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現実は妄想よりスゴイ。ポルノ作家と俺の“代筆”のお仕事。  大学生の久住(くずみ)は、ポルノ作家・木島(きじま)の腕を骨折させてしまい、口述筆記で代筆することに。仕事をはじめて数日。淫らな文章を読み上げる木島の声は久住の耳を責めたて、疼いた下半身は完勃ち状態に…。「抜いてあげようか? 口でしてあげる」からかわれた久住は、その日から木島で“エロい妄想”をするようになってしまい――? 純情大学生×思わせぶり官能小説家のお子様厳禁セクシャル・ワールド。

ポルノグラファー

| 祥伝社(出版)

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Ebook販売元 : コミックシーモア

ポルノグラファーのレビューが0 件あります

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189件のネット上の評価があります

  • 100

    cmoa

    半額だったので。大学生の久住がポルノ作家木島の腕を骨折させてしまい、口述筆記で代筆することになる話。木島が作り出す官能小説の文章の世界、久住が妄想するエロスの世界、そしてこの「ポルノグラファー」の本来の世界が三つ巴でリンクして、ストーリーに深みを持たせています。
    話は二転三転するのでネタバレしませんが、エエッと驚いたり(予想もしない展開で感心しました)たまに入るユーモアあふれる表現にニンマリしたり、はぁ〜堪能しました。木島に振り回される久住が可愛い。
    Hは筋肉質な体つきでゴツゴツゴリゴリな感じ。たまに見えますが特に修正はなかったかと。
    最後のエピローグで2人の仲はどうなるのか?なんだか余韻を残したまま終わっちゃうのですが、「インディゴの気分」(ポルノグラファーの過去編&完結編)で担当編集の城戸と作家の木島のスピンオフがあり、その描き下ろしで久住と木島のその後が垣間見れて、嬉しくなりました。2作品一緒に読むとより世界観を感じられるかも。
    絵も独特だし、いつもは青春キラキラ〜とか溺愛甘甘ハピエンとか読んでるんで、この作品を読むのは躊躇しましたが、割引やクーポンで自分のあまり読まないジャンルに挑戦するのも面白いなーと。レビューの高さも納得でした♪

  • 100

    cmoa

    現在スペイン語の猛勉強中なのですが、その影響で初めて知った俳優の竹財輝之助さん。
    そのつながりで、本書がドラマ化していることを知りました。
    以前から本書はお気に入りの作品だったので、ドラマは観るのを少し躊躇いましたが、観てビックリ…!!世界観がそのまま!!
    久住くんと城戸さんのイメージが漫画とは違う気がしますが、それはそれでどちらもとても良い!!
    木嶋さんはまんま!!!むしろ竹財輝之助さん演じる木嶋の方がセクシーさは上かも。
    漫画から入る方、ドラマから入る方、両方の方が満足できると思います。
    夏目漱石の『こゝろ』を彷彿とする、もはやBL作品という枠組みを超えて、名著と言えます。
    ぜひ文学作品として読んでほしい。
    エロもしっかりあります!!
    星はドラマと合わせて10つけたい☆☆☆☆☆

  • 100

    cmoa

    表題作一本でした。純朴で今時の大学生、久住×職業病な官能小説家、小島のお話。一癖も二癖もある変わり者な小島先生に振り回され、あらぬ妄想までしちゃう久住君がなんか可愛いかったです。妄想レベルがノンケのはずなのにやたらエロくて笑えました(笑)君こそ小説書けそうだよ。しかし事故がきっかけとはいえ、スランプで悩んでた小島先生の暇つぶしから始まった微妙な仕事でしたが、結果として1度は離れたけど恋人になって仕事も復活できて良かった。地味で美人ってわけでもないのにエロいとか最強ですね。ハマる人にはドストライクな作品でした。確かに映画にも長編ドラマにもなりそうなくらい話がちゃんとしているので、R指定だろうけど実写で見てみたいなとか思っちゃいました

  • 100

    cmoa

    萌えどころが、若い子よりは30代以上向けの気がしますね。
    読者を選びそうなストーリーです。
    エロも当然ポルノが題材ですのでたっぷりあるのですが、
    ストーリー重視の方でも大丈夫

    ポルノの口述筆記ってネタは初めてではないけど、
    小説家という主人公の基盤をしっかり反映しているので、
    大学生の久住が振り回され、煽られていく様がすごくよく表現されています。
    木島の過去も、現在の倦怠な生活に現れていて、
    ストーリーに深みを与えていました。

    構成もしっかり出来ているので、お話に引きずられ、多少疲れます。
    読んでていて、明るい気持ちになるストーリーではありませんが、
    読後感は良かったなー

  • 100

    cmoa

    大学生の久住は小説家の木島に怪我をさせてしまい、その間仕事ができない木島の代わりに口述筆記をすることになって…。作中にでてくる小説の何とも言えない雰囲気の中、作業をする二人。木島はどこか謎めいていて、久住じゃないけどいろいろ想像を掻き立てられます。二人のやりとりがどこか面白く、それでいてなんとも切なくて。ラストに向かってのストーリーの運びは見事で素晴らしかったです。じーんとする感動を味わうことができました。初コミックスでこの仕上がりって、本当に凄い!近々、木島と編集員城戸の過去のお話として「インディゴの気分」が発売されるとのこと。今から楽しみです!

