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これは「愛と冒険の物語」だ──井浦秀夫(漫画家)読み終わって、10分くらい泣き続けた──久保ミツロウ(漫画家)夫の借金と自殺、自身の病気と自殺未遂、AV女優他様々な職業…波乱に満ちた人生を送ってきた著者が36歳にして出会い恋をした、25歳年上のボビー。 男気あふれるボビーと、ケンカしながらも楽しい生活を送っていた。そんなある日、大事件が起こる――。 年の差、過去、統合失調症、顔面崩壊、失明…… すべてを乗り越え愛し合うふたりの日々をユーモラスに描いた、感動のコミックエッセイ!デビュー作『実録企画モノ』で大反響を巻き起こした “漫画界の最終兵器”卯月妙子の、10年ぶり、待望の作品!

人間仮免中

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136件のネット上の評価があります

  • 100

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    自殺行為を未遂に留める事ができた統合失調症患者の証言によると、その行為の直接的原因は「死にたい」という希死念慮ではなく「妄想・幻覚・幻聴」によるものが多くを占めるという。具体的には、窓の外から愛する人に手招きされたとか、「早くこっちに来ないと殺されるぞ!」という幻聴を聞いて窓の外に飛び出したら、落下したなど・・・。この統合失調症は、WHOのデータによると、100人に1人の割合で発症すると言われている。しかし罹患者としての診断は下っていないが、実際に症状として、この障害を持ちつつ普通に社会生活を営めている人も多数存在している。霊を見る事ができる、いわゆる霊感が強い事を自称している人々(全てとは言いません)が、その代表的存在であり、また密林の奥で暮らす部族の中では、予言者として、シャーマニズムにとって必要不可欠な位置に玉座し、部族社会の平和や幸福を支えていたりもする。また、こういう部族にとっては、100人に1人という発症率は、部族の文化や平和の維持など、別の視点で大きな意味を持つ。そもそも人類史の中で、科学が絶対視されるようになる以前というか、生活共同体の個体数が100人程度だった頃は、少なくともこの症状が「病気」や「障害」であるという概念は、なかったのでは? とさえ思えてくる。しかし、このシャーマン的人々は、統合失調症患者でありながら、その事による不安要素をあまり持たずに生活ができる環境に恵まれ、結果的に「社会生活を営めている」という部分において、単に「キャリア」として「良性化」していると言えるのではないだろうか?(治療現場で、寛解のほかに良性化という概念があるかどうかは知らないが・・・)日常生活の中で、ごく普通に「まぼろしを見る人々」に対する研究も進めば、何か「見えてくる」ものもありそうな気がする。精神病の発症原因は、未確定要素が多いものの、その多くはストレスにあると見られている。しかし、現代社会の中で、癒しがたいストレを抱えた人々が、ひとたびこの病気を発症し、「適切な対応」のないまま急性期ともなると、周囲の混乱と共に負のスパイラルに飲み込まれ、悪性化の一途を突き進む。精神障害者に立ちはだかるバリアは様々あるのだが、人間関係を構築する上で、特にバリアとなる事柄は「症状からくる言動を、全て元々の性格によるものと捉えられてしまう事」であるという。これでは、病者にとってストレスが癒される要素は、ますます失われていくだろう。翻って本書は、帯にある通り「愛と冒険の物語」として読ませつつ、統合失調症患者と自殺問題、早期の治療開始と適切な投薬、症状からくる言動の実際、そして本人は元より家族や周囲の病識の重要性を訴えかけてくる。加えて、病気を「辛い物」と烙印するのではなく、「感謝」の対象にまで昇華させるほどの愛と信頼の数々。これこそが病に抗う大きな「盾」である事を教えてくれる。マザー・テレサの名言「愛の反対は、憎しみではなく無関心です。」100人に1人とは、本来、無関心でいられないはずの数である。しかし、我々の意識は、はたしてどうだったのだろうか? 社会の取り組みは?繁栄を横臥し尽くした感のある現代、また昇りようのない袋小路を目前とする現代社会を生きて行く上で、大切な物は何かを本書は示している。今、「降りてゆく生き方」を求められている。

