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続発するレイバー犯罪に敢然と立ち向かう泉野明(いずみのあ)。新型パトレイバー98式AV “イングラム” を得て、元気いっぱい大ハリキリ。小学館漫画賞受賞作品。

機動警察パトレイバー

| 小学館(出版)

84

非常に良い

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Ebook販売元 : コミックシーモア

機動警察パトレイバーのレビューが0 件あります

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33件のネット上の評価があります

  • 80

    sakuhindb

    88〜94年に週刊少年サンデーで連載されたゆうきまさみ先生のロボットアクション漫画。舞台は近未来の東京。ハイパーテクノロジーの発展によって誕生した多足歩行式大型マニピュレーター`レイバー'は、軍事・民生等あらゆる分野に進出するが、同時に様々な犯罪を引き起こし、社会の脅威となる。続発するレイバー犯罪に対抗すべく、警視庁は特殊機械化部隊`パトロールレイバー中隊'・通称“パトレイバー"を設立。婦警ながらその技能を認められた`泉 野明'はレイバー操縦主に任命され、彼女を初め若いパトレイバー隊員たちは、世間に渦巻くレイバー犯罪者たちに果敢に挑んでいく。『マジンガーZ』から始まった巨大ロボットものは『機動戦士ガンダム』以降、宇宙を舞台にした戦闘・軍事ものとしてのドラマに移行され、その手の作品が主流だった為、視点を変えて近未来の地球を舞台にロボット犯罪に対抗する警察ロボットという設定で事件の解決や救助を主体にしたドラマとして企画されたのが本作品で、元々TVアニメの宣伝用として始めた為に泉の乗る“98式AVイングラム"はガンダム同様人型の戦闘ロボットに仕上がっています。舞台が地球だけに世界観が宇宙主体のガンダム等よりスケールが低くて、またレイバーもイングラムやグリフォン等難しい名でデザインもいろんなものを組み合わせたスタイルでしたから、戦闘時はどっちが優勢になってるのか、わかり難かったです。本作品の主人公の“泉 野明"は第二小隊一号機フォワードの操縦担当で、階級は巡査。身長155cm・スリーサイズはB79 W58 H82。血液型はA型。北海道苫小牧市出身で、実家は酒屋。自身もやたらと酒に強いが、一旦悪酔いするとタチが悪い。髪質はクセっ毛。運動が得意。高校卒業後は北海道を離れ、東京の`警察予備学校'に入学。レイバー好きが高じて警視庁に入り、特車二課への配属を希望。第三管区警察学校を経て警視庁警備部特車二課第二小隊配属後は`イングラム一号機フォワード'を任せられる。レイバーの搭乗資格の他に、自動車普通免許も所有している。本質的には正義感の強い真っ直ぐな性格で、物事の分別も真面目で模範的である。しかし伸び伸びと育ってきた性格形成ゆえに、思考基準は良くも悪くも単純で通俗的でもある。この為形式的な主義や堅苦しい了見を受け入れにくい一面もあり、当時の現場での評価は極めて良好であるにも関わらず、警備の方針を巡って上司と口論することもあった為、訓戒処分三回の経験を持っている。その他周囲との関係では、南雲や熊耳のようなエリートタイプの女性にはやや気後れしやすかったり、自分のペットにずっと「アルフォンス」と名付けていたことから機体に「2の2泉野明」と書いたり、機体の損傷を過度に恐れる等ミーハーな面もある。メカ好きであるが技術的知識には疎い。次第に一人前のレイバー乗りとしても大きく成長し、南雲から「自分の手足のようにイングラムを扱う」と感嘆されるほどに、イングラムを扱うようになる。終盤の対グリフォン戦では、性能面でイングラムを大きく上回るグリフォンを相手に善戦し、最後はBシステムをカットしたグリフォンをも見事に撃破した。戦いが終わった後のイングラムはボロボロであったが、グリフォンの攻撃をギリギリでかわし、致命傷を避けていた。後藤は決着後、その戦いを「泉の圧勝」と評している。遊馬をもっとも理解出来る人物といえるがゆえ、遊馬のプライベートに立ち会うことも多い。“篠原遊馬"は本作の主人公の一人。第二小隊一号機バックアップの指揮担当で階級は巡査。捻くれ者で口は悪いが、野明には細やかな心遣いを見せることがある。普段は冷めた性格であるが、その反面繊細な面も持ち、切っ掛け次第ではひとつの物事にとことん突っ走ってしまう部分もあり、そういった性質を後藤に利用されてしまうこともしばしばである。太田や香貫花など暴走し易いメンバーは、遊馬の指示に反した行動をとることもある。レイバー製造の最大手・篠原重工の御曹司で、レイバーシステムに関する知識は第二小隊随一である。また、コンピューターやソフトウェアにも詳しい。兄の死を切っ掛けに篠原重工社長である父親と対立し続けている。女性に関してはちょっとした苦い経験がある。実家のことを話題にされるのを嫌う半面、御曹司の立場を利用して、篠原重工側(主に実山親子)に無茶な要求をすることもある。野明に対しては、非番の日にデートに誘い映画を見に行ったり、最終話でアプローチする等好意を持っている様子である。“後藤喜一"は特車二課第二小隊長で階級は警部補。オールバック・三白眼・エラハリ・無表情が特徴。普段は飄々とした捉え処のない昼行灯を装っているが、かつては公安出身の「カミソリ後藤」「本庁で有名な悪(ワル)」と呼ばれる切れ者だったことが過去を知る他の登場人物から語られている。全てにおいて無気力・無関心そうでいて、周囲への気配りはさりげなく行う。人的管理においては強制を好まず、各人の自主性を上手く引き出す方針が隊員たちにも伝わっているのか、人望はそれなりに厚い。平均年齢が低く未熟で純粋な部下たちについてはかなり気を回しており、慣れないフォローによる気苦労も多い。基本的に放任主義だが、必要に応じては凄みをきかせて従わせる。唯一同僚である`南雲しのぶ'に対しては頭が上がらない面が目立ち、同時に高い信頼を持つ。ヘビースモーカーで所構わず煙草を銜える。デリカシーに欠ける面がある。多趣味で競馬・カラオケ・釣り・ゴルフ等に通じている。警察官としては優秀で常にありとあらゆる情報ソースにアンテナを張り、本庁関係者とも休日の接待などで交流し、対テロ事件専従捜査員の松井とはプライベートでも「男の子同士仲が良い」と南雲に揶揄されるほど頻繁に情報交換に勤しむ。事件解決の為には上司である祖父江・福島特車二課長らを恫喝・命令無視・責任問題の押しつけに利用することも厭わない。“太田 功"は第二小隊二号機フォワードの操縦担当で、階級は巡査。よく言えば生真面目で正義感の強い熱血漢、裏を返せば直情径行で猪突猛進なだけの熱血馬鹿。規律重視で融通が利かない性格ゆえに、自分よりも階級や実力が上の相手にはわりと素直に従う一方、同僚隊員(特に遊馬)と衝突することが多いが、危機には勇んで駆けつけようとする仲間思いな心根にはブレがない。野明に対しては比較的甘めな扱いで、照れつつ一言アドバイスをするシャイな面も見せる。レイバーの操縦技術も、精密な動作より力任せに突撃する主義。野明とは対照的で、即断などの思い切りはいいが、戦術的柔軟性に不足する点がある。レイバーの射撃に関して普段の現場では、相手の致命的部位に「当たってしまう」ことすら稀れで、的を外すことが大半である。ただしこれは関節部や末端部などのかなり狙い辛い場所を狙っている為であり、静止目標の射撃訓練等では高い命中率を誇る事が明かされている。`進士幹泰'は第二小隊二号機バックアップの指揮担当で、階級は巡査。東京大学卒で第二小隊で唯一の妻帯者である。公務員一家に生まれ、かつてはコンピュータ関連会社の優秀なサラリーマンであったが警察官に転職し、後藤のスカウトで特車二課に配属された。