- 年代: 1975年~ 1979年 (完結)
- 巻数 19巻
- 掲載誌 週刊少年チャンピオン
- 出版社 秋田書店
- ジャンル 少年マンガ 、 ホラー
エコエコアザラクのレビューが0 件あります
レビューを投稿する14件のネット上の評価があります
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80
sakuhindb
75〜79年に週刊少年チャンピオンで連載された古賀新一先生のホラー漫画。黒魔術を操る美少女“黒井ミサ"が「エコエコアザラク」の呪文が響く時、街で、教室で、何かが起こる。ホラー漫画の金字塔。本作品は、70年代の週刊少年チャンピオンで黄金期を支えた作品の1つで、本格的なホラードラマとして仕上がってます。ストーリーは中学三年生ながら黒魔術を操る魔女“黒井ミサ"がダークヒロインとして描かれた1話完結型のホラーマンガです。特に1・2巻では、悪魔に子供の魂を捧げるために全然関係ない子供を殺めたり、黒井ミサに対して暴力や虐待をした者を黒魔術を使ったり自らの手で殺したりと、正義も悪も関係なく容赦なく人を殺めているのが圧巻です。魔術をかけるときには生きた動物を殺して生け贄として捧げるシーンがあったり、カエルやヘビ、コウモリといった使い魔を駆使したりというシーンがあったりと内容が奇抜で、また絵がとてもグロくて、恐怖ものとしてはかなりの戦慄があったように思えます。初期は主役の黒井ミサがあまりにも惨過ぎたせいもあってか、「魔太郎がくる!」を思い浮かばせるものばかりでしたが、中盤になってくると普通の女学生としての明るい部分が描かれるようになってきましたっけ。読者からの反響からきたものだと思われますが、話が進むにつれて黒魔術を駆使する機会が減り、他人の未来を占ったりしてその行く末を見守るような立場になっていくのですが、その中にはホラーマンガでありながらホロリとさせる話もあったりして、結構話が順調に仕上がってました。オカルト的要素を絡ませた作品でありますが、内容的にはホラー漫画の傑作だったと感じますね。本作品は恐怖漫画として絵柄からその内容まで、非常に戦慄のあるものだったので、ホラー漫画としては一線を画してますし、なかなか気に入ってますので、評価は【とても良い】。本作品は続編も作られ、80年代には「魔女黒井ミサ」・「魔女黒井ミサ2」、90年代には「エコエコアザラクII」として甦ってきます。また映画でも登場し、ミサ役に吉野公佳・佐伯日菜子・加藤夏希・近野成美等が演出しています。そのオカルト的要素を絡ませた内容は今でも色褪せないものとして残っています。
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80
sakuhindb
黒魔術の使い手「黒井ミサ」の物語ですが、実は最初はホラー色が強いのですが、たまに純粋ギャグ(ブラックなし)も入れてくるので侮れませんその名も「我が家は魔女一家」(一応お父さんもいるんですが)ほとんどギャグです!ミサのイタズラでタクシーがメリーゴーランドみたいな乗り物に変えられてしまいミサのお父さんと会社の部下がグルグル回され大変な目にあい、お母さんがミサを怒って追っかけまわすなど笑える内容になっていました(全3回)。怖かったのが、ゲテモノ好きの教師がいて弁当にもアリなどが入っているため、ミサも引いてしまいます、ところがその教師には子供がいるのですが虐待を受けており生徒たちは子供のコトを心配しますが、何故か教師はミサたちを食事に招待します、しかしどう見ても「子供の丸焼き」としか思えないメインディッシュが・・・。しかし教師は「サルの丸焼き」だといって食べてしまいます(このときの教師の表情が怖いです)しかしミサが水晶玉で調べたところ子供は保護されていて、やっぱりアレは猿だったことが判明します、しかしこのマンガなら子供も・・・。と思ってしまうところがこのマンガの怖さ・やばさ・凄さなのかも。最終回も実はブラックというよりもほのぼの系になっている意外性があります、落ち込んでいる人を見てミサが「まるで作者だ」といったとたん本当に古賀先生が「ミサちゃんそれはないんじゃない」と言ってやってくるのですがミサは「ガーーーン」と驚いて気絶してしまい「ひどいよひどいよ!何も気絶しなくたって」と古賀先生を泣かせてしまうという話が入っていたことを覚えています。こういう意外性が光るのもやっぱり本来の内容自体がホラーだからなのかも、でも本当に驚きの最終回を入れてきたなと思いましたね。
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80
sakuhindb