  • 100

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    なんとも壮絶・陰惨、救いのない内容で、やりきれない読後感です。いきなり歩道橋の上から道路への顔面ダイブの場面から始まります。顔面は粉骨骨折で、破壊され、左右ズレて片目は失明です。この時、卯月妙子さんは36才で、若いころ統合失調症は発症し精神科病院へ措置(強制)入院2回を含め7回の入退院歴があります。AV女優、ストリッパー、マンガ家です。統合失調症の陽性病状(妄想、幻覚・幻聴、思考混乱・異常行動)が強い人です。62才の定年間際のサラリーマンに惚れて、同棲を始めます。男は、仕事はできますが癇癪持ちで酒乱気味です。年齢差を負い目に感じつつも卯月さんを好いています。酔っ払って卯月さんに悪態をついた時、卯月さんはキレて男の目の前で酒ビンを割り、それで頸動脈をザックリと切り血が吹き出します。歩道橋ダイブの時も、男が他の女と仲良く話しているのを見て逆上し、発作的に飛び込みました。こんなマンガを描いた方も描いた方ですが、描かせた方も描かせた方です。彼女にとってマンガで表現することが自己存在確認であり、救いとなり、癒やし・治療なのでしょうか。これでもかこれでもかと悲惨・陰惨な異常行動が描かれて、いささか露悪趣味です。飛んでいるというか、一線を超えているように感じます。これでは統合失調症の患者にたいして健常人は引くでしょう。病気に対して理解の一助にはなりますが、納得の一助にはならないでしょう。卯月さんは、自分の体験からしか描けないマンガ家です。昔の私小説家タイプですね。タイトルは「人間仮免中」です。彼女が、本免許を取れる日はやってくるのでしょうか。「みんなねっと」という精神疾患の患者を家族に持つ家族会向けの雑誌があります。発酵先は、公益社団法人「全国精神保健福祉連合会」です。統合失調症のマンガ家の真澄こと葉さんが「つれづれ日記」を連載しています。ご自身の闘病、日常を描いています。病気のせいでしょう、休載も時々あります。卯月妙子さんと真澄こと葉さんの画風がよく似ているのに驚かされます。平面的でシンプルにデフォルメされた人物の表情、動作、背景の描き方です。力強さや滑らかさがなく、何となく歪んだような頼りない線です。この病気が、関係しているのでしょうか。小池さんいかがでしょうか。

  • 100

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    10年前から漫画のファンだった私は、様々な葛藤を生々しくペンに込める卯月妙子の漫画を「唯一無二」のものとしてとらえている。流行とか、マーケティングとか、ウケ狙いとか、そういうのとは別次元でただただ生への叫びを込めれる作家はそうそう現れるものではないし、いたとすれば、やはり彼女のように人間としての「タガ」が多少はずれてしまいがちだ。この10数年色々な批判もたくさんあったし、実際めちゃくちゃなこともやってらしたようだし、この本の絵もぐちゃぐちゃだけど、それでも、待っててよかった。この10年はひたすら新作を待ちわびていたけれど、もう私は「次の新刊楽しみにしています」とは言わない。楽しみなことには変わりないけれど、その期待を受け入れられる器もきっとぎりぎりあるかないか、という精神状態だということがよく理解できた。もちろん彼女が描いたならその作品は追い続ける。ただ、この本を出したことで、卯月妙子の作家としての信頼性は疑いようがなくなった。長く出版界から遠ざかっており、ネット世界で足跡を見れなくなってからもだいぶたっていたが、「新家族計画」の完結しなかった結末はここに確かに描かれている。しかもそれはハッピーエンドだ。途中出てくる「親父」の「僕は卯月の階段でした」「ボビーさんが着地点で良かった」の言葉が全てを物語っている。まさか卯月妙子のまんがで「思いやりっていいなあ」とかそういう類の涙が出るとは思わなかった!本当に生きててよかった!そしてすてきな人と出会えて、本当によかったね、卯月さん。あとこれは邪推かもしれないが、この人は本当に神々しいきれいな顔をしていて、それを事故でなくしたことが、ひとつ人間としての荷を降ろすことにつながったのではと推察する。もともと精神病的気質はあったのだと思うがこの人のきれいな顔は外部からの性的虐待・内部からの異常性的思考の助長させる要因だったと思うから・・・通常その荷は老いとともにゆっくり降ろしていくものだが、彼女の人生ではちょっとその荷の降ろし方が急だっただけな気がする。事故は悲劇でもあったがやはり必要な過程でもあった気がしてならない。途中、妄想状況をたんたんと漫画で読ませる部分は圧巻。卯月妙子以外に描ける人はいない表現となっている。

