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歌舞伎一家の出身・國崎出雲は絶世の美貌から、男たちに狙われる事あまた。ある日、母が長旅に出て、出雲は離れていた父をやむなく頼る…が、男の中の男を目指す出雲を待っていたのは歌舞伎役者、しかも女の中の女“女形”としての困惑の日々! 女形少年歌舞伎奮闘記!!!

國崎出雲の事情

| 小学館(出版)

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國崎出雲の事情のレビューが0 件あります

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49件のネット上の評価があります

  • 80

    amazon

    国崎家の国崎出雲は二代目猿若勘三郎なみの天才歌舞伎役者。しかし七年のブランクの後に復活、その間に没落してた国崎家の評判を取り戻していく……というサンデーで連載していた歌舞伎がテーマの漫画。少年漫画的お約束のフォーマットを踏襲しつつも、メタボヒロインなどを推していたサンデー迷走期の作品(なお、今が迷走してないとは言わない)という事もあり、主人公がバイトなどで日常的に女装する所謂「男の娘」である事や、女性キャラだけではなく男性キャラとのラブコメがあるなど、ちょっと少年誌を逸脱する部分も特徴です。歌舞伎ファンからすると不自然な部分や現実と異なる部分、強引な部分もありますが、そもそも歌舞伎自体、活歴を否定して荒唐無稽をモットーとしているのですし、それはむしろ「らしい」ものかと。(もっとも、歌舞伎らしさを重視するならするで色々取り入れた方が良かったとは思いますが。ブランクからの復帰にしても、「歌舞伎から離れていても文楽や義太夫を趣味にしていた」みたいな描写があればもっと説得力があったでしょう。実際、普通の男の子を強調しようとしたせいか、その辺が不明瞭になっているのが失敗していると思います)問題といえば、新しい歌舞伎をテーマにしているのに古典ばかりで、大谷竹次郎受賞作に代表される新作はまるっと無視している矛盾の方が大きい。とはいえ歌舞伎をよく知らない人にも親しみ易く、中川右介みたいな見当違いの方向には行っていない分、変わった少年漫画として楽しむ分には良いと思います。

  • 80

    amazon

    「男の娘」という単語が生まれる前から女装美少年というジャンルはありました。それも少年漫画でストップひばりくんはもちろんですが、GTOの藤沢とおる先生の艶姿純情BOYや最近だと叶恭弘さんのプリティフェイスとか。意外と少年漫画と女装少年ものって近しい位置にあるんですね(ちなみにこの三作は全員男性漫画家です)。女装少年ものとしてはずせない要素である近しい男の友人にモテモテ! 女の子より可愛い! きらびやかな舞台でアイドルになる! あとついでに私の好みでw女装を嫌がっている! などなど揃い踏みで女装美少年少年漫画(ややこしい)の王道と言っていいでしょう! 女の子があまり出てこないのも、女装美少年のほうが圧倒的に魅力があるからw コレは別に偏った趣味の話ではなく手塚治虫の描くアンドロギュヌス的なキャラのほうが普通の女キャラよりも倒錯的で魅力的である、みたいな割と普遍的な事柄でしょう。そんなこんなでいいですよー、出雲。ついでに、歌舞伎のリアリティ云々は……コメディタッチの少年漫画だしねぇ。興味のとば口になると割り切りませんか。やたら専門的な少年読者というのがいたら逆に気持ち悪いでしょ

  • 60

    sakuhindb

    【良い点】絵がとても綺麗少年誌では珍しく歌舞伎にスポットを当てている【悪い点】女性向け?【総合評価】読んでいてまず思ったのがこれはサンデーの読者層にあっているのかと思ったことです。おそらくサンデーを読むのは男性のほうが多いと思うのですが……歌舞伎の世界は置いておいて日常を描くうえで男同士の惚れたはれたのうんぬんって最近の小中高校生って平気なんですかね。最初の頃は出雲くんは女の子と勘違いされてたりヒロインも出張っていた気がするんですがとくに最近B/Lといいますかそういう要素が出されすぎな気がして『少年誌でこんなこと描いて大丈夫なの?』という印象が強いです。面白いか否かよりそっちのほうが気になってあんまり話について印象はありません。自分の考えが古いだけで素直に漫画を読むべきなのかもしれませんがそこが気になって面白いと言い切れないです。評価は強いてあげるなら普通です。

  • 100

    amazon

    注:ネタバレ含む類い稀なる容姿から、他の男性に狙われる程の美貌を持つ男性、出雲が主人公の歌舞伎漫画。本人は自分の現状を疎ましく思っていますが、無意識な動作がとても女性らしく、周囲の男性を興奮させます。物語当初に紗英(さえ)という男性が登場しますが、初印象は最悪。自分が女性にモテるあまり、ものすごく横暴な態度をとっていました。その紗英が出雲と共演した舞台で、出雲を本当の女性と勘違いし(出雲の策略により)、以後は出雲に片思いをする純粋な性格に激変します。紗英の様に、出雲が出会う人物は何かの心の悩みを抱えており、舞台で共演する事でその悩みを溶かします。(結果として出雲の魅力の虜がまた1人増える…という構図です)歌舞伎が舞台の作品ですが、丁寧な解釈が付いているので歌舞伎に興味がない方でも楽しめると思います。(実際に私がそうでした)