黒井ミサという名前からしてベタなんだけどーかなり好きなホラー漫画。まず、あの梅図かずおを点描にしたかのような雰囲気の、全体的に霧が掛かっていて、恐怖におののく人の瞳孔がぼんやりとした絵が怖いでするー。わなわな。でもって、題名ともなっているエコエコアザラクという言葉。妖しいー! 妖しすぎまするー。そういえば、今もって意味を知らないので、Webで検索したら、うそかまことかバスク語だとか書いてある。ますます怪しすぎるー。んで、黒井ミサはそのなかにあって、かわいいし、エロティックだし。しかし、ときどきドジでおちゃめなところが、ダークなヒロインにあって、愛されるところー。近くにいたら、多分、幽霊屋敷や墓場にいこうよとか誘ったあげく、ひどい目にあわされること確定のワタスですなー。この漫画は多分作者のライフワークなので、どこかの雑誌で続きが描かれ続けているに違いなひー。アニメになってもよさそうなのにーなりませすなー。w
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80
sakuhindb
結構容赦なく人が死にますね。同じ学校であんだけ死にまくったら、そりゃさすがに怪しまれるだろうから、転校を続けまくってる設定ってことなのかな。内容は、一話読み切り型のあっさりテイスト。高橋葉介氏の学校の怪談に似た雰囲気があったけども、あっちよりも登場人物の気持ちの描写が上手くて見ていて引きこまれる作風だったのが良かった。
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80
cmoa
【このレビューはネタバレを含みます】 昔懐かしいホラー漫画です。
ストーリー的には、一話完結型なので読みやすいですが、結果がバッドエンドになりやすいので、読んだあとブルーな気持ちになるかも知れません。 -
100
cmoa
昔大好きだった漫画です。怖かった記憶と、えこえこあざらくえこえこあざらく、のフレーズだけよく覚えています。
今読み返すと本当に怖い。こんなに後味の悪い終わり方のショートストーリーだったかと感心する位怖いです。 -
60
ebj
誰が買ったのか、なぜか子供の頃からあった漫画。はじめのうちこそ理不尽恐怖漫画だったけど、いつの間にやら学園ホラーギャグ漫画になっていた気がする。おかあさんのキャラが好きだったなあ。でも最初の設定だ...
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100
ebj
授業中、スケバンが 主人公・黒井ミサめがけて 投げつけたナイフが、教科書を貫通して 喉に刺さるシーンが印象的でした。 毎回、新しい中学に転入→気に入らない人物発見 →呪い殺す→転校という展開...
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60
ebj
女子中学生---その名も”黒井ミサ”が黒魔術で悪い人を懲らしめるマンガ。「魔術に不可能はないわ」思いっきりブラックの世界。牧神パンに似たヤギっぽい悪魔、ペンタクル、ブードゥー教とか、サッカー...
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100
cmoa
むかーし友達から借りて読んだことあります!絵とストーリーが衝撃的で子供の頃は怖くて買ってお家に置いて置けなかったから笑。結局ラストまで読んでないので久しぶりに読んでみたいですね。
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80
cmoa
子供の頃、兄の持っていた本を読んでいました。怖いのにたまにエッチなシーンが出てくるので、色んな意味でドキドキしながら読んでいたのを思い出します(笑)今読んでも色褪せない作品です。
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100
ebj
主人公は、黒魔術を使う。1話完結が多かった気がする。最後は、「エコエコアザラク・・・エコエコアザラク・・・」と言いながらどっかへ・・・少年チャンピオン黄金期を支えた作品の1つ。
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80
cmoa
子供の頃読んだことがあり、大人になって読み返してみました。
ドロドロした怖さです。怖さ、ハンパない。 -
60
cmoa
昔、友達に借りて読んだなぁとなつかしかったです。それにしても気持ち悪い。
ネット上のイメージ
- 怖い
- ホラー
- 子供
- 教師
- 学園
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