気が弱い為フォワードの太田の暴走を止められず、胃薬を常用している。後に二号機のバックアップを交替し、後方支援に回る。身体を張る職務は苦手だが、コンピューターの扱いに長け、冷静かつ奥深い洞察力には他の隊員も一目を置く。愛妻家兼恐妻家でもある。`山崎ひろみ'は第二小隊後方支援担当で階級は巡査。通称「ひろみちゃん」。身長2メートルを超す強面の巨漢で、レイバー操縦技能は持つが、イングラムのコクピットの狭さから搭乗できず、後方支援に回る。外見に似合わず器用で、世話好きな心優しい男である。また涙脆く恐がりであり、争い事を好まず進士と並ぶ第二小隊の良識人。性格的にも控えめで口数も少ない。`香貫花・クランシー'は第二小隊二号機バックアップの指揮担当で、階級は巡査部長相当。ニューヨーク市警察から半年間、研修の為特車二課に派遣されてきた日系3世の女性警察官。太田の暴走を抑えられない進士に代わって2号機のバックアップに就いた。臨時の場合などは自らレイバーの操縦を行うこともあり、こちらも高い技術を持っている。特捜部に在任中は、マサチューセッツ工科大学に聴講生として在籍し、電子工学の修士課程を修了。柔道四段・合気道三段・茶道裏千家師範の資格を持ち、射撃や爆発物処理にも長けている。スポーツも万能で、英語や日本語の他に、独・仏・蘭・北京語も堪能である。クールで現実主義者だが、太田とは本質的には同じ性格の持ち主な為、わりとウマが合う。太田よりは精神年齢的に大人で、叱りつけることが殆んどである。`熊耳武緒'は第二小隊二号機バックアップの指揮担当で、階級は巡査部長。通称お武さん。操縦技術に関しては隊内でも1、2を争うほどだが、指揮やバックアップ要員に向かずそもそもフォワードをやる以外に使い道がない太田の存在により、指揮担当となる。文武両道に秀でた才媛で、自分にも他人にも厳しく律する性格の持ち主である。父親は桂花女子大に勤める`誠治'・母親は専業主婦の`瀧子'。性格からは想像もできないが、心霊現象が好きな父親に脅かされて育った為、怖い話や怖い物が気絶するほど苦手である。`南雲しのぶ'は特車二課第一小隊長で階級は警部補。特車二課の実質的な責任者で、第二小隊の活躍ぶりにいつも頭を痛めている。元は将来を渇望されたエリートだったが、気の強い性格ゆえか上層部に疎まれて二課に飛ばされた模様。つかみどころのない後藤と異なり、考えを明確に伝える性格が部下に好まれ信頼は厚く、榊に続く二課のナンバー2と目されている。規律を重んじるゆえに後藤や第二小隊の行動に眉を潜めているが、野明らの成長に伴いやがて信頼を置くようになった。また後藤の頼みを聞いて密かに第一小隊を出動させたり、二課が襲撃された際に頼りにする等、同僚である彼に対しての信頼は厚い。本作品に登場するメカは「警察用レイバー」には“95式"は`警視庁警備部特車二課'所属の警察用レイバー。民間作業用からの改装レイバーで、原型となったレイバーは1995年のモデルで、愛称は「ゴリラ」。初代パトレイバーで第一小隊で最初に採用された車両であるが、旧式ながら五本指のマニピュレーターを持ち、警棒などのオプションを使用する事も一応可能である。“96式改"は警視庁警備部特車二課所属の警察用レイバー。第一小隊に二番目に配備された車両で総数は3機。1号機には`石和巡査部長'、2号機には`古賀巡査'が搭乗した。腕部に収納式の電撃端子を装備している点が特徴。“イングラム"は先に配備された`ASUKA96MPL大将'の能力不足を把握していた篠原重工八王子工場によって開始された「次期MPL計画」による第1号機。名称はイングラムM10から取られたものだが、「INdeterminate GRound Armed Mobile:不確定型陸上兵装車両」の略でもある。`ASUKA'で初めて採用された密閉式コクピットによって極めて人間的な姿をしており、初めて全超電導化されたパワー系統、人間に近い形状である為豊富な手持ちオプションの使用が可能となった`マニピュレーター'や`モーション・トレーサー'・`FRP'を多用した軽量機体により、懸垂もできるほどの高い運動性など、どれをとっても非常に革命的なものである。“AVR-0"は篠原重工八王子工場製造の実験用試作レイバー。`HOS'の拡張機能である「HOS サテライト・アプリケーブル・ドライバ(HOS-SAD)」と呼ばれるシステムを基軸に開発された「次世代HOS搭載機」の実験機。「HOS-SAD」は、衛星からの情報を得て自機および任意の相手の位置を常に把握することが可能になるもので、一度ロックした相手をセンサーの有効範囲内から逃がさないようプログラミングされており、捕捉中の目標へ自動で攻撃や防御などのアクションを起こす事も可能になっている。基本的なインターフェイスはイングラムと同一だが、部品の精度は高く、機体性能は同機より上で、ソフトの処理速度も30%以上速くなっている。また、シートには高級品が使用されており、居住性も向上している。デザインが零式に準じた形になっているが、パトライト類の有無以外に、頭部のデザインも額のセンサーに透明のカバーが付いている。「軍用レイバー」として“サムソン"は`菱井インダストリー'製造の陸上自衛隊所属の軍用レイバーで、“97式改"。`AL-97(アトラス)'の発展改良型。銃火器の豊富さはそのままに、外装を強化し、キャノピーによる直接視認型であったコックピットにも装甲を施しモニター式の完全密閉式とした。火器管制を一部コンピューターの管理下に置いているため1人でも操縦が可能である。 改良により被弾率の低下、小型化、機動性の向上に成功している。“ヘルダイバー"は篠原重工八王子工場製造の陸上自衛隊機械化空挺師団所属の軍用レイバー。`AL-97 アトラス'並びに`AL-97B サムソン'に変わり、陸上自衛隊機械化空挺師団に配備されたレイバー。正式名称は「99式空挺レイバー」だが作中では`空挺レイバー'や`ヘルダイバー'と呼ばれることが多い。火器類に関しては先代機種に及ばないものの、機動性・汎用性に富み、格闘戦能力が目覚しく改善されている。基本フレームはイングラムと同じだが、降下用などの補助動力追加、着地時の衝撃に耐える為`強化型ショックアブソーバー'が使用される等、脚部を中心に改良が施されている為に一回り大きくなっている。頭部にカメラ保護用の`バイザー'、脚部には降下速度を軽減する`ダイブブレーキ'が装備されている。輸送時には肩部を折り畳む事が可能。コクピットは密閉式だがイングラム同様首下のハッチから搭乗者が直接視認することもできる。武装は99式自動砲をはじめとし、コンバットナイフや対戦車ミサイルランチャーなど、多数のオプションを装備可能。局地制圧等に使用され、航空自衛隊に所属する専用の`C-4輸送機'に格納、パラシュート及び胴体前後に減速用ロケットブースターを装着し降下して奇襲をかけることが可能で、野戦時にはカモフラージュ用のステルスネットを使用する。「警備用レイバー」では`キュマイラ'はSEE製で`TYPE-5Q/2C(グラウベア)'と同時期に開発された民生機で頭部が無い曲面主体のフォルムが特徴。マニピュレータも爪状で、火器を使用する場合は胴体右上に装着する。軽快な運動性がウリで生産ラインの準備まで進められたものの、営業側から社内競合は望ましくないとの意見があり一般の販売は中止された。一本だけ残された生産ラインを使いシャフト系列の企業専用機として数十機が生産、配備されている。`サターン'はSEJ製で第1小隊での採用が見送りになった`SRX-70'の一般向け改修機。外装が若干変更され、特にSRX-70では胴鎧のようにフラットだった背面が、セダンのトランクのようにせり出した形状になっているのが特徴。カラーリングもHSSの車両と揃いのダークブルーと黒に変更され、警備員風かつ悪役然となった。