  • 100

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    ふとしたきっかけで出会った本です。壮絶な人生を送ってこられた方の書いた実話に基づいたコミックということで、正直最初は、興味半分で手にとりました。何度も読み返しました。ひさびさに、自分の中に大きな波を起こした作品です。本屋さんを6軒ほどはしごして買ったかいがありました。(田舎ではわりと在庫切れになっています)夫が〜してくれない、妻が〜してくれない、そんな風にお互いを責め合って、疑心暗鬼になっている夫婦やカップルはこの本を読んでみてください。AVスカトロ女優、自殺ほう助、ストリッパーに自殺未遂等を経験した著者が、命をふりしぼるようにして、人間の本当の愛とは何たるかを教えてくれます。五体満足で経済的に何不自由しなくても、愛がない家庭は、苦痛の泉です。何か大きなトラブルが起こると、とたんに離れてしまうもろい絆で結ばれ、相手を利用できなければ、簡単に見放しあう冷たい関係にある夫婦は、増えているのではないでしょうか。豊かな時代に生まれて、仕事やお金など、たくさんのものを持っていると、愛情の大切さがかすんでしまう時があります。相手に入れ込み過ぎず、たくさんのもので保険をつくる生き方がよしとされている世の中で、卯月さんはひたすら、まっすぐです。病気を抱え、要介護認定を受けていらっしゃいますがしかし一方で、他には代えられない、かけがえのないものを持っているように思います。卯月さんは、自分を支えてくれる家族や、友人に感謝し、そして心から彼らを好いています。何よりボビーさんをとても一途に愛しています。ボビーさんを内助の功で支えながら、一方で病気からくる症状に悩まされる作者の姿は、無謀で、保険をつくらない、ある意味怖い生き方に見えますが、彼女は確かに、愛されています。同じ女として、作者のことが、心から羨ましいと思いました。漫画からにじみ出ている、作者のまっすぐで、素直な、ずっしりと重い愛情に、身震いしました。私はこんなにまっすぐに、そして潔く、人を愛せたことがありません。淡々と明るく、何でもないことのように書かれた日々の壮絶な記録は、私たちの心を掴みます。生きる事に感謝し、今目の前にいる大切な人のかけがえのなさに、改めて気付かせてくれる本です。

  • 60

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    何の予備知識もなくこの本を手に取り、確実に精神状態を悪くしました(それでも一気に読ませるパワーは凄い)でも何だろうこの後味の悪さ… それはきっとこの物語をけしてハッピーエンドとして感動のままに読み終える事が出来なかったからなんだと思う彼女はボビーに救われたと書いてはいるが、結局、彼女のしている事はすべて自己表現でしかないような気がするAV出演も(エログロ路線に走ったのも自分は他とは違うという自意識か?)ストリップ小屋での自殺未遂も、歩道橋からの飛び降りも、入れ墨も、漫画も、あれほど劇団にこだわるのも(本当に死にたければもっと高い所から飛び降りればいいだけだし)本当に彼女が救われるのはそんな自分自身なんかより、ボビーや息子の存在の方がずっと大事だと気付いた時なんじゃないだろうか(しかしそう思う評者もエラそうな事は言えない、気が付けばいつも自分が、自分がになってしまう)まったく心っていったいなんなんだろうっていつも思う、心が病むって事の不思議さ、そんな心に薬が効くって事の不可解さ心なんて持たないでただ生きるという本能のままだけに、食って寝てSEXして…そんな風に生きれれば心が病むって事は無いだろうにそういえば評者の好きな友部正人の歌にこんなのがあった〜人はどうして生まれた時に心なんてぶら下げて来たんだろう、みんな大事そうにしているけどでも邪魔でしょうがない時があるんだよ〜「ヘマな奴」だけどまぁ色んな奴が色んな事を言い続けるだろうけど、誰の人生だって続いている限りハッピーエンドでなんてないんだし、作者も、読者も、評者も、それぞれの人生を生きていくしかないのだけは確かですひとつ解せないのが、彼女の母と叔母、すごく前向きなくせに、何度も自傷行為にも走り殺人念慮もあるという危険な彼女を放置しているのは何故?もちろんボビーと一緒に暮らしている時はいいのだろうけれど、それ以前一人暮らしの時もあったみたいだし...あまりに明るくて、娘が生きているだけでいいなんてセリフも出てくるけど…他人を傷つける可能性もあるのに...もしかしたらこの二人も彼女の妄想なのかも、なんて思う評者の心が荒み過ぎているのならそれに越したことはないのだが

