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199X年猛暑の夏、山に囲まれた人口わずか1300人の外場村で、原因不明の3名の死体が発見された。同時期、古い洋館に越して来た桐敷一家と接触した女子高生・清水恵が行方不明に。相次ぐ怪事件…凄烈なる夏が始まる!

屍鬼

| 集英社(出版)

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Ebook販売元 : コミックシーモア

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61件のネット上の評価があります

  • 50

    manga_review

    原作は既読。ホラーの金字塔です。
    封神演義は原作既読でかなり楽しめたのでこちらも期待していました。

    小説など原作が他のメディアにあるものの漫画化としては大きくは以下の2つに分けられると思います。
    1つ目は原作の展開や雰囲気を大事にした上の漫画化。原作の雰囲気と魅力を原作に忠実に漫画としてうまく表すことが求められる。うまくいった代表は皇国の守護者。
    2つ目は原作を下敷きとして、書き手が独自の解釈や展開を加えた漫画化。うまくいった代表は封神演義。

    屍鬼が当てはまるのは2つ目ですね。
    封神演義ほどぶっとんだ改変はしていません。
    しかし原作では一つの章の主人公とはいえあっさりと死亡する人物を全編通しての重要人物にしたのを皮切りに、最終的な物語の帰結・解釈は別物となっています。
    絵は文句無しです。黒のトーンを基調としており、線は少しにじんだようなラインに。コミカルなのに、ゴシックホラーともいえるようなある意味芸術的な絵に仕上がっています。封神演義で派手なエフェクトでごまかしてはいるものの動く絵が下手に感じた作者ですが、屍鬼はあまりアクションがある作品ではないというのもあって止め絵が非常に効果的に使われています。

    ではなぜあまり評価できなかったのか。
    原作では、前半はまるでホラー映画のように屍鬼への未知なる恐怖と未知なる恐怖が現実の脅威になってしまう怖さを描き、狩るものと狩られるものが入れ替わった後半では人間の狂気に恐怖させるホラーとなっています。屍鬼に恐怖していたはずなのに、いつのまにか屍鬼に同情し、さらには人間の恐ろしさに戦慄してしまう所が原作のただのホラーに留まらせないミソなわけです。
    しかし藤崎竜はこの前半をテンポを重視したのかさらっと進めて後半をメインに描いてしまう。そのために屍鬼にも人間にも大して恐怖を感じることができなくなってしまった。怖くないホラーなんてそれだけで残念と言えますね。原作の核である部分をなくしてしまったとしても違った視点からおもしろくできれば問題ないのですが、そうできたとは思えません。おそらくふじりゅーはにとっては前半は退屈で後半がおもしろかったのでしょう。しかし前半があっての後半の良さがあるというのを理解してほしかった。
    とはいえ原作とは違って主要キャラに感情移入させるように描いてるので最終回によっては原作とは別物の切なくて美しい物語になりうると思ったのですが、そこは意外に原作通りあっさりだったという。

    色々中途半端だったなという印象。いっそホラーとして書かないくらいの改変をするか、絵を活かして原作に忠実な作品にした方が上手くいったんじゃないかな。
    封神演義が原作既読でも楽しめた作品だったのに対してこちらは難しかった。個人的には小説原作の漫画化に失敗した多くの作品の一つかなと思うけど、ここでの好評価を見る限りでは私がマイノリティだね。もう少し原作既読の方の意見が聞きたいな。