`カルディア'はSEE製で施設内警備を主要目的とする為、球形車輪で高速移動可能な4脚の機体を持ち、垂直の壁をも自在に昇降できる機能も有する無人小型レイバー。その運用方法も一般的なレイバーとは大きく異なり、大型施設のセキュリティシステムと一体化した警備用端末ガードロボットといった方が正しい。多数が施設内を巡回・警備し、不審者を見つけると合成音声による警告の後、底部の電撃端子より電撃を放つ。「作業用レイバー」では`タイラント2000'は菱井インダストリー製でどの作品媒体においても、標準的なレイバーとして登場している重量級土木作業用レイバー。ブルドーザーがそのまま2脚歩行し作業用の腕を持っているような、人間型ロボットとは言いがたいスタイルでパワーはあるが動作は鈍い。`ブルドッグ'は菱井インダストリー製でタイラント等と同様に劇中よく目にするレイバー。同社製の陸自97式にも似た、航空機技術を応用した涙適型クリアキャノピーのコクピットが特徴。篠原の`大将'に対抗し発売された。豊富なオプションギアが用意されているのが売りで、マニピュレーターだけでも通常タイプ・精密作業タイプ・リフティング用の蟹爪タイプ等複数のバリエーションが登場しており、工事作業現場の他、空港内での荷物運搬用などにも使用されていた。足辺りまでなら浸水しないので、ノンオプションでも浅深度の水中での作業が可能である。更に水密ハッチとエアタンクを装備すれば5mから10mの深度まで潜り作業する事も可能。`大将'は篠原重工製の一般作業用レイバー。篠原重工に吸収合併された株式会社飛鳥重機が開発した。蛙を思わせる頭部と細長い腕が特徴。`アスカ96'は装甲等を強化した`96MPL'として、パトレイバーとして採用されている。記憶喪失に陥った大田が、96MPLの搭乗経験の賜物か、遭遇したレイバー事故で咄嗟に乗り込んだ本機を苦も無く操縦して救助に臨んでいる。`ぴっけるくん'は篠原重工製の山岳作業用レイバー。不整地での作業を目的としている為、クレーンのブームのような細い3脚構造となっている。新開発のオートバランサー機構を採用し、あらゆる地形において抜群の安定性を誇る。加えて装輪タイプでもある為、一般道路などを高速走行する事も可能である。本来は登山用に装備された`ロケット打ち出し式ハーケン'は凶器としても有効であった為、劇中ではテロリストが乗っている事が多く、「悪役メカ」の印象が強い。`ボクサー'は篠原重工製で機体頂部のカエルの眼を思わせるヘッドランプが特徴。イングラムの技術をフィードバックさせた機体だが、イングラムを製造した八王子工場に向うを張って所沢工場が放ったモデルである。視認性の高いコクピットも好評を博し、篠原重工製品で最も売れている機である。陸上だけに限らず、浅い深度での水中作業も可能である。`ハヌマーン'は高層建築用のレイバー。名前の由来である`ハヌマーン(インド神話の猿神)'の通り、足にもマニピュレータが装備され、前腕が長い手長猿のような外見をしている。圧倒的な俊敏さを持ち、ジャンプしつつAVS-98の頭部をすれ違い様に足でもぎ取るという離れ業を見せている。`豊作くん'はエセキ農機製の農作業用レイバー。アタッチメントの付け替えにより各種農作業に対応する。その為土木用レイバーに比べて細かい作業に向いた、華奢なマニピュレーターをしている。「水中用レイバー」では`セルキーH10'は菱井インダストリーが四菱グループの系列会社である菱井船舶の協力を得て開発した水中作業用レイバー。外装にチタン合金を多用し、軽量化と頑丈さを兼ね備えた高級な機体で、海中での高周波溶接や切断、ダイナマイトのセッティングなどの危険な作業に従事している。安全限界深度は70m。伸縮式のマニピュレーターの先端にはモニターが付いており、安全かつ精度の高い作業が行なう事ができる。肩部に大型のエアタンクを装備している割には活動時間は短めであり、機動性も高くない。簡易変型によって水の抵抗を軽減することが可能である。ストーリーはロボットテクノロジーの発達によって登場した汎用多足歩行型作業機械“レイバー(Labor)"は急速に発展・普及し、軍事・民生を問わずあらゆる分野で使用されるようになる。特に東京を含む首都圏には、地球温暖化による海面上昇への備えとして大堤防を東京湾の川崎〜木更津の間に築くことと、1995年に発生した東京南沖大地震によるガレキの処分を兼ねて堤防の内側を埋め立てることで首都圏の土地不足を解消するという、一石三鳥を狙った国家事業「バビロンプロジェクト」の為、日本国内のレイバーの大半が集中していた。だがその結果レイバーによる事故はもちろん、レイバーを使用した様々な犯罪行為(酔っ払いの乱闘騒ぎや窃盗から、バビロンプロジェクトに反対するエコテロリストによるテロ活動まで)が多発して社会問題となった。この「レイバー犯罪」に対処するため、警視庁は警備部内の特機部隊にレイバーを導入し、その任に当たらせる。しかし発足当初のそれらは旧式の作業用レイバーの装甲を強化しただけのもので、日進月歩でレイバーが性能を向上させている状況にあっては、優秀な人材を集めた特機部隊といえどもレイバー犯罪に対応し切れなかった。そして1998年、警視庁は警備部内に専門部署として新たに“特科車両二課中隊こと通称特車二課"を設ける。これが“パトロールレイバーこと通称パトレイバー"の誕生である。小隊は従来機を運用する「第一小隊」に加え、新たに「第二小隊」を編成することが決定される。その第二小隊にはパトレイバー専用の最新鋭機種である“篠原重工製98式AV(Advanced Vehicle)ことイングラム"が製造・導入されることになる。ところがその新型レイバーを与えられる第二小隊は、現職の巡査1人を除いては予備校を出たばかりの経験がゼロに等しい者ばかりで、隊長をして「精鋭になるかはたまた独立愚連隊になるか」と言わしめる集団であった。こうして後に非難と賞賛を浴びる特車二課第二小隊が発足するというのが大まかな内容だが、物語は`泉 野明'を初めとする若いパトレイバー隊員たちが葛藤しながら成長する青春群像である他、産業ドラマであり、陰謀ドラマでもある。これらが並行して展開されるストーリーとなっています。主役の`泉 野明'はボーイッシュな女の子で子供っぽいところもあるけど、明るく行動力があってめげないから好きでした。イングラムを操縦している時の彼女の勇猛果敢な動きはいつ見てもよかったです。同僚の`篠原遊馬'は少々頑固で捻くれ者だけど、芯が強い青年。何だかんだいいながらも野明とはいいコンビでした。隊長の`後藤喜一'は暗そうな顔してながらも意外と冷静沈着で、ヌボォーとしながらも特車2課を纏めてました。2課のメンバー`太田 功'・`進士幹泰'・`山崎ひろみ'も個性ありましたけどキャラ的に今ひとつ魅力ありませんでしたね。また`泉 野明'は明るいけど、隊長の`後藤喜一'を初め他のキャラが普通すぎたし、ストーリー展開が鈍く、また背景が全体的に暗くてパワフルさに欠けていたから、いくらレイバーが活躍しても盛り上がらなかった感じでしたね。警察としての任務行動だからあまりコミカルすぎてもよくないんだろうけど、ロボット(レイバー)同士の戦いはそれなりに迫力あったんだけど、使命感ばかりが目立って希望的描写が足りなかったから、漫画としては『マジンガーZ』ほどの迫力は伝わらなかったです。本作品は他にないスケールの大きさを誇ってますけど、ストーリー的に日常の事件が主流だったためにロボットドラマのパワフルさが足りず、迫力には欠けてましたけど、レイバーによる活躍を楽しみにして毎回読んでいましたので、評価は【とても良い】。本誌における人気によって、映画化・TV化され、こちらのほうは映像だったからそれなりに迫力ある展開になっていてよかったです。この新感覚のロボット作品はその後ロボットアニメを変え、あの『新世紀エヴァンゲリオン』も影響を及ぼしたと思います。