  • 100

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    卯月妙子を知っている人は、少々特殊だろう。漫画家としては、さほど有名ではない。著作も少ない。けれど、彼女の作品には独特の毒と安らぎがある。毒を許せない読者と、感動する読者に、読者は確実に割れると思う。実は彼女は元AV女優である。彼女については、中学生の頃に自殺未遂を起こしていること、元夫の作った膨大な借金を返したこと、そのためにAVに出演し、排泄物やミミズを食べるなどの過激なパフォーマンスをやったこと、総合失調症という大きな問題を抱えていることなどが知られている。何故知られているかと言えば、それは彼女が赤裸々に、過去の作品の中で全てを語っているからだ。私は以前、彼女の作品を偶然に読んだ時に、これほど壮絶な人生を送っている人がいるのか、こんな特殊な人生もあるのかと、少なからずショックを受けた。決して絵は上手くはないのだが、彼女の誠意や気迫が、絵から滲み出ていた。けれど、2000年から2002年にかけて数冊の本を出した後、彼女は沈黙してしまう。気にはなっていたが、数冊で消える漫画家なんてザラである。だから、彼女の本は大事に残しつつ、意識の中からは消していたのだが。2012年にこの本が出た。私はしばらく気が付かなかった。しかし、手にとって、読んで、心臓が止まりそうになった。震えが走った。彼女は総合失調症が悪化し、自傷行為を繰り返していた。過量服薬が止められなくなり、何度も自殺未遂を行っていた。2007年には投身自殺を図り、顔面崩壊と片眼を失明する大怪我を負っていた。そこからなんとか復帰し、彼女はこの「人間仮免中」を描き上げたのだ。この本は、彼女の投身自殺から始まる。あまりに悲惨な実録であり、しかも特殊な人生である。一般的な総合失調症に対しては、全く参考にならないだろうし、参考にしてはいけないはずだ。彼女の感情や選択に共感できる人も、決して多くはないはずだ。悪趣味だと言われれば、返す言葉もない。けれど、予想される脚色を差し引いても、読後感は重く、そして切ない。壮絶な人生を客観的に描こうとしている姿勢そのものが、心に迫るのだ。

  • 80

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    わたしは昔統合失調症だと診断され、今は双極性障害と診断されているものです。寛解して働いていますが、20歳と30歳の2回入院歴があります。この本はかなり刺激的だとレビューにあったので、読むのは無理かなと思いましたが、誘惑に負けKindleで買いました。しかし、思っていたよりかなりソフトでした。絵が写実的じゃないからかな?内容自体は重いですが、シュールが好きな人なら普通に読めるのでは。ボビーさんやお母さんとても魅力的に書かれていました。私は自殺未遂や加害などしたことなく、著者よりは症状はぬるかったですが、それでも以前居た会社で躁状態になった時に、実在した私にセクハラした同僚を訴えると何故かコンドームを提出したり、何故あんなことをしたんだ?と後で正気になって本当後悔してかなり黒歴史でしたが、この著書を見ながら、ここまでいってないから大丈夫だとちょっと安心してるとこもありました。絵は下手だけど、読ませるだけの内容がある気がします。途中自殺未遂後の病院での妄想が、長過ぎでしたが、ああいう不条理な悪夢みたいなのは今でも時々夢で見るのでわかる気がしました。これがわかるって、やっぱ自分も世界から疎外されたような、感覚が違うのかなって思いました。レビューを見てるとこの本を読んで精神的に悪化した人が多いようでしたが、自分を自分でコントロール出来ない、自分という人間を信用出来ないとこまでいってない、まだほんとの地獄を見てない人なんじゃないかな〜となんとなく思ってしまいました。わたしはこの漫画は好きです。特に著者とボビーさんとの関係が。わたしは自身の病気でここまで深くやりとりした人は居ないです。知ってる友達も居るけどだいぶヌルいです。ずっと秘密で生きていくのかな〜と思いましたが、わたしも著者に勇気を貰い何かで発表したいなと思いました。また著者が漫画を描かれれば買います。閉鎖病棟も保護室もわたしも入りましたが、是非その時の漫画を描いて欲しいですね。

