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貧しいながらも仲良し一家に暮らす5歳のややん。しかし父親の突然の大怪我で、家計は火の車に!そこへ子どもを欲しがっていた伯母さんが、ややんを養女にしたいと言ってきて…!? 家族の絆を描いた感動作!
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40
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「みかん・絵日記」で有名な安孫子三和先生ですが、その単行本に併載されている「レイニー・デイ」や「春告げ鳥の鳴く頃に」などの読みきりが素晴らしく、大好きでした。しかし、この作品はイマイチでした。子供をおもちゃのようにあげたりもらったりするという話も愉快とは言いがたいものですし、主人公の「ややん」の両親が姉夫婦に非常に勝手で非常識なお願いをするので、唖然としました。ハートフルな家族の物語というテーマで描かれたのかもしれませんが、大人の事情やエゴに振り回される子供の悲哀の方が強く心に残りました。以前は主人公が幸福であろうと不幸であろうと潔くストーリーをばっさりと切り、後に余韻を残すものに仕上げていましたが、この本に収録されている2作品は、「不幸な境遇」→「でも愛を忘れない」→「ハッピーエンド、めでたしめでたし」という流れに強引に持っていっているという感じがしました。以前の作品と性格が大きく異なるのは、掲載誌の違いや作者の意識の変化(お子さんを持つなどして)もあるのかもしれませんが、それにしてもこの変わりようはファンにとって悲しいものでした。私の好きだった安孫子三和はもういないのだ…と思いました。
ネット上のイメージ
- 子供
- 教師
- 家族
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