  • 80

    sakuhindb

    並行宇宙と宇宙人 「トウキョウ」という響きは当時何かえもいわれぬ魅力を放っていた。『AKIRA』や『ウラシマン』やその他多くの作品にこの極東の神秘性とハイテクが混在する猥雑な巨大都市が描かれた。その歴史や生活を背景に、警視庁の名を背負い胸には桜の代紋を誇らしげに纏うツートンカラーの巨大ロボットが闊歩するのも、トウキョウでなら、それは起こり得ることだったしかし、漫画版『機動警察パトレイバー』はそのリアリティのさじ加減が絶妙な作品だった。非実在の存在であるパトレイバーが駆けるのは実在の大都市東京である。特車二課に第二小隊が新設され、配属されたばかりの隊員達が初めて出動した地は台東区上野だった。実在の東京に布かれた非常線が略地図入りで解説され、そこに篠原重工製最新鋭パトレイバー、AV-98 が展開し、柔道技を交えた巨人同士の格闘戦を演じて巨大サイズのリボルバーをぶっ放す。非常に斬新なビジョンだった。アニメロボに憧れてきた「泉・野明(のあ)」という非常にマンガチックな名前を持つ主人公が初めて「イングラム」を目にした時の子供のままのはしゃぎぶり。その主人公が警察官という職業を希望して就き、そこで困難を経験し、期待を裏切られしながらも、その職責に応えてゆく。そして、遂に宿敵、タイプ J9・グリフォンを倒して企画7課の命脈を絶ち、人身売買の末に操縦者として育てられた子を一人救い出した後、テレビインタビューを受ける。そこで見せる表情は、仕事をやり終えた、自分の責任を果たした、一人の社会人としての成熟したものだった。その人の描き方が魅力的な作品だった。一方で、課長内海と企画7課の面々の姿は、後のライブドア事件における堀江貴文受刑囚と当時のL社幹部のそれを想起させる。シャフト・エンタープライズ・ジャパン社内守旧派幹部は彼らの無軌道さを前に「宇宙人だ」と吐き捨てる。勿論、彼らのしたことは法の裁きを受けるべきことだった。が、読者の目からは、彼らにはどこか憎めないところがある。その彼らが、終章で去って行く姿には何か物寂しいものがあった。こうして、この物語もまた並行宇宙へと去って行った。古きよき経済大国日本の思い出と共に。 『機動警察パトレイバー 劇場版』の評価にも大分書いたが、本作もまた非常にリアルな背景描写を持つ。それは、近未来というより、今日の続きの明日の姿だった。特車二課が設置されたのは本作連載開始当時草ぼうぼうだった東京湾岸埋立地の一角だった。そして、彼らが守るのは巨大都市東京である。そこには、事実そうであるように、高層ビルが立ち並び、高速道が行き交い、尚巨大建設計画が進められている。その一方で下町の風景があり、人々の暮らしがあった。また、そうした東京の地には多くの地方出身者が集い、それぞれに夢を追い、現実に追われ、日々勉学に仕事に勤しんでいる。そんなリアルな東京が本作の舞台なのである。本作の主人公、泉野明もまたそうした夢を追う幾多の若者の一人だった。求人情報誌の「職業選択の自由(憲法第22条)あははん♪」という TV CM が流れ、それを見た多くの広告屋が「しまった、その手があったか!」と臍を噛んだ、というのは丁度本作連載開始のこの頃のことだったようである。泉野明が選択した職業は警察官。その中でも機動隊、警視庁警備部特科車両隊への配属を志望した。なぜなら、そこには子供の頃からの憧れ、巨大人型ロボット、パトレイバーに搭乗出来るチャンスがあったからである。泉巡査は、レイバー乗りとして恵まれた体格(小柄ということ)と特異体質的な乗り物酔い耐性、そして後藤喜一、特車二課第二小隊隊長に見初められた単純だが強い性質で、見事最新型パトレイバー、98式 AV の窮屈で乗り心地最悪な操縦席を射止めるのだった。篠原遊馬が警察官となり、特車二課へ配属された経緯は本作には明らかではない。しかし、彼もまた、AV-98 を第二小隊へ納めた篠原重工の御曹司であるということ以外、ごく普通の青年だった。多少斜に構えた悩める性質はその家庭事情に因るのだろうが、それは、大企業云々に特段の関わりなく、この時期までの青年の多くが抱えるものだろう。彼もまた、リアルな人格を与えられていた。篠原巡査は、篠原重工製パトレイバーの納入に絡む疑惑に悩まされて暴走する。泉巡査は、人身売買を目の当たりに無力な自分に悩む。そうしたことが、本作では丁寧に描かれていた。そして、泉巡査が最後の仕事を終えて、インタビューを受けながら見せる表情は、この巨大都市東京に繰り広げられる若者達の小さくもリアルなサクセスストーリーを爽やかに体現していた。このリアルさこそが本作の魅力であった。 本作には、彼ら特車二課第二小隊を向こうに回し、破天荒で痛快な活躍を見せる悪漢共が大きな役を占める。シャフト・エンタープライズ・ジャパン製レイバー、タイプ J9・グリフォンとその操縦者、バドリナート・ハルチャンドを擁する課長内海と企画7課の面々である。上記のように、彼らの姿は、後のライブドア事件の堀江貴文受刑囚と当時のL社のそれを髣髴とさせる。彼らは過剰なまでの自信に溢れ、恐れを知らず、旧体制を嘲弄し、己の価値観にのみ従う。その事業に必要とあらばコンプライアンスなどは涼しい顔で踏み付け、課長内海は常に湛える笑みの裏では邪魔者の消去さえもやってのける。しかし、その栄華も周囲の嫉妬と守旧派の圧力の前にごく限られた期間を以て潰えるのである。彼らのやったことを認める訳にはいかない。が、彼らにはどこか憎めないところがある。彼らの対立の背景には世代間闘争があるように思える。ビートルズやローリングストーンズが当時の若者を熱狂させたのは、在来の大人文化に対する若者による挑戦と革命と受け取られたからだろう。