  • 80

    sakuhindb

    ジャンプスクエアでは最も好きな作品でしたね。未読の方はネタバレに気をつけて下さい。外部から閉ざされた村である外場村に突然と越して来た桐敷家。その頃から村では謎の伝染病が流行り出し村から人間が徐々に消えていくと言う物語です。途中まではホラー路線ですが、中盤からは人間と屍鬼と言う種の争いについて描いています。序盤に関しては、次々と襲われる村人や死んだはずの清水が夏野の元に現れたりと、普通のホラー物でしたね。ですが、見開きでベッドの下から現れたり、容赦無く村人が消えていったり、主人公の一人の夏野までもが襲われたりと非常に緊張感があり毎月ドキドキしながら読んでいました。また、主人公を二人に設定した事を生かして、敏夫のパートではその村の異変を論理的に考えて行き、徐々に屍鬼という生体の真相を掴んで行くなど良く考えられた構成で感心しました。しかしそんな序盤とはうって変わって後半の方では「人間」と人間の姿をしている別種「屍鬼」との抗争の話へとシフトして行きます。屍鬼とは屍鬼に噛まれて死んだ人間がたまに変化して生まれた種です。人間の血を吸うのみでしか生きれません。屍鬼に変化した直後の人間は最初は理性を保っていますが、皆、空腹に耐えきれず人間達を襲って行きます。正雄や柚木のようにどんどん人間達を殺していく人もいます。ですが徹のように葛藤の末友人を襲ってしまう物もいれば、律子のように誰も襲わず死んでいく物もいます。このように、人間が「ヒトを襲っても何も言われない状況」に行った時に現れる価値観の違いが細かく描かれていて印象に残りましたね。そしてラスト二巻の屍鬼狩りの描写は圧巻です。人間の姿をした屍鬼がどんどん殺されていく様はグロかったですが、人々の感覚が狂って行き、倫理観が崩壊しつつも、これがやはり人間なのだなと考えさせられてしまう内容でした。作画は封神演技で有名な藤崎先生の物でしたが、非常に上手く描きわけが出来ておりこの作品にマッチしていたと思います。村人とか80人位出て来ますからね。後半の描写もエグく描けていて、生々しくて良かったと思います。ただ夜のパートでは背景を黒くしすぎてキャラが浮いていたのが残念でした。ですがそれでもいろいろと考えさせられる作品だと思います。決して派手な作品ではないですが、読む事をオススメする漫画の一つだと思います。評価はとても良いで。

  • 80

    manga_review

    この作品で一番すごいと思ったのが、「小野不由美のホラー小説を藤崎竜が漫画化する」という発想。
    ギャグ色が強くてある意味奇抜な絵柄の藤崎竜は、ホラーにミスマッチ、だと思ったんですけどね。

    この作品の漫画としての面白さは、やはりその画力によるところが大きいです。
    彼の絵は、造形美が上手いとかそういうのとは違う種類の上手さで、
    他の漫画の言葉を借りると、世間一般に言われている上手さの 「斜め上を行く」 上手さ。
    ポップでありながらホラー。 彼にしか描けないと思います。

    封神演義のときは全体的に白っぽい印象でしたが、今回は黒の使い方が特に秀逸。
    展開の都合上どうしても夜の場面が多くなってしまいますが、濃淡を上手く使い、
    雰囲気を損なうことなく登場人物を鮮明に描けているのがすごいです。
    それにより、原作では文字のみで表現されていた不気味さが視覚的に体感できるようになっています。
    小説を漫画化する上での最大の特長ですね。

    小説のコミカライズに抵抗のある方もいると思いますが、個人的には面白ければ何でもありです。
    小説を書いた人が漫画も自分で描くならまだしも、別の人が介在しているわけで、
    全く同じものができるはずもないし、全く同じものを作る必要もないんじゃないかな、と。

    この人が絡むとどうしてもコミカルな部分が増えてしまうのは否めないですが、
    この作品ではそれが好転しているのではないでしょうか。
    重々しく陰惨な雰囲気だった原作が、全く別の雰囲気のホラーに生まれ変わりました。 今後も期待。

