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他人を蹴落とすことしか考えない生徒が多い進学校の中で、望江は悦子を唯一の親友と考えていた。しかし彼女は望江の知らないうちに自殺未遂を起こす。望江はショックを受けるが、それに気づかないでいた自分にも失望する。学校では他人に裏切られ、家庭では義父に気をつかう…そんな生活に嫌気がさした望江の目の前に現れた4人とはいったい…!? 四季それぞれの人模様を鮮やかに描きます。

すすきのみみずく 1

| 集英社(出版)

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Ebook販売元 : コミックシーモア

すすきのみみずく 1のレビューが0 件あります

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7件のネット上の評価があります

  • 100

    cmoa

    【このレビューはネタバレを含みます】 懐かしい。ずっともう一度読みたくて探していました。主人公達と同世代で、リアルタイムで読んでました。恋愛ものが多い中、少し違う作風で、また自分も自分の将来とか色々と重ね合わせていたので、すごく記憶に残っています。
    見た目も性格もバラバラな高校3年生達が、自分の実生活とかけはなれた環境の中で仲間として過ごすうち、共感したりぶつかりあったり、見えなくなっていた現実に気付き、この先の未来に希望を持って進んでいく。そんな姿が描かれています。よくある話?と言われれば何とも言えませんが、私は引き込まれて読んでました。最後はえ?そうだったのとタネ明かし展開に驚きましたが。皆の気持ちがバラバラにならなかったのが嬉しかったですね。

    個人的には、篠さんが気に入ってました。それと主人公。主人公が大人になって、篠さんが彼女の気持ちに応えてくれたらいいなと。
    最後のあのチケットは、ラストのその先を予想させるものだったと勝手に確信してます。さすがにそんな思わせ振りな事はしないでしょうと思いたい。私の勝手な希望ですが…。
    聖先生の作品は、断定的に言葉で表現せずに、読み手に想像させる様なラストという印象があります。
    いつも、人生を考えさせられるような作品を描く漫画家さんですね。(全作品を網羅している訳ではないので、私が読んだものは、という意味です)
    リアルな現代の高校生がどう感じるか分かりませんが、是非読んでみて欲しいです。 続きを読む▼

  • 100

    cmoa

    だいぶ昔に読んだ作品だったのですが、大人になってから読み返すとまた感じ方が変わりますね。2度と戻ってこない青春にキュンとなります。学生って狭い世間の中で必死に戦ってるんですよね。それは大人になっても変わらないけど、少しずつ噛み砕いて成長して…でもきれいごとだけでは済まない世の中を知っていって、そこで自分がどうなるかは、やっぱり自分次第しかないのでしょう。自分は随分つまらない大人になったなぁと思わされます。今読んでも弘紀はカッコいい。好きだなぁ。

  • 100

    cmoa

    コミック、今でも持っています。
    10年以上、開いていませんが、今、無料分をよんで、引っ張り出そうと決めました。
    セリフ、ストーリーだけでなく、カット割りまで完璧です。とても上質な作品。思春期に読めて幸せだったなぁ。
    最後の最後のページまで、もれなく素晴らしかったことを思い出しました。

  • 100

    cmoa

    中学か高校の頃、ワクワクしながら読んでいました。懐かしくて久しぶりに読みましたが、描写も上手く、大人になって20年以上経って読み返しても、心理描写が深く心に入ってきて面白かったです。自分を少しでも変えたくてもがいてる人に是非読んでほしい作品です。

  • 100

    cmoa

    ペーパー版を何度も読み返していた作品。
    今またこうして読むと、人間関係とは?ということを分かっていない人たちにぜひ読んでもらいたいし、また人間関係でもやもやしている人にも読んでもらいたい作品だと思います。

  • 100

    cmoa

    子供の考えてる事は、子供の悩みは、いつの時代も似たり寄ったりなのかと思うくらい主人公の疎外感が伝わってくる。大人は懐かしく思い、若い人らには自分だけじゃないと励ましになるかもしれない。

  • 40

    cmoa

    思春期やら厨二病が爆発しててよんでて恥ずかしかった(_ _).。o○