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【ページ数が多いビッグボリューム版!】『HUNTER×HUNTER』の冨樫義博が世に問う異色の連作集! 宇宙一の天才的な頭脳と美貌、そして最悪な性格の持ち主・ドグラ星第一王子…人呼んで「バカ王子」。その魔の手から地球を守るのは…熱血健康優良野球少年7番レフト・筒井雪隆。襲い来る魔物の群れに…不承不承立ち向かう悪ガキ5人組。その智略を尽くした剣・棒・術・策! 塾があるのに…。塾か? 世界平和か? そして…廊下は走るな!

レベルE

| 集英社(出版)

84

非常に良い

210件のレビュー
立ち読み
Ebook販売元 : コミックシーモア

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210件のネット上の評価があります

  • 80

    manga_review


    作者の持ち味がいかんなく発揮された、良作である。

    富樫義博の漫画の中では最も好きな漫画である。
    この作品の最大の魅力は、主人公の性格と行動が見事に一致している点であろう。小憎らしいほどに頭がよく、周りの登場人物を振り回すものの、どこか憎めないこの主人公は富樫義博の人格を具現化したものではないかと思うほどだ。(実際そうなのかもしれないが・・)

    また、三巻で完結という短い内容でありながら、それぞれの話を、主に数話完結の形でテンポよく、かつまとまりのある内容にしたててある。先が読めないが、支離滅裂ではないことも、作品を面白くしている。

    しかし、残念なことは、この漫画が週刊少年ジャンプという少年誌を媒体として描かれた漫画であるということだろう。内容的に青年誌を媒体としていればさらなる読者を獲得できたように思われる。そもそも、他のレビュアーの述べているように、小学生も多く読む週刊少年ジャンプでこの作品が掲載されたことがすごい。(しかし、この漫画はストライクゾーンの狭い漫画だからこそ、高い評価を受けている気がしないでもないが・・)

    また、三巻で完結ということは、テンポがよく、まとまりのよい漫画としているのは事実であるのだが、もう少しこの漫画の続きを見てみたかった。

    しかし、総じて見れば間違いなく一度は読んでみてほしい漫画である。上述のように、好き嫌いは分かれるが、好きな人はとことん好きになる漫画。それがこの漫画の正体ではなかろうか。

  • 80

    manga_review

    一言で言えば、ある種の社会風刺漫画とも言える。
    バブルが崩壊して、デフレに陥った日本では雑誌が
    全盛期に比べて売れず、また自国に対して愛国心や
    自分に対しては悲壮感漂う未来像、そして創造力が
    満ちあふれていた70年代とは違う90年代の漠然と
    した消費文化を十分に皮肉っている。主人公の住む田舎で
    いきなり宇宙人が現れる設定は、高度成長経済の中で進んだ
    技術や文化を持った東京人が田舎の純真な少年に対しての
    嫉妬や都会なんてこんな物だと失望感が入り交じった考えから
    生まれたと思う。一方の主人公も、宇宙人という事で何でも
    出来たり、自分よりも頭がいいと憧れを抱くが実際はバカで
    とんでもない性格の持ち主だというのも作者が抱く「東京」の
    アンチテーゼに近い。また、コンウェル星人という女を食べて
    子供を産むという宇宙人も、現実世界で女性に対して未だに
    偏見や差別、また社会進出して「強くなった女性」に何も言えない
    弱くなった日本の「親父」を皮肉った設定だと感じた。援助交際と
    いう、90年代が生み出した文化は金を払わないと相手にされない
    男性が「種」を残して、自分を足跡を残したい「性」は、まさに
    「食人鬼」の裏設定だろう。単なるSFコメディとしても面白いし、
    ゲーム性を持った社会風刺漫画として読めば、また更に見聞を深める
    作品だと個人的に思いました。

