© 手塚プロダクション

無免許の天才外科医ブラック・ジャックが活躍する医学ドラマです。『報復』日本医師連盟に呼び出され、医師免許を持たぬことを糾弾されたB・J。刑務所に入れられたB・Jのもとにある依頼者が…。『シャチの詩』ピノコとともに海辺を訪れたB・Jは、5年前のある悲劇を語りはじめ… 他、9話を収録。

ブラック・ジャック

| 手塚プロダクション(出版)

立ち読み
Ebook販売元 : コミックシーモア

ブラック・ジャックのレビューが0 件あります

レビューを投稿する

164件のネット上の評価があります

  • 100

    sakuhindb

    73〜78年・79〜83年に週刊少年チャンピオンで連載された手塚治虫先生の医療サスペンス漫画。“ブラック・ジャック"は無免許ながら天才的な外科手術の技術を持ち、死の危機に晒された重症の患者をいつも奇跡的に助けるが、その代価として莫大な代金を請求する。その為医学界ではその存在すらも否定されている。人里離れた荒野の診療所に自ら命を助けた助手の`ピノコ'と共にひっそりと暮らしているが、彼の元には今日もあらゆる医者から見放された患者たちが、最後の望みを託してやってくる。本作品は医学生だった頃の手塚先生自身が反映されて描かれたもので、正義の味方的な主人公が多いので、あえてアウトサイダーな男の生き様を子どもにもわかるように描こうと考えた末に生み出された作品です。手塚先生は医学博士であり、医者の免許を持っていて、それで自分がもし医者になるならこんな医者になってみたいという理想の姿だったといわれています。当初は漫画家生活30周年記念・手塚治虫ワンマン劇場と銘打った、手塚マンガのキャラクターが総出演するオールスターキャストの短期(5回)読み切り連載の予定でしたが、人気が出たため、結局5年間・230話に渡って読み切り形式で連載は続き、連載終了後も読み切りとして13話が描かれました。『ドカベン』『がきデカ』『マカロニほうれん荘』等と共に70年代の週刊少年チャンピオンの黄金時代を支え、10年間に渡り安定して柱となります。主人公の“ブラック・ジャック"は無免許の天才外科医で、本名は“間黒男"。どんな困難な症例も鮮やかに手術をするが、ものすごく高い報酬を要求する。幼い頃、母親と一緒に不発弾による事故に巻き込まれ、死線を彷徨うほどの大怪我を負ってしまうが、`本間丈太郎'医師の大手術で一命を取り留める。その時についた手術跡によってつぎはぎの顔になり、体中に傷跡が残っている。また顔の左右の色が異なるが、これは手術の時に皮膚移植を受けたときのもので、子供の頃の唯一の親友である黒人とのハーフの`タカシ'からの提供である。医療技術は超一流であるが、医師免許を持っていない為、無免許で医療行為を行っている。医療技術は独学ではなく、地方の三流医科大学を正式に卒業している。免許を取得しない理由は多々あり明確には語られていないが、世界医師連盟から「技術と数々の業績により、特例で医師免許を与えたい」という話があったときには受託しようとするが、破談に終わってしまう。専門は外科であるが、一般外科だけでなく心臓外科や脳外科などもオールマイティーにこなす。更に内科・眼科・薬学など外科以外の専門領域にも造詣が深く、人間以外にも動物・宇宙人・ミイラや幽霊なども治療する。終いには鏡を見ながら自分自身を手術するまでに至る様になる。高額な治療費は、お金を持っていようと持ってなかろうと区別なく請求し、どんな手を使ってでも、治療したいという覚悟を確認するためである。逆に、低額な治療費や無償で行うこともある。お金でなくてもそれに見合う価値のものであれば、手術を行う。また患者の負傷・発症の原因が企業や団体であることが明確となれば、それらに請求することもある。非常に義理堅い一面もあり、世話になった人物・恩人・その肉親・ピノコと親しい人物などに対しては無償あるいは低額で治療する。しかしそれだけ法外な手術代を何に使っているかは不明で、普段の生活からは大金を持っている感じは見受けられない。助手の`ピノコ'は幼児体形の少女で、ブラック・ジャックの家に居候し、自称・妻となる。初登場は第12話「畸形嚢腫」で、資産家の娘である双子の姉の体のこぶ(奇形腫)の中に脳や手足・内臓等がばらばらに収まった状態で登場する。それまでもあちこちの病院で摘出手術を受けようとしたのだが、念力で手術道具を破壊したり、テレパシーで医師等を狂わせるといった超能力で手術を妨害するために手がつけられず、ブラック・ジャックの病院に運び込まれた。