  • 100

    cmoa

    試し読みからミステリアスな作家の続きが気になって、最後まで読みました。最初は根暗なオタクっぽかった先生が、どんどん色っぽくなっていくのに引き込まれました。
    後半、先生の見えなかった部分がどんどん明らかになっていくにつれて、久住がどんどんしっかりしてきます。城戸から合鍵を取り上げたところはめちゃくちゃかっこよかった。「書けますよ、大丈夫」と声をかけるところがじんとしました。
    エロは最後にあって、結構生々しい感じ。「インディゴの気分」も読みましたが、あっちのエロは生々しさより官能的な舞台が良い感じでした。合わせて読むともっと面白いです。

  • 60

    cmoa

    【このレビューはネタバレを含みます】 ストーリーとしては面白いかなと思います。
    官能小説家ということで、そう言った表現も多々あり、その独特な雰囲気はすごく良かったです。
    ですが普通に木島の嘘が酷い!なんか素直じゃないし、なんだったら利き手も左だし締め切りなんか1つもないしもう口から出まかせしか出てきてないし!健気なワンコの久住が可愛そすぎるやろ…
    最後も綺麗に去りすぎで久住を思うと泣けました。
    木島の拗らせた性格が許せるか許さないかでかなり評価が変わると思います。
    私は受け入れられなかったので星3つで。

  • 80

    cmoa

    値下げされてたので購入しましたが
    予想以上の満足度でした!!

    立ち読みの時点では絵が時々崩れるのが気になったけど、
    世界観がしっかりしてるので、読んでるうちに気にならなくなりました。
    この昭和っぽさ…クセになります。
    ポルノ小説作家さんをめぐるお話なので
    匂わせシーンは多いですが、
    エチシーンは少なめだと思うので、それ目当ての方にはあまりオススメできません。

    私はどちらかというと、続編がめちゃくちゃ大好きなのですが
    この作品が母体か…と思うと、尊くて…
    この作品に関わった方みんなに感謝の気持ちを伝えたいです…。

  • 80

    cmoa

    前作が良かったので購入です。評価は3,5。
    今作は、物書きという者は変わり者が多いっていう典型な…マイペースじゃなく自己中で自己表現が少ないので周りを振り回すタイプの木島。木島に恋して振り回される久佳。読んでるとジトーっとした薄暗い湿った感じがします。そういう意味では引き込まれてる。
    ということなんでしょうが、ストーリーとしてはハッピーエンドなのに何か湿った感じが残って微妙な感じがしました。
    ハッピーエンドやスッキリしたモノ以外も全然アリなんですが、幸せなエンディングなのに…感がしたので、この評価です。

  • 80

    cmoa

    【このレビューはネタバレを含みます】 エロ小説家の木島は退廃的な刹那的な感じが漂う不思議な魅力のある人でした。絵柄自体は特に美人に描かれているわけじゃないのに、目線や表情が色っぽかったです。

    久住はホントお人好しの大学生って感じで、口述筆記中に興奮しちゃうとか純情かよ!とツッコミたくなりました。

    木島の嘘がバレて久住と離れて、よくあるラブラブハッピーエンドにならないのも作品の雰囲気に合ってて余韻が残りました。

    最後に短い後日談があり、二人のこれからを想像出来るものでした。

  • 100

    cmoa

    ドラマ化された作品であり、お試しを読んで匂いを感じる作品だと思い、「インディゴの気分」と一緒に購入。今の時代の話なのにどちらも霞がかかった様な匂いを放つのは、作者の名前から想像するにマルキ・ド・サドを思い出してしまうからだろうか。エログロと呼ばれる作品に触れてきた作者なんだろうな…。想像され好感を抱いてます。
    学生の頃は、年の離れた人が色気を放っていたら、あらゆる事が不思議な魅力を感じ、知りたい学びたいを抱く青年の揺れと、青年に失望されたくないと思う作家の匂いを感じる作品です。

  • 100

    cmoa

    ドラマにはまって漫画も読みたくなり購入しました。BLにはあまり興味はないのですが、この作品は登場人物の心の変化や感情がきちんと描かれており、その為ストーリー展開に不自然さがなく、また自分の感情も動かされるので、何度も味わいながら読みたくなります。
    雑誌のインタビューで丸木戸さんは、わかりやすくは描いていないようにおっしゃっていましたが、確かには説明はないのですが、読むたびに木島先生の言動に発見があり、「インディゴの気分」と合わせて何度読んでも飽きません。

