© 新潮社

物心ついた頃には始まっていた父親からの性的虐待、宗教にのめり込む家族たち。愛子は自分も、自分が生きるこの世界も、誰かに殺して欲しかった。阪神淡路大震災、オウム真理教、酒鬼薔薇事件……時代は終末の予感に満ちてもいた。「ここではないどこか」を想像できず、暴力的な生きにくさと一人で向き合うしかなかった地方の町で、少女はどう生き延びたのか。『ぼくらのへんたい』の著者が綴る、半自伝的90年代クロニクル。

愛と呪い

| 新潮社(出版)

立ち読み
Ebook販売元 : コミックシーモア

愛と呪いのレビューが0 件あります

レビューを投稿する

24件のネット上の評価があります

  • 100

    cmoa

    【このレビューはネタバレを含みます】 父親からの虐 待のある家庭で育ちました。
    何より一番辛かったのは、主人公と同じで、助けてくれない母の存在でした。
    今、自分も母親になり、当時の母の『家庭を平和に保ちたい』という必死な気持ちも理解は出来ます。
    しかし、その『家庭の平和』が『子供の犠牲』によって成り立ってはならない。
    主人公の母とほぼ同じセリフ、私の母も言いました。
    『当時は必死だったの。ごめんなさい』
    だれかが『必死』にならないと平和を保てない、そんな家庭はすでに平和では無いと、一度壊して立て直すべき家庭であると、今『必死』なお母さん達がこの漫画を手にしたら、伝わるといいなと思います。 続きを読む▼

  • 80

    cmoa

    【このレビューはネタバレを含みます】 半自伝ということに衝撃を受けました。
    今までに実際あった事件が出てくるのでとてもリアル。自分と同世代だと気付きました。
    子供への性的虐◯(なぜ不適切用語?)は許せない。それに気付きながらも笑っていられる家族や、逃げ場の無い主人公の境遇に最もゾッとします。
    それから宗教。盲信的な人たちが恐怖以外の何者でもない。宗教学はむしろ大好きなのに、本作の読後では吐き気がします。(教祖だけは笑えました。)
    大人になっても破滅願望から逃れられなくて、諦めの境地に至ったような救いの無いラストでしたが、とても感情移入してしまいました。ひたすら悲しいです。 続きを読む▼

  • 60

    cmoa

    【このレビューはネタバレを含みます】 私自身も小さな時から父親から性的ぎゃく待を受けていました。母は宗教にのめり込み、知らぬふりで助けてくれませんでした。それどころか母は父を擁護し、私には神に祈る事を要求してきました。小学生の頃は、どうしたら父親を殺せるか、という考えで頭がいっぱいでした。作者と年代や出身が近くて、私の半生がここに描かれているのかと思って ビックリしました。
    救いなんてありません。漫画の主人公のようにただ時間が過ぎ去っていくだけです 続きを読む▼

  • 80

    cmoa

    ショッキングな内容で、最後主人公はどうなってしもうのかと暗い気持ちで読みすすめながら全巻購入しました。子供が、環境を憎みながら成長すると残忍な犯行や破滅への憧れを抱いてしまうんだなと。正直、読み手としては父親と母親両方への憎しみを早めにぶちまけてほしかった。こんな家族、壊してしまえばいいのにと端からなら思えるけど、それができないのが子供なんでしょう。いつでも子供は家族を守ろうとする。自分を犠牲にしても。そこが唯一の居場所だから。親としても考えさせられる漫画です。

  • 100

    cmoa

    【このレビューはネタバレを含みます】 試し読みをして、心が惹かれました。
    家族のあり方というか、存在について、深く考えさせられる作品です。
    家族の描写が、なんとなく気持ち悪い光景でした。
    だけど、誰も助けてくれないのだ
    救ってくれるはずの神様?祈っても救われることがない
    心の叫びが、どうしようもない怒りなのか、悲しみが溢れてきます。
    可愛い絵柄なのだけど、闇が深く心に突き刺さる作品です。
    主人公が、救われて欲しいです。
    続きが、楽しみです。 続きを読む▼