  • 60

    sakuhindb

    清水恵ってキャラクターの使い方が惜しいなぁ。最初はかなりいいです。見せ方として、このままレギュラーでいくのかなと思わせておいての交代劇。そこから夏野、兼正が一気に舞台に上がってくるという。ただ中盤〜終盤にかけて、屍鬼と人間の戦いというバトル物の色が強くなってきてそれぞれのキャラに振り分けられたテーマが、いまいち昇華しきれてないようです。中盤入りまでの描写を見ていくと、(村を出るという一点において)清水は夏野と対になるキャラのように思えるんですがどうも、ううん……、最後の場面まで特に何もなく終わってしまった。徹と律子のペアは良い終わり方だったのに、と思うとやはりかなり惜しいです。(くっつけという意味ではないですよ、念のため)そのせいで最後の場面が、思い出したかのようなぽっと出のものに感じられてしまった。原作読んでないんですが、そうですか、夏野は起き上がらないんですね。たぶんその路線変更が効いちゃってるなあ。SQとはいえ、ジャンプで主人公不在はアレですしね…だから「何に勝ったのか分からない」という描写も、単に「村がめちゃくちゃになった」という意味に成り下がった。分かりやすさを重視したんでしょうね。掲載誌を間違えましたとしか。ビジュアル面では悪くないと思います。虚実ない交ぜになった感じがフジリューの作画によって、よく強調されてます。

  • 80

    manga_review

    【原作小説未読、単行本9巻まで既読】

    2010年夏に、アニメ化したことをキッカケに漫画版を読み始めました。

    この漫画に否定的な原作ファンが居られるのもわかるにはわかるのですが、私は面白く読ませてもらっています。漫画版は好き嫌いがわりとハッキリ分かれそうだとも思います。絵柄は癖が強く、私自身過去に、この絵柄を敬遠して同作者の『封神演義』にハマるのが遅れたこともあるくらいです。しかし不思議なもので、今ではこの絵柄が良い方にクセになるようになっています。癖は強いけど絵そのものは巧い。巧い人が描く絵です。

    ホラーではありますが、ホラーが苦手な自分でもこの作品は読めます。それは決してこの作品が「怖くない」わけではなく、「怖いけど引き込まれる」「とにかく続きが気になってしまう」からだと思います。

    登場人物が多く、主人公がはっきりとは決まっていないのもあってか、誰かに感情移入しにくかったり特定キャラの感情が読みづらいのが難点ですが、それでも面白いと感じます。

    フジリューっぽいギャグが稀に飛び込んではくるものの、全体的には哀しみや鬱屈、解決できない不条理さが漂った作品。
    アニメが終了し、漫画版がどのようなエンディングに向かっていくのか気になります。

  • 70

    manga_review


    原作の小説は読んでいない。

    スリリングな内容を、見事な画力が拍車をかけて面白い内容となっている。むしろ、原作を読んでいないほうが楽しめる漫画なのかもしれない。村の奇妙な事態が、徐々に明らかになっていき、先の読めない展開となっているからだ。

    話は、それぞれの登場人物の行動にスポットを当てる形で、色々な角度から描写されている。過疎の村での生活に登場人物がどのように感じているのか、村の事態にたいして、それぞれの人物がどう対応し、何を感じたのかが淡々と、かつ繊細に描かれている。

    話の展開は3巻から急展開を見せるが、先の展開が読めず楽しみである。

    絵は、キャラクター描写は、藤崎竜という作者自体、好き嫌いの分かれる絵だと思うが、慣れてしまえば問題ない。少年誌という媒体を考慮しても、ややデフォルメされた絵のほうが人気が出ると考えたのかもしれない。背景のきれいさは見事。過疎の村の描写が、哀愁漂う形で描かれている。

    全体的に、安定した原作を背景として、それをアレンジしつつ消化する藤崎竜の魅力が発揮された良作と言うことができる。これから、さらに注目して読んでいきたい漫画である。夢中になって読むことのできる漫画。7点。