  • 100

    cmoa

    想定外によかったです。
    ポルノ作家と、代筆をする大学生という作品説明を読んだ時は
    エロエロ寄りかなとあまり期待してなかったのですが、
    読んだらしっかりとしたストーリーがありました。
    2人がくっつくまでも安易じゃなく、ちゃんと段階を踏んでいて納得感があります。
    ポルノ作家といえど、作品を生み出すアーティスト系の話というのも
    個人的に好みでよかったです。
    デビュー作のようですが、展開にありがちなところはなく新鮮でした。
    迷いなしの★5です。
    総194ページ。

  • 100

    cmoa

    クールな嘘つき作家木島先生の再生物語ですね。
    木島が事故にあって、久住と出会って取った行動も心理も全てすんなりと理解できます。
    一貫してたクールな表情と態度が崩れた場面は…ウルっときちゃいました。それもこれも木島のキャラがぶれなかった賜物で、丸木戸さんお見事!です。
    ちょいちょいつくビミョーな嘘とか、純真な大学生が卑猥な文章を口述筆記で代筆させられるのとか、皆様仰ってるように映画かドラマにでもしたら面白そうな絵面だなぁと私も思います(^^)

  • 100

    cmoa

    読み進める度に、作品の印象が変わる感じでした。
    結果すごく好きですけど、作家さんのあとがきを読んで、納得しました(笑)
    最初は、とてもクリーンだけど裏がありそうな?中盤はミステリアスになり、後半はちゃんとラストに向かいつつ一筋縄ではいかないというか。
    個人的にはラストの後日談があって、環境が変わっても変わらない感じが心を暖かくしてくれて、読後感がすごく良くなってくれました!!
    スピンオフがあるようなので、そちらも読もうと思います。

  • 100

    cmoa

    195ページ、1冊表題作(エピローグ2年半後、5p付)。

    絵があまり好みではないんですが、ポルノ作家の不思議な独特の雰囲気が色っぽくて良かった。
    何を考えてるのかわからない、年も不明。
    その不透明さの中に見える孤独さが寂しくて切なくなる。
    展開がどうなっていくのか気になり、話に引き込まれました。

    エピローグも良かったですが、続刊があるそうなので、楽しみです。
    インディゴの気分(本作の過去編&完結編)。
    これは絶対に読みます!

  • 100

    cmoa

    【このレビューはネタバレを含みます】 一言、面白かった〜、もっと早く買えばよかった(笑)スランプに陥って作品をかけなくまった官能小説家と、その小説家に怪我をさせてしまい、小説の口述筆記をすることになった大学生の話。しっとりとまったりとした雰囲気。絵と内容のまったり感がぴったりで不思議な世界観。ふたりの絡みは最後だけだけど全体的にエロティック。ドキドキハラハラする展開はないけど、なんかドキドキしました。

  • 100

    cmoa

    某先生のこの作品にふれたインタビューを読んで興味を持ちましたが絵柄が好みじゃなかったのでなかなか手が出ず。読んでみて評価の高さに納得です。絵柄も気にならないどころか絵がストーリーに合ってる。作中の小説部分は作るのが大変だったんじゃないかなぁ(笑)最後の展開に驚き、まんまと嵌められたことに喜んでしまう、そんな読者冥利につきるお話でした。乾いた画面のようでそこはかとなくただよう湿っぽい色気が独特な魅力の作品だと思います。

  • 100

    cmoa

    大学生の年下攻めと小説家の受け。受けが浮世離れしていて妖艶、嘘つきなのもミステリアス。性とは無縁そうなのに官能小説家というアンバランスなのも含めて、受けのキャラクターが話に緊張感や独特の雰囲気を与えていて、読後に満足感がありました。ひねくれた受けに対して真っ直ぐな攻めでバランスがとれたカップルだと思います。最終話の多くを語らない終わり方も想像させられて好き。本番あり、修正は白抜きとトーンですが見えない角度が多いです。

  • 40

    cmoa

    良かったようなダメだったような…。全体的には悪くなかったけど、イマイチハマらなかった。絵柄が苦手だったっていうのもあるけど、なんか作家先生がやってたことって許容範囲外な気がする。確かに加害者と被害者という立場からしたら文句の言えないことかもしれないけど、だからといって人の好意をあんな風に扱うのはちょっと違う気がした。私的にはダメらしい。エッチもあるし表情はエロいけど、なんかモヤモヤしちゃって堪能出来なかった。

ネット上のイメージ

教師
エロい
切ない
独特
可愛い

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