現代から見れば理解し難いことだが、当時の大人社会は彼らを「不良」と決め付けた。シャフト・エンタープライズ・ジャパン専務、徳永ら、典型的な守旧派を嘲う企画7課の行状こそは正に、後藤隊長の言う「独立愚連隊」であり、つい彼らに肩入れしそうになってしまう。彼らを上手く利用出来ずに潰してしまったことで、その後の社会は確実に何かを失うことになるのだ。そのことが本作の終幕を尚一層物寂しいものにしている。 しかし、漫画版『機動警察パトレイバー』は、企業犯罪や組織の腐敗に触れるなど、いい感じにリアリティ志向であったのだが、ラストを迎えるに当たって突如失速する。最終エピソードに至り、遂にカミソリ後藤の復活か、遂に悪ふざけの過ぎる内海に頭脳戦の末に鉄槌が下されるのか、と期待を抱かせる。確かに、犯人像の割り出しや内海を誘い出す餌の撒き様には切れ者の往年の姿も垣間見れるのだが、特車二課が襲撃される決定的な一幕で不発どころかやられっぱなしになってしまう。その後、法秩序の下に、内海らの高飛びを阻止し、首尾良く全員を捕縛出来ていれば昼行灯の逆転勝利となったのかもしれないが、その前に内海には「天誅」が下り、黒崎らに至っては遂に取り逃がしてしまう。その内海に対しカツ丼云々の負け惜しみを言うのがせいぜいだったとは、なんとも冴えない終幕であった。同じく何らの反撃の機会も与えられなかった太田巡査もまた冴えない終幕を迎えた一人だった。最後の見せ場で怨敵に積年の恨みを込めた一太刀を浴びせるも、やはり力の差を前に残る1号機に後事を託して憤死するのが太田機と同巡査のポジションなのではないか。漫画版における太田巡査は仲間に対する思いやりを見せるなど、ただの単細胞のトリガーハッピーではない。泉巡査の成長と「機械」と向き合う姿、それらが本作の眼目ではあろうが、太田巡査の描写についてはその結びにもう少し物語としての面白さを求めてもよかったのでは。それに、主人公である泉巡査がたった一人で宿敵に勝利を収めてしまうのでは、常にコンビで活動するはずのパトレイバーの意味が無い。これまで描いてきたことが一部否定されてしまっているようにも思えるのだ。泉巡査が「イングラム」と過ごしてきた時間、信頼関係が、性能では凌駕するタイプ J9・グリフォンを上回り、泉機ならではの様々な技を駆使した激闘の末、遂にこれを沈めた、という描写はとてもよい。が、その最後の決まり手にしても、ここは裏投げではなく、熊耳巡査部長が泉巡査に初めて教え、太田機に勝利した一本背負いであるべきだった。そういう面白さがここに来て欠けてしまう。最後に AV-98 に花を持たせてやらなければならないことは確かなのだけれど、太田機と第一小隊の2機の AVS-98 を手に掛けてきたテロリストの異形のレイバーを一撃で粉砕し、「こいつはスゴい新型だ!」と、あそこまで大見得を切って登場させた98式の後継候補機、劇場版における零式と双子の、篠原重工製 AVR-0 のなんともしょっぱいあの扱いもいただけない。これは、『宇宙戦艦ヤマト』における就役したばかりの最新鋭戦艦アンドロメダの扱いを髣髴とさせる。大胆な自動化が為されブラックボックス化するテクノロジーに対する警戒心、手作業と組織労働への素朴な信仰心、世代が移り変わり自分の影が徐々に薄れてゆくことへの恐れや憂い、そういう「押井節」的なものはここでは混乱の本でしかなかったのではないだろうか。内海の最期も(読者として)面白くない。(週刊少年誌という制約の下)リアリティ志向を追求すると、ああなってしまうということもあるかもしれない。が、それがカミソリ後藤によるものであるか否かに関わらず、物語のラストとしては、それまで勝手気ままに振舞ってきたこの悪漢にはもっと大きく重い制裁が下ることを期待してしまう。あのような終幕は現実的ではあったし、アメリカンニューシネマ的でもある。が、物語りとして「きれいな」幕引きだったとは言い難い。だから、『廃棄物13号』を伏線として、企画7課も免疫システムの過剰作用で組織が内部から崩壊する、そんな別の結末の可能性をつい頭の中で勝手に思い描いてしまったりする。篠原重工の贈賄疑惑も、篠原遊馬の見解によりほぼクロとの推定がなされるものの、以降展開は無く、なんだか打ち切られたのか、終了時期が決まっていて終盤で尺が足りなくなってしまったのか、大分投げやりな印象を受ける。せっかくここまで企業犯罪等のリアル路線を丁寧に描いてきたのに、惜しい限りだ。そういう所が、最後の最後に来て随分と大雑把にやっつけられてしまったなあと、残念に思う。 漫画版では、AV-98 の稼動音の描写が印象的だった。主に「チュイイイイン」という擬声語が充てられるが、これはインバータ制御されたモータが発するノイズをイメージさせる。この音は現実には一部の電車に乗った時などに聞かれることがある。或いは、EV やハイブリッド車の発する音もそれかもしれない。AV-98 はバッテリ駆動なので、昇圧装置が内蔵されているはずだ。バッテリの直流電流はインバータで交流へ変換され、昇圧された後、モータへと送られる。なので、稼動に伴いこういうノイズを発生させる描写は理に適うリアルなものである。漫画版『機動警察パトレイバー』には、あの当時なりのリアルな明日が描かれていた。東京の町並み、そこに暮らす人々、彼らの仕事、生き様。この物語の終わりと時を同じくして、それらは今日から切り離されて並行宇宙へと去って行った。今、ここにある現実は、それらのビジョンとは少し違っている。それでも、私の頭の中にはあの AV-98 の稼動音が今も時折聞こえるような気がするのである。