  • 60

    sakuhindb

    【良い点】①精密に作りこまれた村の設定。②ストーリーが作り込まれている。③原作とは異なるオリジナルストーリー部分。これについては、賛否両論あるようですが、自分はコミカライズに当たってオリジナル展開をしたり、主人公を明確に設定するのは悪くはないと思います④藤崎竜先生の画力自体は高い。【悪い点】①絵に好き嫌いがはっきり分かれる。そして、絵が「屍鬼」のストーリーに合っていないように感じる。②月刊雑誌で47ページ連載している割には、展開が遅い。③キャラクターが多すぎて、1人1人のキャラの掘り下げに乏しい。原作作品からして登場人物が多すぎて、コミカライズには本来向いていないのかなと思います。【総合評価】作者の藤崎先生の絵はかなり独特なので、合わない人が多数いると思われます。しかし、原作ストーリーは練りこまれており破綻なくストーリーが進行していると思います。ただし、最大の盛り上がり場である屍鬼狩りの際には、作者の独特の絵の欠点(絵が平面的すぎる、「動き」がないゆえか、あまり迫力を感じなかったのが残念でした。毎月のジャンプSQで楽しみにしている作品の1つであり、評価は「良い」としたいと思います。

  • 70

    manga_review

    完結しています。全巻読みました。
    小野不由美のホラー小説を原作にあの「封神演義」の藤崎竜が作画、といっても藤崎竜なりのアレンジを加えた内容になっている。

    ストーリーは流石に面白く、ミステリー要素の強いホラーといった感じで、どんどん続きが気になって引き込まれるモノがあるし、単純な恐怖を描いたホラーでは無く、人間の裏側というか汚さのような細かい心情も描かれていて深みもある。

    藤崎竜は封神演義はもちろん、短篇集まで読んでるぐらい好きな漫画家なのだが、この作品がホラーだということを考えると、原作と作画の相性がベストだったのかな?と思ってしまう部分がある。
    フジリュー絵は綺麗なんだけど、ドロドロしたエグい描写には向かない感じがするし、明るいキャラクターが際立つタッチのような気がする。
    まぁ人によっては、それが逆にグロ描写を読みやすくしてて良いのかもしれないが、少し他の作家さんの作画でも読んでみたいと思ってしまったので7点。
    (リアルな絵という意味で井上雄彦、グロい描写が映える絵という意味でヒラコー、三浦建太郎、山口貴由とか見てみたい。)

  • 40

    sakuhindb

    【良い点】メインキャラの設定が秀逸ミステリーホラーに合った描き方になっているフジリューらしいギャグの練り込み方本編より途中途中に出てくるストーリーがとてもわかりやすい表現になっている【悪い点】最近の作品はCGが多用されていて綺麗ではあるが、絵らしさが半減した原作と相性が合わず、フジリューらしさに欠けるサイプラからのファンですが、年々線が減って癖の強い絵柄になってきてますね。なので、苦手な人は多いかもしれません。ストーリー自体は悪くありません。原作も面白いです。が、特に後半の締め方に若干の強引さを感じたあたり、どうもしっくりこない部分がありました。フジリューの漫画自体、ファンタジー要素の強い作品が多いのでリアリティが強すぎた今回の作品にはちょっと不向きだったかもしれません。サクラテツ以降ちょっと劣化が目立ちますね。封神や短編が面白かっただけに残念です。評価はやや【低い】です。あとひとつ言うなら、フジリューは熱心な研究家のようなので細かい設定には抜かりないです。その点では一貫して高く評価します。

  • 100

    cmoa

    大好きな世界です私は原作ファンではなくフジリュー作品が好きなので読み始めました。元々が小説なので、漫画にすることで好きか嫌いか好みがはっきりと分かれますよね私は漫画もブルーレイも初回で購入しアニメもリアルタイム鑑賞しました漫画の方ですが、前半はいつものフジリューワールド全開だったのに途中から普通になりましたね、ほっぺとか。後半はシリアス展開なので結果オーライでしたが。あと自分の今までの傾向だと、フジリュー作品だと大体主人公が気になるはずなんですが、今回は室井さんと尾崎医院長の幼馴染コンビにキュンともしたしウルッともしました尾崎先生は村に突然現れた原因不明の病と戦い、室井さんは善にも悪にも成りきれずに数奇な運命を送る事になります。結論から言うと2人とも助かりはしますが、別々の未来を歩むことになるので悲しくてしょうがないですいかにも続きそうな終わりだったので今だ納得できてませんそれはそうと、室井さんのビジュアルとにかくめちゃくちゃ好きなんですけどアニメも美麗でもぉ〜素敵過ぎました