  • 90

    manga_review

    幽遊白書で化けた冨樫義博の月一連載。
    この作者は作画に関しての拘りが強く、幽遊白書時代から自分ひとりで原稿を上げたいという気持ちが強かったようで、その願い叶って「レベルE」はアシスタントを使わず一人で仕上げまで行ったらしい。
    全3巻のオムニバス形式で展開される物語は、舞台が山形県だったり主役が宇宙人だったり登場人物がTVゲームの中に入ったりと、冨樫義博という漫画家の人となりを多少なりとも知っている人にとっては、「冨樫好き勝手やってるな?」とワクワク・ニヤニヤしながら読める作品。
    描き込みが凄く、見開きで字がびっしり(ちゃんと話に関わる内容)あったりグロテスクなエイリアンをこれでもかと丁寧に描き込んでいたりと、作画も楽しそうに好き勝手に描いているのが伝わってくる。
    内容は基本的に一話完結型で、この作者らしく少し捻くれた展開、結末、シュールな笑いやアイロニカルな悲劇が多いけれど、読後感はいい話が多いと思う。
    最終話はトーンもほぼ使わず絵が荒れ気味になっているページが多いのが残念といえば残念だけれど、一話一話の完成度、構成、一癖も二癖もある魅力的なキャラクター、冨樫らしさ全開のストーリーと絵柄、そして全3巻という短さで終わっているからこそ、「レベルE」という作品はこの単行本3冊で過不足一つなく美しく完成していると感じる。

  • 60

    sakuhindb

    お恥ずかしい話ですが、地球には、色々な種類の宇宙人が、来ていて、人間のふりをして生きているという事までは、わかりました。最初ドグラ星の王子が、地球にufoに乗ってufoごと落ちてきた所から、始まりますが、記憶が、なく筒井君という一人暮らしを始めた子の家に居候します。それから、色々な宇宙人が、出てきたり、筒井君が、高校野球の強豪校に入部していて、一部の宇宙人から尊敬されている事が、あったり、人間が、食べられたり、わけわからないゲームをしたり・・・なんか、私には、難しすぎて・・・・富樫さんの漫画は、HUNTERHUNTERとか、幽幽白書とか、今までとっつきやすかったのですが、これは、難しかったです。後、ぐろいですかね・・・エイリアンもびっくり・・・・これ、最初の方に今年で30歳だーと書いてあるので、20代からの作品ですね・・・この後先ですよね・・・人気アニメになる漫画を描きだしたのは・・・これは、真ん中くらいなのかな?最初の方の漫画が、これじゃあすごいな・・・私には、この漫画の良さが、他の方程、理解できないので、良いしかつけられないです。ごめんなさい・・・人が、死んで、ぐろいわりには、さっぱりした内容に感じました。

  • 70

    manga_review

    相変わらず私にとっては評価のしずらい漫画家さんです。
    「ハンター×ハンター」の時は自分の気持ちをうまく表現できた気がするけどこれはさらに頭を抱えるなぁ。

    とても面白かったですがこれは私がたくさん漫画を読んでいる大人だからという面もあり少年ジャンプだから少年達のことも考えなければと思います。
    (ちびっ子には少々面白さが伝わりにくい作品だと思います。)

    例えば「ハンター×ハンター」には大人も納得できるし、そして小、中学生も楽しませている事が凄い所だと思います。

    しかしダウンタウンの松ちゃんがある漫画家について書いていた事も思い出すのです。
    「才能ある奴に対してはわしらがいらんこといったらいかん。好きな事を好きなように描かしたらなあかん。」みたいなことをいっていました。

    なんかそれがもの凄く当てはまるような…
    読者層とか少年ジャンプとか考えずやりたい事を自由にやらせる程、この先生おもしろいモノ描くのかも・・・

    やっぱりこの先生の作品はレビューしずらいんだよなぁ・・・

    所持巻数 全巻

  • 90

    manga_review

    HUNTER×HUNTERのG・I編にこんなシーンがあった

    ある指定ポケットカードを入手するために、ゲーム製作者レイザーとドッジボールで対戦するゴン一行。
    ゴンは渾身のジャジャン拳でレイザーへボールを放つ。
    それをレイザーは逆方向にレシーブすることで反撃。
    しかし、ゴンは力尽き倒れ、レイザーの球をかわす。
    そのままで勝ちな所に、ヒソカが伸縮自在の愛の性能、ゴムの反動により再攻撃。
    またしてもレイザーはレシーブの構えを見せるが、今度は伸縮自在の愛のガムとしての性能により、ボールの勢いに押され場外へ出る…
    こうしてめでたくゴン一行は勝利と指定ポケットカードを手に入れたのだった…