  • 80

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    その内容の過激さが話題になりがちな本ですが、そこまで毒々しい本ではないように思いました。果たして幻覚や幻聴、激しい妄想の症状で苦しんでいる方の頭の中で、どのようなことが起こっているのかはその本人にしか分かりません。この作品では作者である卯月さんが、当時を振り返ってこんな状態だったというのを説明してくださっている描写が含まれます。それを読んで、統合失調症を始めとした精神病を抱える方の一種、奇行ともとれる言動が現れるのは本人の意思とは関係なく病気がさせているものであり、服薬などの治療を受けることで、こんなにも客観的に自分を見つめることができるんだと言うことを知ることができたのが非常に興味深く思いました。彼女の以前の本では、なんと言うか前のめりというか、不必要に尖っている凶器を持った女性というイメージが強かったですが、年を重ねていくごとにそのトゲトゲしさが減って丸くなっていっている印象を受けました。それはボビーさんと出会ったことも影響が大きいのかな。時にエキセントリックだったりする面もありますが、精神病の症状が出ていなければ、とても穏やかに生活ができる人なのかもしれないと感じられました。以前は自ら進んで過激なアダルトビデオに出演していたり、していた人とは思えない、まるで別人のようだとすら思えます。生きていれば良い。生きることがまず大切だってことを強く感じました。精神的に弱って倒れそうな時、病院に行くことも大切なんだよなあとか。どちらかというと反面教師として見られてしまいそうですが、卯月妙子さんの生き方は、いかに生きるかの教科書としても大いに役立ちそうです。でも、やっぱり精神が弱っている時ではなく、元気で余裕がある時に読むべき本だと思います。

  • 20

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    統合失調症の作者による、どうにも救いのない作品です。読後感がよくない。この作品において描かれる、愛の形が私にはいびつに感じられて仕方がない。作者は、恋人から愛されていると自覚をしているに関わらず、理解不能な精神状態におちいり飛び降り自殺未遂をする。そして、入院。退院後、顔がくずれた彼女は、恋人に抱かれたことにより、今後の人生を生きていけると実感を持つ。しかし、そんな愛の実感が、一時の錯覚でしかないのは、飛び降り自殺未遂の件からも明らかだ。彼女の行動は、病状の軽重により決まるのであって、愛で自制が効くものではないのだつまり、彼女は、愛で救われない。恋人だけに関わらず、周囲の人の彼女に対する愛は深い。作者は統合失調症の患者の中でも、たちが悪い部類に入るように思える。すべての統合失調症患者が、糞尿を食べたり、自殺未遂をする訳ではないのだ。他人を傷つける可能性だって十分ある病気である。家族であれば「病気なのだから」と、なんでも許してしまうかも知れないが、もし他人が危害を加えられたら、病気を理由に許す気にはなれないだろう。あえていうなら、危ない人を無責任に放置しすぎであると感じた。途中からは絵が酷すぎて読むのが苦痛な上に、恋人との話も救われるような結末ではなく明るい気持ちになれない。統合失調症の人の妄想や生活を知ることが出来る、資料としての価値は高いが、マンガとしては評価したくない。色々考えさせられるし、評価すべき点もあるのは認めるが、あくまで一部のマニア向けとして存在すべきで、高い評価をつけて注目を集めるのはどうだろうか。あまり広く流通させて、容易に子供の目に触れられるような状態になると、子供の精神に悪影響を及ぼしそうで怖い。

  • 60

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    「統合失調症ってこんな病気なんだ!」と無邪気に思ってほしくない。私は精神病院へ入院したことのある統合失調症者だが、妄想はない。幻覚もない。他者への攻撃性もない。生きてるだけでサイコーと言ってしまえる人間の足元には、親や子や恋人の献身的な支えがなくてはならない。正直、この本の好き嫌いは漫画的な面白さを見出せるかどうかで決まると思う。本の内容が非常に淡々としていて読みやすいはずなのに、こんなにも誰かに不快感やおぞましさを感じさせるのは、著者が淡々と統合失調症の妄想や幻覚を自分のねじ曲がった眼鏡を通して描いているからで、フツーの視力2.0な人が読んだら腹ももたれるだろう。当事者とはいえ著者とはあまり共通点のない私としては、統合失調症陽性症状の凄まじさをまざまざと見せつけられて非常に勉強になった。特に、妄想症状にも一応の理屈や筋が通っていることは知らなかったし、自分の知らない世界だった。これが現実として現れるのだから、当事者としては妄想に振り回されて現実的には奇異に映る行動をとってしまうのも、必然だと思う。もちろん、周囲の迷惑は置いておいてだ。しかし、あまりに突飛な内容ばかりで作者の人格も一般とはかけ離れた常識で成り立っているため、これを読んで統合失調症をわかったつもりになる人はいねえだろうと思っていたら、レビューに結構いて衝撃を受けた。これは、統合失調症の知識があり、かつ著者と恋人とのやり取りや妄想のグロテスクさに耐えられる人だけに読んでほしい本だ。もしくはサブカルの世界に浸かっている人か。何にしても、軽々しく誰かに勧められるものではない。