  • 60

    sakuhindb

    有名作家の作品を有名漫画家がコミカライズ!その宣伝効果は抜群でついにはアニメ化までしましたが、フジリューの独特な絵柄によってものすごい個性的な作品となりましたおいおいあの絵柄でホラーなんてできるのかよ。って最初はおもっていたんです。でもこれが予想外にできている。たしかに全体としたら全体的に演劇のような作り物っぽい装いで恐怖感は薄れて雰囲気は軽く感じてしまうのですが、群像劇のように視点を変えながらも村が染まっていくのを見守るように物語は進んでいき、その恐怖が村全体へと広がっていく様は圧巻ですぶっちゃけていうと作画と物語がピッタリ合っていたとは言えませんがそれでも不思議な化学反応は間違いなく感じました。考えてみれば形は随分と違うとはいえ封神演義も原案のある物語なわけだし、原作付きの作品を手がけることには慣れている人なんですよね

  • 80

    cmoa

    フジリュー絵に色々不満のある方が多いのですね。
    個人的にこの漫画、フジリューが冒険してわざとそれまでとは違う風に描いているようにしか思えませんでしたよ。その証拠に封神演義外伝では当時に似せた絵柄でまた描いているからです。
    上手すぎるゆえにこういうことが出来るんだと思いますねー。
    まあ確かにデジタルでスマホで読むと分かりづらいかもしれませんが、私は連載当時雑誌又は単行本で読んでいても全く問題ありませんでした。
    ので、単にブラウザ向きではないだけかと思いますね。興味ある方は紙で読んでみて欲しいかな。
    漫画を読んでいて興味が出て小説も読みましたが、ラストが納得いかなかったかなあ。勝ち逃げのように思えて。
    フジリュー絵のエキセントリックさとホラーがマッチしていて不思議な魅力になってると思います。

  • 80

    manga_review

    原作既読。
    小説と漫画の特性の違いをしっかり活かしたかなり出来の良いメディアミックスだと思う。

    なんといっても漫画版の魅力はコメディタッチとシリアスのどちらもハイレベルでこなすフジリューの画のうまさだと思う。
    原作の欠点である、序盤のテンポの悪さや、人物関係の把握しにくさをあっさりと克服しているし、人物のデザインも人物のキャラクターを良くあらわしたかなり良い出来だと思う。
    個人的には特に、小説版ではただのストーカー女や、しょぼい下っ端だとしか認識していなかった登場人物が、漫画版ではかなり魅力的に描かれていて印象が大きく変わった。

    逆に小説版の持つ重苦しい雰囲気であったり、長い内面描写、物語後半のスリリングな展開をこれからどのように再現するのか、今後も楽しみである。

  • 80

    sakuhindb

    【良い点】•絵が綺麗•ジャンプ系連載での特異さ【悪い点】•現時点では特に無し【総合評価】まず藤崎さんの絵の美しさは突出していますね。癖が強く人を選ぶ絵ではありますが綺麗で上質な部類です。特にカラー絵は見事。服装の個性やセンスも良いです。小説が原作ということもあり、内容はしっかりしていると思います。この人物はどういう行動をするのか、何を考えているのかという次の展開への期待も持てます。山村でのミステリー、ホラーというのはバトルが多いジャンプでは見かけなかったのもあり、意外性がありました。また、地方の暮らしの描写がうかがえるのも面白いです。上記の通り絵柄や描写に関しては人を選びそうな気もしますが、どの点から見ても高水準な作品だと思います。

  • 70

    manga_review

    藤崎作品を読むのは「封神演義」以来です。

    まず読んでみて驚いたのは絵の向上具合です!
    「封神」の後半は週刊にしてもかなりのクオリティだとは思いましたが、まだまだこんなに進化できるんだと関心しました。