  • 100

    amazon

    どうやらレビューの中に上っ面しか見えていない方が居られるようで。BLにしか見えないってのは見ている本人がそうなんでしょうな。  主人公は女形としての才能に溢れた普通の男子高校生。でも実は綿々と続いてきた歌舞伎役者の17代目です。男らしく行きたいとの思いから歌舞伎の世界で生きるのには抵抗がある。暫く遠ざかっていた女形の仕事だったが、ひょんな事から代役で出た遊女夕霧役。心の動きと、話の展開がとても面白い。 ガチガチな歌舞伎の話では無いのが良い。抵抗無く読めるので、なんか歌舞伎を見てみたくなってきました。重ねて書きますが、BL話なんかでは有りません。 もっと読解力を身につけた方が良い

  • 40

    cmoa

    無料分だけ読みました。結構面白いんですが、この手のアニメ絵が苦手…皆同じ顔に見えてしまった。等身に対し頭が大きいので、鬘がでかくてすごいバランスになってます。絵がアニメ絵じゃなければこの先も読んだかも。
    タイトルと表紙も内容に合ってないと思う。まさか本格的な歌舞伎の話だとは思わなかったから、損してると思う。
    レビューを読んでBL展開になること知りましたが、別にいいんじゃない?少年誌でBLダメって決まってないよね?少女誌でレズ展開だってたまにありますよ?ゲイであることを悩んでいる少年が、この漫画を読んで、自分に自信が持てることもあるかもしれない。偏見ある人が多いですね。

  • 50

    manga_review

    歌舞伎を舞台にしたコメディー                                                      ギャグにもその設定が生かされているもののつまらなく感じた                                        テンポの良さと絵のかわいらしさはいいと思う                                               これからに期待                                                                 

  • 60

    sakuhindb

    【良い点】絵が綺麗キャラクターの個性がしっかりある。珍しい歌舞伎がテーマ【悪い点】BL要素が強すぎる主人公と敵対するキャラクターたちが最終的に主人公の味方になる。【総合評価】絵の綺麗さとキャラクターの個性はかなり良いと思います。しかし、BLっぽい要素が多すぎて読者層に合っているのか疑問ですし、主人公と敵対する人達は主人公と歌舞伎を演じている間にだんだん感化されて主人公の見方になるので明るい部分しかなくワンパターンに思います。もっと、主人公になびかないようなライバルキャラクターみたいのがいればもっと面白くなるとおもいます。評価は普通で。

  • 100

    cmoa

    【このレビューはネタバレを含みます】 歌舞伎界を舞台にしたコメディー漫画です。絵が綺麗で、登場人物それぞれに個性があり魅力的です。
    所々、これは実際の歌舞伎ではありえないだろ!という場面が出てきます。私はコメディーとして楽しめますが、リアリティのある歌舞伎漫画を期待される方には向かないかもしれません。
    また、少年マンガですが女性向きの描写が多いので、BL的なネタを楽しめない方も注意です。
    しかし、全体的にテンポ良く話が進み、ギャグとシリアスの割合もちょうど良く、笑える場面、萌える場面が多く、面白かったです!

  • 100

    sakuhindb

    【良い点】キャラが個性的で読んでいてとても面白い。気軽に歌舞伎に触れられる。キャラそれぞれのつらい過去や心の闇について詳しく書かれている。↑のような問題のあるキャラでも、出雲やその他のキャラを通して変わっていく様子が印象的。【悪い点】ないです。【総合評価】コミカルで笑えるところもありながら12巻のように泣けるところもあり、ストーリーに引き込まれました。読んでいると気付かぬうちに歌舞伎の知識が身に付きとても良いと思います。また、同性愛についても深く考えさせられる作品です。

  • 80

    sakuhindb

    【良い点】・馴染みにくい歌舞伎を題材にした点それなのに、難なく読める。・一癖も二癖もあるサブキャラ主人公が女の子みたいな姿であることをいいことに、色々引っ掻きまわしてくれます。よくしてくれる奴もいるけど。【悪い点】・題材が題材なだけに、抵抗感を感じてしまう。カラーも、あざとさや派手さが、際立ってる感じがする。【総合評価】歌舞伎に一時期疎遠になってた主人公が、舞台や個性的な変人たちとの接触を経て、次第に認識を変えて行くストーリー。いざ読んでみると、結構面白い作品でした。