ブラック・ジャックに対しても妨害を仕掛けていたものの、「摘出しても培養液に入れて殺さない」と説得の上で麻酔をかけられた末、摘出される。その後、一人の女児として組み立てられた。顔や胴体部分が合成繊維でできた皮膚を使っているので、水に入ると溺れてしまい、全く泳ぐことができない。実際の知性や行動は見た目どおりの幼稚園児程度。実際に幼稚園に入ったこともあるが、園で暴れて入園を拒否された。ブラック・ジャックの「おくたん(奥さん)」と自称しているが、ブラック・ジャック自身は娘のように扱っている。嫉妬深い一面も持っており、ブラック・ジャックが若い女性と関わることを嫌う。奥さんであるため、ブラック・ジャックのために一生懸命ラブレターを書いたり、バレンタインデーには大きなハート型のチョコレートをプレゼントしたりしている。嬉しい時や、ブラック・ジャックを褒める際にキスする事もある。家事全般は全てピノコの仕事。身長が低いため、帰ってきたブラック・ジャックのコートを掛けるために自ら考案した道具を使用したり、洗濯物を干す際や料理の際に脚立に登ったり椅子を使用している。生まれた時に18歳と自称し、作中で21歳まで加齢しているものの、身体の成長は幼児のままで止まっている。ブラック・ジャックの恩師`本間丈太郎'は、幼い頃に不発弾の事故によって体がバラバラになったブラック・ジャックを手術して奇跡的に救い、命の恩人である。ブラック・ジャックと直接の師弟関係ではなく、実際の関係は医者と患者である。ブラック・ジャックの医者を目指すきっかけとなり、尊敬されている。元軍医`ドクター・キリコ'は、銀色の長髪で左目に眼帯をした細身の男で、安楽死のエキスパートである。戦場で次から次へと瀕死の重傷を負った兵士が運ばれてくる参上に対して、医療品が不足する中、治療もできずにただ苦しんでいる兵士にキリコは悩んだ末に、瀕死の兵士に安らかな死を与え、苦しみを取り除くことを選択。このような経験から「手の施しようがない患者は、苦しませるよりも安らかに息を引き取らせた方が良い」との信念を持つようになる。戦場から戻った後、法律を侵さないように安楽死を請け負うようになり、`死に神の化身'と呼ばれるが、安楽死を望むものにとっては天使になりえる。しかし依頼されたからといって必ず安楽死させるわけではなく、安楽死に対する信条はもっており「手の施しようがない患者に対して救済としての最後の手段」として行われ、この信条を犯すのであれば依頼を断わる。ブラック・ジャックとは、治療方法でぶつかることがあり、少なからず因縁がある。ストーリーは黒いマント姿につぎはぎの顔の天才無免許医師“ブラック・ジャック"が、法外な治療費と引き換えに多くの怪我や難病を治療していく人間ドラマですが、人間だけでなく動物や異星人やミイラ・幽霊といった者まで手術するという、単なる医療ドラマではない突飛な内容になっていて、彼の元に舞い込む様々な依頼と、患者およびその周辺の人間関係を通じて、生とは何か、死とは何かを問いかける、本格人間ドラマとなっています。診療所に来る患者だけでなく、外国等至るところでその腕を披露し、様々な活躍をしていきます。そのエピソードは数多く存在する為、ここでは書ききれませんが、一部紹介すると、父親を殺して逃亡を図った少年が自殺未遂。瀕死の少年の手術をブラック・ジャックに依頼するが断られる。代わりに世界的権威の教授が、名声を高めようと手術を引き受けるが、思っていた以上に難手術で失敗する。その失敗を隠すためにブラック・ジャックに後始末を依頼し、出術は無事に成功。だが生還した少年に待っていたのは裁判で、判決は死刑。瀕死の状態から助けたのにもかかわらず死ぬことになるなんて、このような理不尽なことがあるのか。ブラック・ジャックは「死刑にするため助けたんじゃない!!」と叫びます。また事故で首の骨を折り、寝たきりになってしまった母親が2人の子供に世話になっていて、お荷物になるのが心苦しく悩ましい。そこでドクター・キリコに安楽死を依頼する。時を同じくして、子供たちは母親を治すためにブラック・ジャックのところへ依頼に行く。2人の医者は、母親の治療を巡って対立する。ドクター・キリコも治す手立てがあるなら自分の信条に背くので、安楽死はしない。ブラック・ジャックは手術をして無事成功させる。徐々に回復をしていた母親だったが、2人の子供と一緒にトラック事故に巻き込まれ亡くなってしまう。