    さて、皆さんはこの話を読んだとき何度予想を裏切られただろう?冨樫☆世界さんによると4回だそうだ。
    そして裏切られる度にどれ程ワクワクドキドキしただろうか…
    こんな感じの予想の裏切りを同じ冨樫先生が、ギャグでやったのだから面白くないワケがない。

  • 80

    manga_review

     「幽☆遊☆白書」、「HUNTERXHUNTER」で有名な富樫先生の短編漫画。
     宇宙人と地球人で遊ぶバカ王子によって紡がれるコメディである。
     若干、「それ笑い事じゃねーだろ」的なブラックジョークもあったりするので、そういうノリが受け付けない方は敬遠しておいた方が良いかも。所謂「シリアスなコメディ」を主役――というか狂言回し?――のバカ王子が無理やり作り出しているような感じだからである。

     やはり冨樫先生。絵柄は綺麗で緻密。
     またコマ割りの技巧も優れていて、富樫先生の掌で踊っているような感覚があった。ただそれでも――いや、だからこそ読後感は気持ちいい。

     作者の別作品も面白いのだが、彼が天才的であることを示すために用いる一作を選べというのなら、私は迷わず本作を選ぶだろう。

     現在アニメも放映されており、読むには丁度良いタイミングだと思う。
     巻数もコミックで三冊、文庫で二冊とお手頃だし。

  • 20

    manga_review

    ネット上で評価が高かったので読んでみましたが・・・
    期待はずれというか、私には合いませんでした。
    しいてよい点を上げれば、画力はかなり高度だと思いますが、
    問題点として、

    説明に使う活字文章が多すぎて興冷める。マンガを読んでる気がしない。

    主人公の気まぐれな行動の動機が多く、全く共感できない。
    自虐的なギャグも多いが、まったく笑う気が起きない。

    オムニバス形式なのだが、登場人物にやっと慣れた頃に話が変わり、新たな人物や場面設定に追いつくのに疲れる。

    一部の話の展開に「?」と疑問が出るような説明不足のところが
    あり、読了感がよくない。

    実験的なマンガということで、斬新さを求める人には合うのかも
    知れませんが、リラックスしてストーリーに溶け込みたいと思う
    私には、ある程度オーソドックスな方がいいのかな?と確認できた
    ことはありがたいと思いました。

  • 80

    manga_review

    富樫の好きなことを詰め込んだような濃密な話が揃っている。まさに予想の斜め上の展開。
    ハンターハンターのグリードアイランド編やキメラアント編の原型ともいえる話もあるので気になる方は見てみるといい。
    この作品のおもしろさは語りつくされてると思うが、興味深かったので文庫版後書きより少し抜粋。

    「最初の連載からこの頃(カラーレンジャー編)までは、作品と自分の生活がほぼイコールで同調していたので、読むと古い日記を読み返す様なむずがゆい感じになる。
    でも他の作品に比べて居心地はそんな悪くない。
    比較的好き勝手に描けたからだと思う。
    比較的、だが。あくまで。そりゃいろいろあったけど。」

    これで比較的っすかw
    いっそ次作はアフタあたりで本当に自由に書いてみたらいいんじゃないかな。もちろん暴走してひどいことになる可能性もあるだろうけど、一度制限無しの富樫を見てみたい。

  • 70

    manga_review

    幽☆遊☆白書とHUNTER×HUNTERを読んだ後で読みました。

    まず、最初に読んだとき、その独特な雰囲気に驚かされました。「冨樫先生ってこんな作品も描けるんだ」という風に驚きました。
    そして何より、上に挙げた様にその独特な感じを持っており、且つ、最後の最後でどんでん返しが次々に起こっていく先の読めないストーリー展開は見事だと思いました。作中に「予想の斜め上を行く」という台詞が出てきますが、まさにその様な感じだったと思いました。HUNTER×HUNTERにしてもそうですが、冨樫先生は本当に物語を考えるのが上手いですね。
    ただ、個人的にはやはり雰囲気が独特すぎて幽白やHUNTER×HUNTERのような少年誌の王道を行く作品に比べるとイマイチ楽しめませんでした。でも、決して嫌いな作品ではありませんでしたし、繰り返しますが、やはりそのストーリー展開は見事だと思ったので、この点数です。