  • 100

    sakuhindb

    「究極超人あ〜る」からゆうきまさみ作品にハマり、パトレイバー第一話を週刊誌で読んだ時の感動は未だに覚えています。ロボット物の漫画?という感じで読んでいたのですが、何やらよく分からない感じではありました。ゆうき氏の特徴なのかもしれませんが、話が長すぎるというか一つのエピソードに対して長く続くので毎週毎週読んでいるのですが、2・3週間前の事を普通に持ってくるので何が何やら・・・私の性格からして、そんな前の内容など覚えていられません。ゆうき氏の漫画は週刊で読むもんじゃ無いですね(あくまで、私の場合です。)内容が薄い作品ですと、ダラダラ話が進む事がしばしば起こるのですがこれは決して薄い作品ではありませんでした。・・・だからといって深いというのもニュアンスが違う気がします。あえて言うなら世界観が広いのだと思います。世界観を広げても、その細部に至るまでしっかり保てた作品だったと思います。だから、伏線を張っても矛盾が起きたりしないんでしょうね。週刊誌ではわかりませんでしたが、単行本で一気読みするとその秀逸さに驚かされます。今更内容に対して細かい分析はしませんが、やはり大人になってわかる良さという部分が有ると思います。全てを語らないって凄いですよね。不便さをあえて作る・・・なかなか出来る事ではないです。レイバーが出てきてドンパチやるだけではなく、泉の観点、遊馬の観点、大田の観点、熊耳の観点、後藤隊長の観点などがわかるようになり作品の深みを知りました。歳を重ねるごとに作品に対する見解がかわる・・・何度読んでも楽しめる作品です。Light Stuff(あっ軽い人びと)から初まり、Right Stuff(正しい資質)で終わる。計算しつくされた方程式を見ているような気分です。ロボットが出てきて面白かったり、人間関係が面白かったり、色々と伏線があって面白かったりとこの作品の魅力は色々あるかと思いますがただ一点、主軸となるのは、この「パトレイバーの世界観」を見事に作り上げた事ではないでしょうか?内容的に涙を流して感動することはありませんでしたが、その世界観の完成度に「最高」の評価を付けても良いかと思いました。この作品のような世界がくるまでは、名作として位置付けておいても良いのではないかと思います。

  • 60

    manga_review

    けっこう有名なメディアミックス作品らしいですが、アニメは見てません。
    なので漫画だけの感想ということです。

    結論から言ってしまうと『可もあり、不可もあり』でした。
    パトレイバーの設定や世界観。これは『可』です。
    街中を巨大ロボットが闊歩する近未来的な感じなのに、武器は人間の使う銃をめちゃめちゃ大きくしただけ。
    そういう微妙にしょぼい感じが妙にマッチしててよかったです。

    『不可』はキャラクター同士の絡みと展開のダルさでしょうか。
    1巻を読んだときのレイバーの設定や野明のキャラクターが好きな感じだったので、この先の展開がどうなっていくか期待してたんですけど、
    キャラクターがどうもうまく話と絡めてないように感じました。
    野明と遊馬のコンビネーションを魅せるシーンが足りないこと。大田巡査はあまり結果を出せていないことなど、ストーリーものとしていまいち盛り上がりに欠けるように感じた。
    一番気になったのが、企業の人間の繋がりがわかりづらい。どのおっさんがだれの見方で、どこの社員なのかよくわからなかった。
    廃棄生物編のテンポの悪さも、実際の警察を見てるようでちょっとイライラしました。ただこれはこの作品を現代社会への批判として読むなら意味が変わってくるのでね。。

    あとは遊馬の家庭の事情を出すのがちょっと遅かった気もした。

    納得いかないこと・・・・・
    おタケさんの扱い。彼女のキャラクターならあの展開はおかしい?そういう一面だったのか?ちょっと無理があるような気がする。
    私情を堪えて職務を優先する感じのキャラクターだと思っていたので、肩透かしをくらった感じがしました。
    それに彼女をほったらかしのまま最終回を迎えたのは薄情ではないか。あと一〜二話補完して締めて欲しかった。

    うーん、テーマとかはよかったんですけど、最後振り返ると微妙な印象でした。
    キャラが巧く機能していなかったのではないかな。
    あとは絵の迫力が足りなかったかなぁ。

    日常ののんびりした描写が一番おもしろかったです。

  • 60

    sakuhindb

    【良い点】・近未来SFで約三十年前の作品なのに現在でも普通に読めて、絵といい話といい古さを感じにくい(電話関係はさすがに 今の時代の進化が凄まじいことを再確認だが)。人間って変わってないんだなと思わされる部分 少年誌掲載とは思えないような重い話題も扱われている・レイバーのイングラムなどロボットとして造詣が格好良い・廃棄物13号編。シャフトや内海が直接絡んでない本筋と異なる番外編的ながら、だからこそ引き立つものがあった・独特の緩さやコミカルな空気感。警察組織なのに堅苦しくならず読みやすい。踊る大捜査線など後世に影響を与えた とも言われるのに納得・上司の後藤隊長と悪役の内海。キャラクターとして特に存在感があった。隊長は格好良いと思えるし、内海も トリックスターとして物語を引っ掻き回した・最初と最後のタイトル(ライトスタッフ)が同じながら読み方を変えることで意味合いと主人公達の成長を 感じさせる巧さ【悪い点】・主人公野明が警察に入った理由、相棒遊馬が父親と絶縁レベルで不仲な理由と行方、裏金疑惑(いきなり週刊誌 も報じなくなった)、内海以外の極東マネージャー、黒崎らの始末などが放置されてスッキリしないで終わった 部分が目に付く・裏金疑惑辺りで仲間内がギスギスするのだけど、その解消に時間がかかって以後も引きずったような感じになったこと ずっと仲が良すぎな感もあったのでそれ自体は悪くなかったと思うが、処理としてはどうかと思った この辺りから内海とシャフトの話も中心となるがそれもグダグダしてテンポが悪くなった【総合評価】昔一度読んだ時はあんまり面白くないなあと思った作品で投げてしまったものの、作者の最近作「白暮のクロニクル」が面白いので読み直し。一見地味に見えて大人向けの部分が多く当時面白く感じなかったのはそういうことかと思いいつつ、今読むと面白さを感じることが出来た。ただ上記に挙げた雑に感じる部分もあり、それはベテランとなった最近作の方が上達しているんだなとも。評価は「良い」