高笑いするキリコに対してブラック・ジャックはこのような悲劇に対し、「それでも私は人を治すんだっ。自分が生きるために!! 」と叫んで新たな決意を持つ。またブラックジャックの移植手術によって短肢症を克服したソロバンの得意な村岡少年は全国ソロバン大会に出場するが、ブラックジャックは「移植した腕では長時間の酷使に耐えられない」と警告する。その村岡少年に対してブラックジャックは「笑うやつには笑いかえしてやれないのか」と叱咤します。最後には体のある部分でソロバンをする村岡少年と、それを快く認めるソロバン大会の審査員たちの姿が描かれます。「障害を克服した者は、決して卑下しなくていいんだ」という、ブラックジャックの言葉が印象的。またかつての恩師`戸隠先生'によってアフリカの奥地へ呼び出されたブラックジャック。そこでは体が縮んでいくという謎の奇病が蔓延しており、戸隠自身もこの病に侵されてブラックジャックに原因解明を依頼する。ブラックジャックはこの奇怪な病に挑むことになる。本作品には架空の病気もたくさん出てきますが、その中でも印象的なのが本エピソードの組織委縮症。普段冷静なブラックジャックが焦りの中、原因究明に奔走していて、エピソード全体に緊張感が漂っています。そしてラストの「医者はなんのためにあるんだ!」という叫び。まさにこの漫画で描かれるからこそ、深い意義を持つ名台詞です。またブラックジャックの元にとどいた小包み、それは奇妙な石の鞘に収められた1本のメスだった。送り主が命の恩人`本間丈太郎'医師であることを突き止めたブラックジャックは、老衰で寝込む彼の元を訪れる。そこである懺悔の話を聞かされる。そして具合を悪くした本間は手術の甲斐なく亡くなります。本間は最後に「人間が生きものの生き死にを自由にしようなんて おこがましいとは思わんかね」という台詞を残して。本作品には"人間が人間の手で生死を操作すること"に対する懐疑心のようなものがあります。その懐疑心を如実に表したのが本エピソードで、勿論ただ単に「生死の操作は人間の分を超えた行為だ!」と非難するのではないところがミソで、「救いたい」「救えなかった」「救うのが正しいのか」の間で葛藤するブラックジャックの姿が心に残ります。また病気のため自暴自棄になり、険しい山奥で自殺を図った少女を救う話や何度も殺し屋に命を狙われ、その度にブラックジャックに助けられていた富豪の戦争の理不尽と復讐の悲哀を描いた話等、尽きる事がありません。ちなみにブラックジャックは幼い頃不発弾未処理で爆発事故に会い、その為に重症を負ってしまい、今の体となってしまいますが、その時一緒にいた母が死亡した為、この事件を起こした犯人に復讐するといったエピソードがあった筈ですが、いつの間にかなくなってしまいましたね。本作品は患者およびその周辺の人間関係を通じて、生と死を問いかけたドラマとして非常によく仕上がっており、生々しくも迫力ある手術描写などから、漫画史における本格医療漫画として今でも残る名作となっていますので、評価は当然【最高!】です。本作には医学的リアリティと大胆なフィクションが並存していますが、これは医学的事実よりも物語性を優先した手塚先生の作劇術の一環であり、異星人やミイラ・幽霊・感情を持つコンピュータを手術するなどという突飛な設定の話も存在します。架空の病気も登場した他、ブラックジャックやピノコの医学的設定も現代の医療技術をも超越しています。手塚先生は医師免許を持ってはいましたが、外科医としての臨床経験がほとんどなく、本作の連載に当たり、医学書を買い込み独学したり、医療関係者に取材してはいたそうです。手塚先生は「ブラック・ジャックは医療技術の紹介のために描いたのではなく、医師は患者に延命治療を行なうことが使命なのか、患者を延命させることでその患者を幸福にできるのか、などという医師のジレンマを描いた」と述べています。尚、本作品は2004年10月のテレビアニメシリーズ放送開始に合わせ、秋田書店の各漫画雑誌にて複数の漫画家による『ブラック・ジャック』のリメイク作品が読切形式で掲載されます。またOVAやアニメ化もされ、1977年に宍戸錠版実写映画、1981年に加山雄三版TVドラマ化、1996年に隆大介版ビデオ、2000年に本木雅弘版単発ドラマ、2011年に岡田将生版単発ドラマ『ヤング ブラック・ジャック』が製作される等、後世まで受け継がれる名作として伝承されています。