  • 90

    manga_review

    『幽☆遊☆白書』でジャンプ編集部と対立した冨樫のガス抜き的作品。短編集であるため、話はあまり広がらず幽白の仙水編やハンターのキメラ=アント編ほど重くはない。「天才的な悪人」ではなく「天才的な意地悪」を主役にしてしまったところが素晴らしい(笑)。読者の予想を見事に裏切る展開や、無駄なシーンが無くテンポよく進んでいく展開はいかにも冨樫らしい。食人鬼編の切ないラストでありながらベタベタのお涙頂戴演出を行わずにサラッとどこか哲学的にまとめるあたりも藤子・F・不二雄を髣髴とさせる。しかし、本作や『HUNTER×HUNTER』を読む限り冨樫はとことん「少年漫画的」な展開を嫌う漫画家であることが伺える。だからこそ「少年漫画の殻を容易く打ち破る」作品を描くことが出来る、今のジャンプ(と読者)にとっては貴重な存在なのだと思う。

  • 90

    manga_review

    作中で王子が、「最悪のケースの斜め上をいく」と称されてるけど
    この漫画自体がまさにそんな感じw
    その言葉の示すように、どの話も捻りの利いた展開で
    予想の出来ない「斜め上」な結末を見せてくれる。

    物語の形式上、キャラクターの入れ替わりが激しい作品だけど
    短い話の中でも、すぐにキャラの個性を引き立たせる作者の技量は流石。
    王子は元より、護衛隊の3人、小学生5人組、野球部員など
    登場回数の多寡に関わらず、全員がキャラ立ちしていてすぐ話に入り込める。

    ただ一つ残念なのは全3巻という短さ
    いくらでも話を継ぎ足せる漫画だけに、この短さで終わったのが残念で仕方ない。
    もう少し、このデタラメな王子の動向と、不可思議な世界の行く末を覗いていたかった。

  • 100

    manga_review

    「構成の模範」とも言うべき作品です。

    この作品の凄い所は、何より読者達に最後の最後まで、その作品のオチを読ませない事にあります。一見、超展開のようなオチに見えて改めて読み返してみると、至る所にそうなるように仕組まれておいた伏線の数々を発見する事が出来ます。

    これこそ正に構成の妙と言えるものではないでしょうか。しかし勿論それだけではなく、画力の素晴らしさ、セリフ回しの巧みさや語彙量の豊富さ、更には、一つひとつの作品テーマに対する作者自身の勉強意欲なども、作者自身の漫画家としての能力の高さを証明するものではないかと感じています。

    実に残念な事ですが、この作品を読んでいると、近年の多くの漫画がいかに薄っぺらいものであるか、つくづく痛感させられます。

  • 90

    manga_review

    びっくりするほど評価が高いので、即買いました。

    なるへそー。こりゃ評価が高いわけだ。
    面白いです。たった三巻でここまで楽しめるのはそうそう無いですよ。
    どう面白いというのは、言わない方がいいです。
    あらかじめ情報を集めて読んだりなんかすると、面白さが半減します。
    なので、「どうやら面白いらしい。」ぐらいの情報量で買ってください。
    絶対にそのほうがいいです。

    あと、僕の読んだ感覚でなんですが、ギャグ漫画ですか?これ。
    確かに笑える箇所はいくつもあります。
    けど、ギャグ漫画としては読めませんでした。
    どっちかって言うと・・・普通のSF?