  • 60

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    泣ける。なんて評判を聞いてふと手に取ってみたらなんのことはない徹底したダメ人間たちが右往左往するギャグ漫画だった。これツイッターより精度の高い馬鹿発見器かもしれない簡単に粗筋を説明すれば「精神病になった著者が散々人々を振り回したあげく、障害者になりました」という内容だ著者は何か努力するわけでも克服するわけでもない。ただリハビリするだけの話が7割だ。別に泣ける要素などない著者、その伴侶ふくめ出てくる人間誰もがどこか不快で感情移入を阻害するのでやはり泣けない(それがこの作品ではプラスに働いているが)それよりもこの作品の最大の特徴は「精神病者の複雑怪奇な思考回路を疑似体験できる面白さ」なのだ著者は実に細かく自分の妄想や発作について描く。どんなに異常で突拍子ない妄想にもその発想の起点がちゃんとあり、異常者には異常者なりの思考回路があるのだ。その掘り起こし方が非常にうまく、だんだんその異常さにこちらが染まっていくような感覚さえ覚えてくる。本書中盤の現実と妄想がまったく説明なく入れ替わりまくる描写は圧巻だ障害のせいか、絵は極端に下手で白い。だがその破綻ギリギリの絵柄が作品のギリギリさとマッチしてしまうからまた凄い言い方は悪いがある意味「見世物小屋」のような楽しみ方をするのがこの本の本来の楽しみ方だろうこれを見て感動した!とか言っちゃう人は、なんというかあまり脳味噌がちゃんと機能してない人かもしれないそういう反応を楽しみためにも「この人ちょっと馬鹿かも…」という人にお勧めして感想を求めてみるのもまた一興

  • 100

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    この年齢になってまだ落ちるウロコがあった事に驚き。作者はこのマンガを読むまで全く知らなかったです。半分まで読んであまりの面白さに全部読むのがもったいなく惜しく、この一気読みの私が翌日の楽しみに半分読まずにおいたのだ。総合失調症という病は聞いた事はあったけど、こんな症状なんですね。私も2週間程消化器系の病で入院の経験があるのですが、確かに病院という所はシャバから離され、一種独特の雰囲気があります。手術当日とか翌日までに幻覚のようなものは私にもありました。多分麻酔の影響かと思うのですが。人の声や足音に敏感になったりもします。しかしここまで明確でストーリーもあり、登場人物に統一性があると、なんだか現実に思えて来るのも入院経験があるのでわかるわかる、と言う感じ。最近軽いうつと言われ、体調が優れなかった自分。甘いねえ〜、この人すんごいなあ。生きるってしんどい、なんて次元の話しぢゃないものね。自分を「俺」、というのも笑えた。「俺」って・・・。凄い防御の壁を持ってる人だ。俺って思うだけで強くなれる気がするなあ。私(♀)も今日から「俺」になろうかな(笑)大量の薬を飲み、決死の思いで電気屋にシゲルの合格祝いを買いに行くところ、バツイチで同じく息子の居る私(俺)には母親としての思いが胸に迫りました。愛する相手の名前を彫ってしまう場面では、あまりの事に大笑い。感動の一冊です。ありがとう卯月さん。会ってみたい女性になりました。

  • 100

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    私は、水商売に足を入れたこともなければ、経済的にそんなに困窮したこともない。精神に病名のつく病を持ったこともない。だから、著者の描かれたことは、ちょっと、あちらの世である。それで、読めて良かった。もともとは、統合失調に興味があって、中村ゆき『わが家の母はビョーキです』(サンマーク出版)の、統合失調本人版、ぐらいに思って、購入した。そうしたら予想と違って、ちょっと戸惑った。パラパラ読んだ後、しばらく置いていたが、次第に心にしみてきて、残りを読んだ。統合失調の深遠さ(妄想の中の終花看護婦がおもしろいね。著者が「ポジティブ ポジティブ」と、ちびまる子ちゃんみたいな笑顔で考えている次の場面で、歩道橋から道路へ顔面を突っ込むという言うのもすごい。)は、もちろんよく出ていたけれども、卯月妙子さんという人の、すさまじい人生っぷりを描いてくれる本であった。最初から最後まで、愛しい人ボビーとの関係を中心に描かれている。作者が立ち会っていない場面も、作者のいる場面と同じように描いてあるのが少しだけすごいと思った。作者あとがきにもあるが、「おかげさま」がよく出ている話である。「人の愛情のなんたるかを、思い知」るお話でした。番外編は、高校入学の決まった息子さん(前夫との子ども)との、入学祝のお買い物シーン。息子を持つ私としては、こういうのが、もっと見たい。いい息子さんでした。これからの成長が楽しみです。