  • 20

    cmoa

    BL専門誌で書くべき作品だと思います。腐女子と男の娘フェチの評価を掻っ攫おうとして失敗した感。まぁ、よく続いたんじゃないでしょうか。個人的には男を女顔に書けば良いってもんじゃないと思いましたし(女顔にしてもBLはBLなので。普通のラブコメと錯覚することはできませんでした)BLなんて少年誌には求めてなかったので微妙な感じでした。女性向けとか女性読者向けとか言ってる方がよく見られましたが、BL苦手な女性も多いのでゾーニングくらいはして欲しいですね。

  • 100

    sakuhindb

    良い点 新人の方なのに絵がすごくきれい。サンデーの読みきりの時よりだんぜんうまくなっていた。ストーリーもキャラの設定も本当にすごく良くできていて、読みやすい。悪い点 特になし総合的に サンデーの漫画らしくて、すごくおもしろいし、いいとおもいます。バリエーションが以外に豊富で、歌舞伎という設定も新しくていいです。ぜひアニメ化もしてほしいと思っています。声優さんがだれになるのか、きになります。まぁとにかくおもしろいままずっと連載が続いてほしいです。

  • 80

    cmoa

    歌舞伎の世界で、主人公が歌舞伎仲間と切磋琢磨して成長していく物語。
    ギャクテイストもあり、読みやすかったです。
    歌舞伎仲間の男子から、女の子だと勘違されて好かれてしまった主人公。まあ、でも最後はバレてきっと男同士の友情で終わるんだろうなと思っていたら、最後は衝撃の両思いに。えっ、まさかのボーイズラブ?
    少年漫画なのにいいのかな?「サンデー」斬新!と思いながらも、なんだかんだと楽しく私は読ませて頂きました。

  • 100

    sakuhindb

    【良い点】キャラが立っている作品の狙いが明確キャラの顔【悪い点】少年誌でやるにはあまりにも過激な下ネタヒロインの影の薄さ脇役キャラの顔の書き分けがあやふや【総合評価】好き嫌いがはっきりと分かれる作品です。あまり歌舞伎漫画だという事は意識しない方がいいと思います。あくまで萌え漫画だと割り切って。また、主要男キャラ達に女っ気が全然ないのが、少し不自然に感じられます。いくら男キャラ達に華があるとはいっても。

  • 80

    amazon

     読切の時はファンタジー色が強い作品だったけれど、連載になったら完全に現代もので、歌舞伎役者自体にスポットを当てた作品に変わっている。ただ、絵がかわいらしく描いているので、歌舞伎の力強さみたいなものはあまりなく、女性的な部分を強調している感じがする。 女形を嫌って歌舞伎の世界から飛び出した國崎出雲が、再び歌舞伎の世界に戻って、いやいや舞台に上がっているうちに、歌舞伎の面白さに気づいていく?のかな。

  • 20

    amazon

    発想はおもしろいんですけど、完全に腐女子向け。普通、歌舞伎の世界を一度離れたものが、再び帰ってきて、演目に出るなんてありえないですね。(マクロスFのアルトをみれば、分かると思います) そんな生易しい世界じゃない。ネタばれになりますけど、八年間もブランクが空いているのに、稽古なしのぶっつけ本番で、お客さんから拍手をもらえる、っておい!日本の伝統文化をなめているのか、と言いたいところです。

  • 20

    amazon

    コレをBL系では無い!とか言い張ってる人や、読み易い!とか言って高評価してるレベルの低い人が居ますが、現在の連載を見てるのか、甚だ疑問です。主人公がそっちなのを自覚してるなら分からなくは無いですが、「オレは男だ!」とか言いながら、メイドカフェでバイトしたり、ミニスカやスク水着たり…挙句の果てには男を好きになる…歌舞伎はそんなに乙女チックだったり、気持ち悪い世界じゃ無いと思いますよ。

  • 50

    manga_review

    歌舞伎持ってきたのはいいですね。ただ少年向きというか少女向きな気がします。2巻の途中で、今まで出てきたキャラがそろって舞台に立ったので、これはもう終了かな、と思いましたが続きました。ちょっとネタ切れ感が漂っているので、とりあえず5点。
    個人的には好きだった「ゲッチューまごころ便」に、何がとはハッキリ言えませんが雰囲気が似ているので期待はしています。

  • 100

    sakuhindb

    【良い点】 個人的には話の内容も展開もキャラの設定もすばらしいと思います。 なによりまず、えがすごくきれいで読みやすいし、最近流行っている男の娘キャラが主人公というのが斬新でいいです。【悪い点】 少し女性のキャラが少ない、絵がうまいのにもったいない【総合評価】とにかく個人的にはすごくお勧めな漫画です。普通におもしろいので一度よんでみてください。

ネット上のイメージ

可愛い
女の子
綺麗
友情
シリアス

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