    まぁ、面白いので、読む価値はありますよ。
    必見です。


  • 100

    manga_review

    非常にキメが細かく完成度の高い漫画。
    珠玉って言葉を聞くと個人的にはこの漫画が想起される。
    各話、すべてにおいて構成のうまさがハンパない。

    伏線が張りめぐらされている漫画だからネタバレ厳禁ではあるけれど、
    本当に面白い映画や小説、漫画ってストーリーを全部ばらされても
    面白いと思えるものだったりすると思う。
    この漫画はまさにソレ。何度でも楽しめる。

    少なくとも、この頃の冨樫義博は完全に天才。
    短編マンガとして最高峰。

    とどのつまりお勧め。

    RPGツクールやってない人が読むとポカーンなところがあるのかどうかは
    正直わからないけど。

    ・・・あと作中に出てくる日記はぜひ読んでほしいです。

  • 100

    manga_review

    あまり10点なんてあげたくないが
    いかに作者が漫画に真剣に接しているか分かるため10点を

    内容ははっきりいってスゴイの一言
    何がすごいのかはもう一つ一つのコマ、セリフに無駄が無い
    そして緻密に作り上げられた世界設定、人格設定
    しかもあくまで少年漫画レベルで抑えて自己表現しすぎていないということ
    全巻読み終わったあとには嫌なケレン味や不安感が一切無い
    ただただ清涼感が突き抜けていくそんな作品です

    冨樫は普通なら読者にトラウマを与えるような内容を
    うまく結末をつけて余韻を楽しませてくれる漫画家だなと思った
    それが漫画家の良心かは別として読者としては疲れない作品の方がありがたいので、自分はいい作家だと評価しますが

  • 80

    manga_review

    この作品やハンターハンターを読んでいても感じるが
    冨樫先生は少年漫画らしい勧善懲悪が嫌いなのかもしれない
    少年漫画書いてる人なのにちょっとひねくれてる

    そのひねくれた性格がプラスにはたいて生まれたのが
    この漫画だと思う
    作風を一言で表すと「実験的」というのが最も適しているだろう



    この作品には
    「俺だったらこうする」てな感じの
    冨樫先生の少年漫画への新たな試みや挑戦が詰まっている

    ハンタ→ゆうゆう→レベルE
    この順で読むのがもっともおすすめ

    冨樫先生の作風・趣味・意向を理解し、その上で
    読み比べることがこの作品を楽しむ秘訣だと思うからだ

  • 90

    manga_review

    あの冨樫 義博先生の伝説的な作品の一つです。
    結構、前の作品ですが最近アニメ化されました。
    冨樫先生の出身地である山形県を基本舞台にしています。
    オカルト的な要素の強い宇宙人を題材としたSFコメディ漫画です。

    地球にやって来たドグラ星のバカ王子がなぜか地球に興味もっちゃって、
    ある地球人の家に勝手に居候するってところからスタートです。
    暇つぶしに起こす悪ふざけをが話の中心になります。
    グロイシーンもありますが面白いです。
    確実に笑えるのでおススメです!!


    ここでも詳しく紹介してます↓
    http://zena.mangalog.com/Entry/66/

  • 70

    manga_review

    文庫本サイズの、上下巻で読みました。
    面白かったです。冨樫は天才、という意見を
    よく聞きますが、確かに、逸材だと思いました。

    しかし、自分が少し引っ掛ったのは、
    「跡付け感」が出てしまう事…。

    どうも、各編の最後のが少し、強引な閉め方
    のような気がして、うーん、となってしまう。

    特にラストの話などは、物語を終わらせるために
    強引に…、という気がする。

    つまりもう少し伏線が欲しかった。

    しかし、物語自体はとてもオリジナリティーに
    溢れていますし、絵も流石と言ったところ。

    回数が少ないのと、上の1点で、?3と言う事で
    お願いします。

  • 100

    cmoa

    今は上・下巻になっているんですね。この漫画は持っていますが富樫さんの作品の中で一番好きな漫画です。週刊漫画で月イチ連載と言う特殊な掲載のされ方をしていましたが、背景から何からアシさんを使わず一人で描かれたらしい、と聞いて納得しました。宇宙ネタが好きな方には楽しめる作品だと思います。宇宙人の地球への訪問、小学生5人のカラーレンジャー(笑)、人魚までエピソードは幅広いですが登場人物は宇宙人をテーマにつながっています。個人的にはカラーレンジャーが大好きだったのでもうちょっと続いて欲しかったですね。でも引き伸ばして魅力がなくなったりする時もあるのでこの終わり方で良かったのかなあ。

ネット上のイメージ

教師
天才
宇宙
ギャグ
シリアス

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