  • 100

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     カルトなAV女優、太田出版から2000年前後に出版された自身の壮絶な体験を描いた自伝漫画家、ストリッパー、女優として知られる卯月妙子氏が11年ぶりに描き下ろした単行本です。 冒頭の夢幻の如き数頁と、ラフになった筆致に若干の違和感を持ったものの、中盤までは新しい恋人ボビー氏との多少波風は立ちはするが、今までに無く穏やかな展開にホッとして読んで居ました。 しかし、中盤以降の統合失調症と戦いに加え、ある事件により受けた障害とその治療、再発した幻覚等の詳細なレポートは確かに唯一無比で、淡々と描かれてはいますが、果たしてこれだけの自己破壊を伴う行為に対して諸手を挙げて素晴しいと言えるのか、と思わず自問してしました。 面白くないのか、と問われれば「面白い」のですが…。 ボロボロになりながらも終盤に彼女が見せるどこか透徹とした多幸感漂う様子は現実感が薄く、彼岸からの便りを思わせて無性に泣けてきました。 作中卯月氏を支える今までの芸術家のパートナーとは一味異なった男気溢れる壮年、ボビー氏の存在は「どうか幻覚では在りません様に。」と強く念じてしまいました。   帯にはコミック版「AV烈伝」で卯月氏を取り上げた経験がある井浦秀夫氏が推薦文を寄せています。

  • 100

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    読後感は・・・「なぜ?こんなに?」だった。なぜ?なぜ?ばかりが頭の中をぐるんぐるん回り、身体中のエネルギーを持っていかれる感じ。泣けるとか感動とか、そんな生易しい単語ではとても表すことはできない。こちらは10年ぶりの出版とのことですが、その10年の間に作者の身に起きていたことがノンフィクションで描かれている。まず初めに、彼女のこれまでの人生が描かれているが、その壮絶さたるや。25歳年上の男性(ボビーさん)と出逢ってからは、統合失調症という病気を抱えながら、危ういながらも楽しい生活を過ごしている。しかし、その後の発作的な飛び降り事件。作者の人生は、想像をはるかに超えるものだった。この病気の凄まじさ、そして、描こう、伝えよう、と必死である彼女の本能の凄まじさ。彼女は描くことで、病気が悪化してしまうのではないだろうか。それでも描こうとする彼女の表現者としての力によって、「生」というものの重量を私たちはいやおうなしに知らされる本だと思う。いま何かを抱えて悩んでいる人は、読むべきではないかもしれない。だけど、生きること、愛すること、これらについて胸に刻みこまれるモノが必ずあるような、そんな気もする。

  • 20

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    今まで読んだ本、漫画、観たドラマ、映画の中で最も後味が悪く、病気についての恐ろしさが頭から離れなくなりました。幸い、私の友達、家族そして私自身にはこの病気になった人はおりませんが、本当にいなくてよかったという安堵感といずれ自分、もしくは自分に近い人がなったらどうしようと不安になり、病気について沢山調べてしまいました。高評価をしている人は、「感動した」「いい恋愛漫画だった」「純粋に生きている」などレビューされてましたが、私はとてもじゃないけどそんな風には思えませんでした。作者には家族や恋人の苦労が全く見えていないようで、自分のことしか考えられないのも病気の症状なのでしょうが、なんだか都合よく描かれていて怖かったです。最終的に家族にも恋人にも距離を置かれているところも、自分の都合で処理されていたところもすべて病気の恐ろしさだと思えました。兎に角頭から離れられない衝撃的な内容です。こんな思いになってしまうこの本を知ってしまったこと、読んでしまったことを後悔します。作品自体の良し悪しの☆一つというより、読んだ後のダメージが大きいという点で一つにいたしました。作者の一日も早い回復を願います。

