から7年間眠り続ける少女・十条青羽の夢をさぐる仕事を引き受けることになった。そして、その夢の中で青羽が幸せに暮らす島の名をキーワードに、思いがけない事実が次々と現れはじめ…!?
- 年代: 2003年(完結)
- 巻数 4巻
- 掲載誌 フラワーズ
- 出版社 小学館
- ジャンル 女性マンガ 、 SF・ファンタジー 、 ミステリー・サスペンス
バルバラ異界のレビューが0 件あります
レビューを投稿する7件のネット上の評価があります
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100
cmoa
流石の萩尾先生、目眩くパラドックスと浮遊感!
試し読みで止まらなくなり、とりつかれたように全巻読了してしまいました。
繊細で緻密なのは絵だけでなく、折り重なる多重構造のストーリー展開です。
個人的に、やっぱりこの先生の真骨頂はSFだなぁと激しく感銘を受けました
萩尾先生のこの類の作品では銀の三角も素晴らしいですが、甲乙つけがたい( ´Д`)
最初の夢物語のような「どこ?どこの世界?」って感じの生活風景から
あっという間にサイコホラー的な現実と
更に夢うつつを往き来する近未来の夢先案内人、
いやー、どっぷり考えさせられますよ。
天才にしか描けない物語ですが、天才じゃなくても十分楽しめる物語でした。 -
100
cmoa
受賞した某映画ではありませんが、「男性はいつ父になるのだろう」と考えてしまいました。
時夫は生物学上の息子を取り戻したけれど、失った彼もまた紛れも無い時夫の息子だったんだと思います。
消えてしまった彼を思うと、とても悲しくなります。
じゃあどうしたら良かったかと言われると答えられない。
究極の選択って現実にあると思います。
その後だらだら話を続ける事もできたのにスパッと終わらせた作者は素晴らしいと思います。
哀しくて恐ろしいけれど、美しい物語でした。 -
100
cmoa
まだ1巻しか読んでいませんが驚きを禁じ得ません。SFあるあるのご都合主義ではない、細部まで練った作品を久しぶりに読んだ気がします。登場人物の機微もきちんと描かれておりストーリーにも隙がない。凄いです。オススメです!(まだ1巻なのに←2回目)。あまりのクオリティに感動しすぎて[大人も唸らせる作品を輩出し続ける日本の漫画文化]なんて事にまで思いを馳せてしまった。素晴らしいです日本漫画。携わるすべての方にあらためて敬意そして感謝。日本人で良かった!!!
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100
cmoa
眠り続ける少女の夢や不老不死という人類の夢など不思議と謎をちりばめながらグイグイ話が進んでいき、読んでいて収集がつかない、どうなるのという落ち着かない気持ちになります。そこから最後の巻で一気に全てたたまれていく展開がゾクリときます。圧巻です。さすがの物語の上手さ!萩尾先生のパラレルワールドにぜひ巻き込まれてほしい!
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80
cmoa
1巻無料で読んだところ続きが気になり全巻購入
謎が解き明かされていく過程を楽しめました
終盤になって物語が大きく動く展開がありびっくりしたというか衝撃がすごかったです -
100
cmoa
小説で読んでも面白いと思います。それくらいストーリーが練られてまとまっています。SF…になるのかな?萩尾望都さんの作品はどれも素晴らしい。
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100
cmoa
さすがとしか言いようがない。
時空にこちらも迷うが、何度か読み返すとさらに面白さが増します!
ネット上のイメージ
- 教師
- 天才
- 感動
- 驚き
- お仕事
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