  • 100

    sakuhindb

    以前全巻持ってましたが、十数年ぶりに1巻だけ読み返しました。以前一番記憶に残っていた話が1巻に載っていて、久しぶりに読みましたが、やはり感動して目頭が熱くなりました。1番好きな作品は「2つの愛」です。寿司職人のたくやんは修行を重ねて日本一のすし職人になりますが、トラックにはねられて両腕を切断してしまいます。自分をはねたトラック運転手の明にたくやんは自分の代わりに寿司を握って、余命わずかの自分の母に食べさせて欲しい、と頼み、明は自分の手で良ければ使ってくれ、と修行に入ります。明の妻(?恋人)は「私の大好きなあなたの大きい手・・」とさみしさをこらえて明の帰りを待っている。やがてたくやんの寿司が握れるほど成長した明はたくやんの母親に寿司をたべさせてあげることができ、これからはたくやんと日本一のすし職人になる、と希望の灯がともったところで明は車にはねられ即死。明の妻は「たくやんに死んだ明の両腕を移植してほしい」とブラックジャック先生に頼むのです。たった20ページ近くの短編でこれだけの物語が出来るなんて。無駄な流れは一切ない。たくやんの私欲ではなく、母親にうまい寿司をくわせる職人になりたいという愛、明の、罪滅ぼしと言うだけでなくたくやんの夢をかなえてあげたいという愛、明の奥さんの最愛の夫の大きくて大好きな手を生かして欲しいという愛。打算はなく人のために生きることの感動が2重、3重に描かれており、素晴らしいと思うのです。なにより、ほんの1ページの明と奥さんとの座って肩を寄せあうシーンは大人の漫画ならではの落ち着きと男と女の愛が描かれており、大好きなシーンです。他の巻はあまり思い出せませんが、他の論者の方たちが言われる批判ももちろんあります。しかし私は1巻だけは世界に誇れる名作だと自信をもって言えます。ブラックジャックの評価というよりは、人間ドラマの最高傑作短編集として評価はもちろん最高です。

  • 100

    cmoa

    初めて読んだ手塚作品です。これを読んで、手塚氏が神と謳われる理由を知りました。他の手塚作品もほぼ読みましたが、やはりこれが一番好きです。読み返す度にハッとし、ヒヤリとし、感動します。我が子にもいつか必ず読ませたい漫画です。

    当時は中学生だった私も、現在は医療関係の職に就いています。
    ある程度の知識を得た今、描かれている治療法や技術、また薬品等は非常に古いこと、そして理論的におかしく、現実には不可能なことも描かれていると気付いてしまいましたが、そもそもフィクションですし作品の根底にあるものに比べたら笑えるくらい些細なこと。
    注目すべきはBJ=手塚氏の生に対する真摯な姿勢、情熱、執念です。

    作中には様々な命のドラマがあります。それに伴い様々なキャラクターが登場し、彼等が主人公である黒男と絡みながら、命とは何か、生きるとはどんなことか、様々な視点から投げかけてきます。中には救われない展開の話もいくつかあり、少年誌によくあるような、気持ちの良い読後感が必ずしも得られるとは言えません。
    しかしその不快感や違和感こそ、人間が絶対に無くしてはならない、譲ってはいけない、守り抜かなければならない道徳で、倫理なのだと思います。