  • 60

    sakuhindb

    【良い点】ゆうきまさみ【悪い点】ゆうきまさみ【総合評価】コミックスは10年ほど前に全巻揃え、読み通したはずなんですが、どうも印象が薄く、読み返す気も起こりません。んじゃなんで購入したの?模型誌に映画やOVAの記事があって、イングラムや零がカッコ良かったから。ですからこの作品で一番印象にあるのがAVR-0の登場シーン。これはかっこいい。では次は?ラストの対グリフォン戦ぐらいかな?もう後が続かないです。この原因として、良くも悪くも「ゆうきまさみ」が考えられます。私はこの作者の作風が好きではありません。つまり「究極超人あ〜る」も読んだはずだけど、もう一度読んでみようとゆう気になりません(評価するなら読まにゃいけませんが)いかにもサンデー的ってゆうか、他誌(ジャンプとか)ではウケない作風です。キャラも年長キャラはいい感じ(後藤隊長・内海課長など)なんだけど、遊馬・野明あたりのウジウジした感じは、ムカついてくるんですよ。一風豪快な太田にしてもかなり繊細(たしか後藤隊長もそう評していたっけ)で、幻滅です。「スクライド」のカズマの爪の垢でも煎じて飲ませたいぐらいです。私は作者の作風が嫌いですが、悪いってことではありません。いくらメカ物でも「近藤和久」や「小林誠」がこの作品描いたら濃すぎてサッパリ系のサンデーにそぐわないです。やはり「ゆうきまさみ」だからこそ、サンデーで連載が続いたと考えられます。キャラもわかりやすく描かれているから、ムカつきますし。結論は「良い」です。好き嫌いでは嫌いですが、良い悪いでは良いです。従ってゆうきまさみの作風が好きな人は一読の価値ありです。「特に好きでない…」とうゆう人は「マンガ喫茶で一気読み」がおすすめ。こうゆう方は購入してまで読む漫画ではありません。※余談ですが、十数年前の話、もし本作品が実写化されたら「泉野明は西田ひかる」なんてまかり通っていましたが、今ならさしづめ「事務所のゴリ押しで剛力彩芽」ってところでしょうか?もう見飽きたけど。

  • 80

    manga_review

    3クールのドラマのような構成になっており、実写を意識したようなカメラワークも面白い。
    いわゆるロボット物ではなく、ロボットを扱った職業漫画となっていて、敷居が低くく、肩がこらない。

    話としては本筋は一つで、サイドストーリーがあるという構成。
    11-13巻あたりは本筋にあまり関係のない部分となっており、
    終盤近くも、ダラダラ続いてしまったという印象。
    展開的に矛盾はないものの、もっとすっ飛ばしていける部分もあったように思う。
    しかし、最初からすべて計画済みのような構成は見事で、すべて作者の掌の上のドラマのよう。

    別にメカデザイン担当がいるようだが、実用的感とリアリティ感がとても丁度良く感じ、
    破綻のない物語にとてもあっている。リアリティのあるダサさは秀逸。
    キャラクターも、役割をはっきりさせており、無駄な配役が居ない。
    敵役の魅力もしっかりとあり、ある意味第2の主人公と言える。
    上司のキャラクターなど、おっさんキャラの魅力は抜群で、
    敵役内海からは、大人の子供らしさを、
    上司後藤からは、大人の達観した大人らしさを味わうことができる。
    キャラクターの魅力だけに頼っておらず、構成の一部として機能している。

    気の抜きどころもあり、暗い展開ばかりで気が滅入るということもない。
    だらけているといえばそうだが、この世界観をどれだけ気に入るかで評価が別れると思う。

    安定したストーリーで、ブレが全くない。ストーリー自体は100点をあげていい。
    作者特有のゆったり感と、淡々とした構成が物足りない人もいるだろう。
    まとまってはいるが、単調とも言えるストーリ展開が人を選ぶことと、
    感情が大きく揺さぶられる漫画ではないため、8点とした。

    舞台をもっと活かして、ストーリーを破綻させたり、キャラに依った展開を作ったりしても良かったと思う。
    メディアミックス作品なので、アニメにも手を出してみようかと思う。

  • 70

    manga_review


    読んでいて安定感を感じる漫画。

    他のレビュアーの述べるとおり、ロボットによる戦闘がメインの漫画ではなく、むしろ話の中心は、隊員たちのごく普通の日常であり、それらが軽やかに描かれている。

    話は和やかな感じに進んでいく。だが、扱っているテーマには掲載当時、そして現在でも問題とされている、バイオ技術の危険性や人身売買、高度な機械の持つ安全性への疑念という事柄も要素として組み込まれており、それを取り巻く相手と主人公たちの心理戦、戦闘も魅力のひとつである。

    安定感を感じたのは、そのような話のシリアスな部分と和やかな日常が見事に描き分けられていること。そして、表現においても登場人物の心情がわかりやすいように、情景描写が工夫されていて、少年誌という掲載された媒体への配慮が感じられたからである。

    安定感がある漫画ということは、穿った見方をするならば、予想のつかない展開になりづらいという欠点も孕んでいる。話は勧善懲悪ものであり、展開が予想しやすい。また、飛びぬけて驚くような相手も出てこないし、戦闘も激しい射撃戦が繰り広げられるわけでもない。題名を見て買った人は拍子抜けするかもしれない。

    上述のように派手さはない。だが、評価したいのは使い古された題材を中心に、よくこれだけ全体としてまとめたな、ということ。進退きわまって、能力がインフレ的に上昇するだけで登場人物の成長が見られない漫画、伏線の説明的描写に終始する傾向の強い漫画を読んだ後にこの漫画を読めば、ゆうきまさみの魅力に気がつくことができるだろう。

    夢中になって読みふけることはないものの、使い古された題材をテーマにうまくまとめたこの漫画、ただの良質な漫画ではないため、7点の評価とした。

  • 70

    manga_review

    1988年の近未来SFロボット漫画。電話関係の所などには今読んで古さを感じますが(現在が飛躍的過ぎか)、概ね古さを感じないのが素晴らしいです。取り扱われた警察の現実、企業の闇、外国人就労問題、環境テロ、人身売買などは現在にも通じる普遍性があります。動きがゆったりではありますが、ロボットであるレイバーの格好良さと格闘は引きつけられます。

    大ヒットドラマである「踊る大捜査線」にも影響を与えた警察組織を扱いながらの、コミカルとシリアスのバランスは見事です。主人公泉野明の普段不真面目なのに、いざという時頼れる上司後藤隊長とトリックスター的で今でいえばサイコパス愉快犯である内海の存在は印象的。

    欠点としては特に熱があるというようなシーンがある訳でもなく、展開としても後半に行くにつれてグダグダしたかなとは思います。主人公の警察志願理由、遊馬と父親の確執問題、裏金疑惑、内海以外の極東マネージャーや黒崎らの報い、伝聞で終わったおタケさんのその後など放置されて終わったような部分も散見しました(廃棄13号事件での女科学者の父親と博士の間には何があったのか、途中の札束問題でも強盗じゃないという以外には語られなかったり、本作はもともとそっけない部分がある)。

    しかし、本筋で争った内海との決着はついてますし、主人公視点の成長物語としても一区切りはしています。第一話と最終話のタイトルを対比させる演出にはグッと来るものがありました。

  • 50

    manga_review

    5.5を付けたかった。間違いなく良作であり、読んで損はない。

    キャラクターの設定がしっかりしていて、
    色々な意味で非常に狭い範囲、世界で物語が進行していく。
    急に人物が成長したり、後付け的に性格が変わったり成長などはしないし、
    人間関係の変化も日常的に自然な範囲内で、
    ドラマティックな展開はほとんどない。漫画なのに・・・(笑)
    だが、それが良い。

    また、タイトルが「機動警察パトレイバー」というメカチックなものであるにも関わらず、
    いわゆるロボット物のしつこさがない所も変わっている。
    描き方がおざなりと言うことではない。
    『レイバー』というロボットが極々自然な存在として、
    あまり現代と変わりない世界に描かれている。
    演出が良い意味で少年誌っぽさがなく、誇張表現が少ないのだ。