  • 100

    cmoa

    【このレビューはネタバレを含みます】 父親からの性的な暴力や友人とのずれから生じる孤独。
    多感な時期に色々な事に苦しみ続けている主人公の話です。描写がリアルに心の闇を抱えている感じが伝わり、心にズッシリときました。今ならSNSで共感し合える場があるけど、確かに昔はそれを発散するのが難しかった。唯一信頼していた友人からも裏切られ更に孤独に苛まれることになってしまった主人公の今後の行方が気になりました。続きが早く読みたいです。 続きを読む▼

  • 100

    cmoa

    試し読みしてから続きが気になり、一気に読んでしまいました。
    私にはここまで辛い経験はありませんが、幼い頃父親に悪戯された事があるという人に会ったことがあります。彼女は大人になっても色々と何かを抱えたままのようでした。
    私に話してくれたのは助けを求めていたのかもしれません。でも、結局私にはどうすることも出来ませんでした。

    この作品を拝見し、その時のことを強く思い出しました。作者の方、そしてあの時の彼女が心穏やかに過ごしていることを祈ります。

  • 80

    cmoa

    【このレビューはネタバレを含みます】 読んでも読んでも辛い出来事ばかりでこちらの気が滅入ります。しかしそうさせるストーリー展開が凄いなと。
    生まれた時から身近にある宗教。私も母親が熱心な信者だったので辛い部分を重ねて見てしまった。男性への憎しみやいっそ自ら汚れてしまおうとヤケになっているシーンは泣きそうになりましたね。
    読んだら後悔すると分かっていても読む手が止まらなかったです。主人公に救いがありますように。 続きを読む▼

  • 100

    cmoa

    【このレビューはネタバレを含みます】 田中さんのような人に惹かれてしまうこと、縋ってしまえば突き放されてしまうこと、捨てられたくはないけど優しさだけでは物足りないこと、幸せになれないのではなく いつかなくなるかもしれない幸せが怖くて 幸せになりたくないこと、死ぬこともできない平凡な自分が惨めで悲しくてかわいそうで、かわいそうな自分がかわいいこと 続きを読む▼

  • 100

    cmoa

    【このレビューはネタバレを含みます】 宗教に嵌まり込む家族、性的イタズラを続ける父、それを知りつつ笑って済ませる母や家族、少年A を精神的に支持する主人公、汚れた体を気休めの援助交際で紛らわす。しにたい願望、、破滅願望、ありとあらゆる精神負担が歪んだ少女の幼い精神にのし掛かる。どうやって安定を取り戻すのか、結末は不幸のままなのか気になる問題作。 続きを読む▼

  • 100

    cmoa

    私には分からない世界だけれど、なぜかとても主人公の気持ちが分かりました。
    切なくて、考えさせられるお話でした。

    世の中の理不尽な無差別事件。被害者の人達には何も罪はないのだけれど、加害者もまた被害者なんだろうな…という思いが湧いてきました。

    辛い辛い話だけれど、他人事だと思わずに、たくさんの方に読んでもらいたいと思います。
    でも、本当に辛いお話です。

  • 80

    cmoa

    【このレビューはネタバレを含みます】 宗教という名の免罪符で思考停止した家族に囲まれながら、みんなの見ている前で父親に乳を舐められる狂った世界が、この子の現実。
    主人公がまともであるほど、壊れていく様に寒気がしました。そして、そういったことは本当にあるんだよね。
    早くその家族の皮を被った野獣の檻から逃げてほしいと願わずにいられません。 続きを読む▼

  • 100

    cmoa

    自分の乏しい語彙力ではどう言えば良いのか
    全3巻読み終えたのですがこれだけは言えます
    とても素晴らしい作品でした
    目を背けたくなるほどの出来事が多々描写されているのに何故か読み進める手が止まらないのはこの作者の方の信念と技量が伝わってきたからだと思います
    本当にこの作品に会えてよかったです

  • 100

    cmoa

    【このレビューはネタバレを含みます】 家庭環境がひどかった人はどういう人格になり、人生を送るのか興味があり読みました。
    とてもすごい作品だと思います。作者の方の魂が込められているかのような作品でした。
    やはり、最後は自分のことは自分が救うしかないんだなぁと思いました。 続きを読む▼