  • 100

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    私はこの作品でしかこの作者さんを知りませんが、イメージ的にはかなりアレでエグイ人という風に思っていました。うっかり知人からこの本をもらってしまって恐る恐る読んだのですが、思いがけずすんなり読めて、かつ面白かったです。最初は読んだ後に後悔しそう、、と思いながら読み始めたのですが、すごい非日常なことをかるーいタッチで書いてあるので、怖がりな私も怖がらずに読めました。よく考えたらこわいんですが、もう想像がつかない域でした。まぁ、でもちょっと気分は落ちたかな。笑こんな風に愛されてるのってうらやましい気持ちもあったり。たぶん自分が年を重ねて子供を持ったりしたら余計にぐっと来るものがありそうです。私は家族に精神病の者が居るので、その大変さや先の見えなさは理解しています。その中でいつ見捨てられてもおかしくないくらいのこの人をこんな風に支えてる人がいるというのがすごいですね。親の愛は本当に深いっていうのは今までも理解してたんですが、年が離れてるせいもあるんでしょうが、恋人がココまでできるのも目から鱗でした。ここから先もきっと色々あるんでしょうが、できるだけ平和に、幸せになってほしいと思います。

  • 60

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    身内に統合失調症の人がいるので、理解のためにも読もうと思いました。私個人の感想としては、空元気だったとしても、ここまで自分の人生を面白おかしく漫画にできるのはやっぱり才能だと思いますツッコミどこ満載です。(ちょっとゲスいので、読み進めるのを躊躇しましたが)同じように統合失調症で苦しんでる方も『あるある~』ってなるんじゃないでしょうか。もちろんひどいケースですが。依存にせよなんにせよ、愛すべき人がいて、理解のある家族がいて、それだけでかなり幸せだなぁと思います。自分が同じ状況になって、ここまで愛してくれる人がいるだろうかと不安になるくらい。もっと統合失調症の身内にやさしくしようと思いました。不器用なりにもどんな形であれ自分の出来ることをやってきた著者はやっぱりすごいと思います。(ゲスいですが笑)それしかできなかったのか、甘えだという感想もありましたが、なかなか健常者でも出来ることではないです。また、無理のない範囲で、そういう病気を持った人たちの視点からみた世界を形にしてもらえればと思います。他人事ではなく、突如病気になることも多いご時世ですしね。

  • 100

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    私は、この本を読むまで卯月妙子さんを知りませんでした。失踪日記と同じ出版社だったので同じ毛色のエッセイ・コミックかと思い購入しました。ページをひらくと、いきなり無表情なバンジーシーンから始まり度肝を抜かれました。その勢いで一気に読んでいると、ほのぼのとしたのろけ?話が続く中でいきなり冒頭のシーンに。そしてそのあとは、このある種荒れたタッチでないと直視できないであろう話が続いていました。でも、退院したシーン、退院後初めての○○○したシーン、朝出勤するボビーを見送るシーンにほろりと涙が浮かびました。ああ、この人が生きていてよかった、と。私は当事者ではないので、統合失調症という病気?に対する理解が深まったと言うことはできません。でも、この本を読んだおかげで、その状態を想像することは、とてもしやすくなりました。余談ですが、同じ日に羣青 下 (IKKI COMIX)を買ったのでその対比が面白かったです。羣青も魂のこもった素晴らしい物語ですが、漫画は絵でできているけど、漫画が伝えるものは絵だけじゃない、と色々考えさせられました。

  • 100

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    滅多に、まずつけない星☆5つ。凄いよ、この人!!私は卯月さんの作品を読むのは初めてだし、失礼ながら、それまでをまったく知らなかった、が、物凄く愉しめた。勿論、衝撃的だったり、胸が傷んだりするシーンがある。だけど、思いきり笑ったり、胸を打たれたり、本当に買って良かった‼という気持ちで非常に満足した。この人は、凄ぇ。あくまでも“こりゃ使える!”みたいな職人魂もビシバシ感じるし、表現者として巧いなあ、とハッとさせられたり…個人的に特にグッときたのは、作者のお母さんと叔母さん、沖縄から来てくれたという友達のシーン。お母さんが「大事な娘をこんな医者に診せられるかーっ!」と一喝したシーンには胸がすいた。また、医療従事者、と仰る方のレビューには非常に閉口する。最後の一文なんて、特に要らないんじゃないの?医療従事者が最も言ってはいけない事ではないの?…誰にも、そんなことは断定できないのだ。医学は日進月歩だろう?患者さんの痛みや苦しみに寄り添い、目と手でよーく看て頂きたい。何度も医療現場でハラスメントに遭ったから言う訳じゃないけどサ。

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