    序盤から多くのキャラクターが登場しますが、デフォルメ調な顔だったりリアル調な顔だったりいろいろと描きわけていて、覚えやすいです。

    村に蔓延する死・・その原因は何なのか。
    謎につつまれたストーリーに非常に惹き込まれました。
    先を読んでから読み返してみると伏線がしっかり張られていたのにも気づきます。

    4巻までで原因は何か、大分明らかになってきましたが、それでもこれから一体どうすればいいのか・・続きが非常に気になる漫画です。

  • 20

    sakuhindb

    原作は挫折しましたが読んでいます。小野不由美さんの作品は十二国記を初め、それ以外のホラー小説なども読んでいましたが、この作品だけは肌に合わず、途中で挫折してしまいました。(序盤、話に進展が無い割りに登場人物が多すぎて頭に入ってこなかったのが大きな原因)この屍鬼が漫画になるという事で読んでみるか〜っとは思ったのですが、残念ながら藤崎竜氏の画が自分にはまったく合わなかった。基本的に少女マンガだろうと、劇画だろうと、画で読むのを止める漫画は少ないのですが、藤崎竜氏とCLAMPの画だけはどうしても受け付けないです。一応、二話くらいまでは読みましたが挫折。

  • 80

    cmoa

    他の レビューの方で 読みづらいと 有ったが 原作を 何回か 読んでおり 読みづらいとは 感じられなかった 。

    こちらの 漫画家さんの 絵柄は 初めて 拝見し この 原作とは 少し 世界が 異なると 感じたが 真逆の雰囲気で 逆に おぞましさ・エキセントリックさが 強調され 良い 効果を 生んだと 思う 。

    自分には 大変 面白いが 人による 。

    面白い人には 面白いが 1巻で つまづいた人には 受け付けない 漫画と 思う 。

    小野不由美さん の 原作を 一読される事を オススメする 。

  • 80

    manga_review

    藤崎竜の新たな代表作となる可能性を秘めた作品。

    まず一見して驚かされるのはその絵の美しさだろう。
    ダークで格調高い、しかしポップな絵柄が作品のホラーテイストと見事にマッチしている。
    楳図かずおに匹敵する美しさ、というのは言い過ぎかもしれないが恐ろしく魅力的な絵だ。
    波長が合う人にはたまらないだろう。

    ストーリーに関してはあまり言及しないが「封神〜」のように良い意味で
    原作を壊してくれている。原作と比べながら読むのも一興だ。

    今後に期待を込めて8点。ぜひとも完結させていただきたい。

  • 60

    manga_review

    画力に脱帽です。本当に。

    僕は小説を読んでないですけど、漫画だけで楽しんでます。

    キャラの多さに最初は戸惑いましたが、もう気にしない事ですね。
    展開が起こる度に重要人物には焦点を当ててくれるので。

    なによりも、相変わらずこの作者の漫画は魅力的なキャラが多いです。
    しかもそんなキャラ達もあっさり死んでいく。

    「キャラに感情移入しすぎない」ので、作品としてきちんと完成するでしょう。まぁ原作付きだし。

    ただ、単行本でもカラー再現してほしかった。

  • 60

    cmoa

    屍鬼を藤崎先生の美麗絵で読めるのかーと期待して読んだのですが…見づらい。藤崎先生の絵はデフォルメのきいたアニメ調の絵なのに、背景は写真・写実調。シリアスな話で基本原作にギャグ要素はないんですが、なぜかところどころに入るギャグシーン。色々とミスマッチすぎて、原作の雰囲気を出そうとしてるのか藤崎先生の個性を出そうとしてるのか、良くない方に混ざり合ってる感じです。素晴らしい力をもった作品/漫画家だけに、ちょっとこの融合の仕方は残念に思います。

ネット上のイメージ

ホラー
怖い
教師
綺麗
ギャグ

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