  • 60

    cmoa

    【このレビューはネタバレを含みます】 そんなネタ使うの?ってちょっとびっくりする実際に起こった誰でも知ってる事件がちょこちょこ出てきます。宗教信仰、家族からの性的○○など、明るい話ではありません。読んでて気持ちが暗くなるので読み返す事はあまりないかなあと思います。 続きを読む▼

  • 100

    cmoa

    家族だからこそ、家族であるばかりにそこから逃げ出せない。何が正解で何が不正解なのか。
    自分がおかしいのか、周りがおかしいのか。
    読んでると苦しくなってきたりもしますが、親子や友人、宗教など色々な要素が含まれていて一気に最後まで読んじゃいました。

  • 100

    cmoa

    主人公の結末が知りたくて、最終巻まで購入。全巻読破しました。一度だけでは、心が理解出来ず ただ重い。何度か読んで理解していきたいと思います。軽い気持ちで読むと少し後悔します。ただ読む価値はあります。何度も読んで 何度も読んでいきます。

  • 100

    cmoa

    【このレビューはネタバレを含みます】 宗教的なことは分からないけど、家族とか身内関係の人達が信用出来なくなったらめちゃくちゃ怖い世の中だなって思った。何が正解で何が間違いなのかは誰も分からない。 続きを読む▼

  • 100

    cmoa

    全巻読みました。父の行動、それを笑って見ている家族にひたすら驚きを隠せません。家族の心境、とりわけ兄からの視点を知りたいと思いました。

  • 100

    cmoa

    ふみふみこさんの作品はふんわりと可愛い絵柄と内容の重みの差に驚きます。主人公や家族、クラスメイトの今後がとても気になります。

ネット上のイメージ

家族
怖い
子供
可愛い
幸せ

イメージの近い作品(ランダム)

イメージの近い作品(知名度:高)

  • 狼パパは羊ヅラしてやってくる【シーモア限定おまけ付き】
    子持ちの男とは恋愛しないと決めていたのに、男手ひとつで子育て中の会社の後輩・真木に恋してしまった。これ以上好きになる前にいっそ関係を壊してしまえと、ある晩、真木を誘ったら意外にも乗ってきて…!? 「ただの誠実なパパだとでも思いました?」お悩みラブ!
  • ただいま、おかえり -またあした-
    【もっとひろがる、幸せの輪。】あなたの心をやさしく癒す大人気・子育てBL、第三弾!松尾(まつお)と祐樹(ゆうき)、進展…!?――「お友達ができました」専業主夫の妻・真生(まさき)、エリートサラリーマンの夫・弘(ひろむ)、2人の愛の結晶である輝(ひかり)と陽(ひなた)。波風立たない穏やかな日常を送る藤吉(ふじよし)家。そんな時、藤吉家の住む街に引っ越してきた父子家庭の望月(もちづき)家。彼らと仲良くなる真生と輝だが…?

イメージの近い作品(最近)

  • 幸せの時間
    坂のある新興住宅地に引っ越したエリートサラリーマン一家。家族の幸せの時間が始まるはずだったが…。夫の浮気、そして妻までも!?幸せの時間が音を立てて崩れていく…。幸せだったはずの家族が行き着く先にあるものとは??早稲田大学漫研出身の作者が実社会で活躍する同世代像を描いた迫真のリアリティ。『ジャンクボーイ』『100億の男』の作者・国友やすゆきが描く注目の人気作!!
  • 愛される、娘
    【本当にあった刺激的な性と愛の体験告白・宮沢なつき(仮名)19歳】ワタシは裸にされて、身動きができなくされ、そして、いきなり浣腸をされたんです。こんなお仕置きをされるのは、ワタシが彼氏と淫らなことばかりしているいけない娘だからです。「どんな風にオマ○コを舐められたんだ? こんな風に開かれたのか?」と言って、パパとママはワタシのオマ○コを指でおしひろげて、グリグリと中を掻き回しました。ワタシは我慢できずにお漏らしをしましたが、それでも許されず、父は、「お前はママそっくりの淫乱女だ」と言いながら、ワタシの中に