    最終的に今回の中庸な採点に至ったのは、
    この漫画の魅力に作者自身が若干無自覚で、整理しきれてないのでは?と感じるから。
    本質的な魅力は「あずまんが大王」「横浜買い出し紀行」などと
    共通の底流部分にあると思うのだが、
    十分に焦点を当てきれているとはいえない点が残念

  • 60

    manga_review

    この先起こりうる未来の警察業。

    初期のガンダム世代で、テレビにかじりついて見ていたものですが、
    こと漫画となるとあまりロボットものは読みません。
    でも、踊る大捜査線のモチーフになった作品だと聞き、買い揃えました。
    あまり比較する程ロボットものを読んでいないのでわかりませんが、
    ロボット漫画という感じではありませんでした。
    細かい会話のやりとりは日常我々が交わしているものと変わりなく、
    よくある漫画のそれとは違いました。
    組織に属する人々の立場や思想も現実に近い形で描かれていましたし、
    ロボットを扱った場合の問題点や社会の流れも十分納得のいくものでした。
    それによってよりロボットの存在が現実味を増し、
    他のロボット漫画とはまた違った作品になれたのかもしれません。

    ◇この作品の個人的価値=全22巻で 2200円也。

  • 100

    sakuhindb

    【良い点】・ひとつの事件にさまざまな側面が描かれているところ。・後藤隊長。【悪い点】・もうちょっとだけ、レイバーの操作について詳しく描いてほしかった。【総合評価】 ゆうき作品の中で一番好きです。賛否両論ありますが、レイバーの戦闘がメインでないことが新鮮でした。ただかっこいいロボットが出てきて戦うのではなく、しっかりと地に足の着いたストーリーが展開されるところが、非常に魅力的です。企業間の思惑など、現実っぽさに引き込まれました。 内海課長の最期はあっけなすぎるとの意見も聞かれますが、自信に満ち溢れた人物が自信ゆえに小さな綻びに気が付かずやられるという儚さを感じるので、あれはあれでありだなと思います。 古い作品ですが、今読んでも十分楽しめる作品だと思います。評価は最高とさせていただきます。

  • 80

    manga_review

    ロボットものという感じだが、作中において「レイバー」は自動車と同等の扱いで登場しているので、登場人物には「ロボット」を操って戦っているという認識は希薄だろう。
    つまり警棒なんかと同じで「戦うための道具」といった位置付けだろうか。(ただし、主人公の野明はそれ以上の思い入れがあったが)
    この漫画の見所は派手な「レイバー」を使っての格闘戦ではなく、首都を守る「お巡りさん」の近未来の日常的風景ではないか。
    少年雑誌で女の子が主人公というのも珍しいが、見事に成功している。
    右肩あがりで成長してきたバブル期ならではの漫画と言えなくもない。

    サンデー連載作品では「うしおととら」が横綱とすれば十分に「大関」の位置を取れる作品。

  • 70

    manga_review

    ロボットものですが、日常描写が秀逸です。
    重い社会派のテーマも扱ってますが、そこにコミカルな掛け合いなどの挿入のさじ加減も絶妙です。

    古い作品ですが、作中の様々な社会背景や事件などは今見てもリアリティがあり、先見性があります。

    それぞれのキャラも確立されています。
    主人公のキャラも立っていますが、警察になったきっかけみたいな背景が少し弱かったです。

    グリフォンとの対決が主軸ですが、その合間の短編はどれも水準以上の完成度です。
    逆にグリフォンに引っ張られ過ぎな印象でした。短編をずっと繋げていく形式のでも良かった気がします。

  • 70

    manga_review

    少年誌に載せるには、ちょっと大人び過ぎた作品だったかな?

    特別熱いバトルは少ないし、超展開なレベルアップもない。
    しかし、近未来の警察の仕事をリアリティたっぷりに描き、
    さらにスパイ小説さながらの企業の暗躍を描くなんてところは
    大人を飽きさせない魅力的な設定で楽しませてもらいました。

    またこの作者さんの得意分野である、コミュニティ内の
    ほのぼのとした掛け合いなんてのは、十分楽しめるレベルです。

    ちょっと終わりが尻切れトンボな感じは否めないので、
    ぜひ「続・パトレイバー」として続編連載を期待したいところです。

  • 70

    manga_review

    主人公の野明が常に前向きなので、話自体は結構暗いところもあるけれど、スイスイ読める。
    主人公たちの日常風景や一話〜数話完結の本編とあまり関係のない話は好き。主人公たちの会話がいい。
    最初はそうでもないけれど、だんだんと話が込み入ってくると、複雑でわかりにくくなってくる。
    特に、主人公たちの人間関係はわかりやすいけれど、敵の面々や企業関係の人間関係は、意識しなければ「あれ? これ誰だっけ?」となりやすい。
    最終回がちょっと不満。特に主人公たちのうちのある一人があまりにも不遇。顔すら出て来てないし。

  • 70

    manga_review

    非常にリアルである。
    何がリアルか。
    それはあくまでレイバーという大型ロボットが機械としてしか扱われない点に起因する。
    ロボットをどのように活躍させるか、どのようにカッコよく見せるかに着目するのではなく、
    どのように運用するか、どのように愛着を感じていくかといった現実的な視点に沿って物語は進み、
    あくまで人間ドラマに着目して描かれる。
    おかげで派手さこそは無いが非常に魅力的な世界に仕上がっている。
    終盤の二人の『狸』のやり取りなどそういった着眼点の賜物と言える名シーンだと思う。

  • 60

    sakuhindb

    アニメの方でも似たような事を言いましたがこの漫画の舞台が「古い未来」なんですよね。話の内容としては面白くない事はないのですが。それと、アニメと決定的に違うのは動きの無い絵。漫画なので動くわけはないのですが、レイバーの格闘描写が非常に動きの無い止まった絵だな、というのが正直な感想。あえてそういう表現方法を取ったのかな。しかしせっかくの格闘で止まった描写を見せられては少々興ざめしてしまいます。漫画なのに動きをうまく見せてくれる物も沢山あります。その意味ではイマイチな作品です。

  • 90

    manga_review

    リアリティあふれる警察ロボット漫画。

    押井監督のアニメ版や劇場映画版があまりにも有名でコアなファンを獲得している作品ですが、自分は漫画版も同等に気に入っています。

    ゆうき節ともいえるごく自然な雰囲気、「つくりもの」としてのリアリティが登場人物の配置やセリフ回しなどにまで行き渡っていて非常に読みやすいです。
    実際に主人公たちが存在していて、現実でもパトレイバーが作れるんじゃないかと思えるほどリアルに感じました。

    それに、何といっても後藤隊長のキャラクターが秀逸。

  • 90

    manga_review

    この作品は単純に大好きなんで、この点数です。

    作者の「ゆうきまさみ」には中学時代にハマってしまい、outコミックまで手を出して既刊の単行本を揃えたのですが、どれか一つの作品を選ばなければならないのであれば、迷いなくこの作品を選びます。

    主人公の泉野明が圧倒的に好みですし、ギャグもあり、サンデーらしい作品なのではないかと思います。

    青春の作品です。

    客観的評価をするなら6ー7ですかね・・・、買って損は無いと思います。