    言葉で伝えるのは難しいそれらを漫画で、笑いやユーモアも交えながら描かれた正に傑作です。

    価値観の乱れた現代、ぜひ多くの人に読んでもらいたいと思います。

  • 80

    sakuhindb

    【良い点】・主人公BJのキャラクター。ダークヒーロー的だったり偽悪家だったりの原点であり理想形・一話完結型として安定して面白い。手術シーンは盛り上がる(手術着ブラックジャックの格好良さ)・後述の点で医療漫画とは呼べないとの意見も聞くが、医師のあり方、仁術という本質を抉っていて考えさせられる意味では医療漫画であるのは間違いないと思う・実質的な最終回「人生という名のSL」(この後も不定期連載で復活してるのであまり知られてないがこれが時系列的にも最後の最後に置かれるものだろう)。タイトルが洒落ているし、内容も夢舞台ながら申し分なく綺麗に完結していた(オールスター的出演で語り直したり、妻と呼ぶピノコとの関係も決着)【悪い点】・手塚先生は医師資格を持つが現実的医療とは違うファンタジーなのは確か(奇病だらけ)。とっつきにくさ排除、漫画としての面白さを優先したものだろうが・万能医者でも救えない患者が多い(能力的に神クラスのBJが他作医師より多いかも)というのはむしろ長所だが、ときに理不尽だったり強引過ぎるようなバッドエンドが散見【総合評価】医療漫画や医者と言えばまずはこの無免許医が思い浮かんでしまうほどの名作。連載時手塚先生が相当な窮地だったと後で知って驚いたが、先生を救ったという意味でも代表作の中でも特別な存在。評価は「最高」か迷ったが引っかかる部分もあるので「とても良い」。

  • 100

    sakuhindb

    【良い点】ブラックジャックがカッコいい!! ダークヒーローらしかったピノコの誕生の秘密が面白い。まさに奇跡ですねそれまでの手塚作品と比べると、画面が落ち着いて読みやすくなったストーリーに感心させられる。自分を治療するとかチートすぎる!!ブラックジャックが努力でメス投げを習得していたところっていうか、顔の黒い部分も含めブラックジャックのキャラ設定がよくできていた【悪い点】手術シーンがグロいあり得ない小道具。ある程度しょうがないけど…無菌室はちょっと…後で理由を知ったけど、絵の使い回しが激しい話があるそれを読んだ当時はどうした手塚!?と思った【総合評価】金持ちには大金をふっかけ、本当に困っている人はタダでも助けるダークヒーローらしいダークヒーロー!! これをマンガの神様と呼ばれる人が描いていたというのが驚きです。そして、後のマンガに大きな影響を与えましたとにかくブラックジャックがチートすぎる!! きっとヤツなら…と思わせてくれるあたり、真のヒーローと言えるかもしれません。医者という設定から、ストレートに命を救ってくれるのもいいですねその手術は奇跡の連続なんだけど、その話一つひとつに説得力があり、手塚先生の偉大さを感じさせてくれます。最高のマンガだと思います

  • 100

    sakuhindb

    リアルタイムで連載を読んでいました。これが読みたくてチャンピオンを買っていました。自分が医療の道を選択する1つのきっかけになった作品です。周囲にもそういう人がいますし、多くの人生に影響を与えた作品だと思います。【良い点】・1話完結でどこからでも読めます。・意識的にエンタメを意図して書かれているようで、あまり説教臭くないです。・そうはいっても、いろいろ考えさせられました。今でもときどき思い出して考えさせられます。・原子炉衛星の墜落や恐竜展のことなど、当時社会的に大きな話題になった時事ネタを極めてタイムリーに取り上げていたのでライブ感がありました。・シリアスと息抜きのバランスがうまいです。【総合評価】もちろん最高です。有名な本間先生の「人間が生きものの生き死にを自由にしようなんておこがましいとは思わんかね」というセリフは、ひょっとすると手塚先生自身の思いかもしれません。しかし、自分はそれでも人を治したいし、治ってほしいと考えます。実は別の話で手塚先生はブラックジャックに「それでも私は人をなおすんだっ 自分が生きるために!! 」とも言わせていまして、このセリフがDNAに刻み込まれるレベルで浸透していたようです(笑)

  • 100

    sakuhindb

    手塚治の作品郡の中でも有名な作品のひとつで最も好きな作品。1話完結の長期連載にも関わらず、安定したクオリティを最後まで維持しここまでくると比喩ではなく本当に神様なんじゃないかと疑ってしまう表面的な設定だけならばブラックジャックはダークヒーローのようですがそのダークな部分は無免許と高額医療費の請求という面に凝縮されていて読んでみれば誰よりも命を重んじたヒーローの素体であることがわかりますその信念は助手であり家族(奥たま)でもあるピノコの存在に集約されていて最高の医療技術を持ち、誰よりも命を諦めないブラックジャックだからこそ救うことができた命でした。ピノコの存在は命に対するエゴとも捉えられるのかもしれませんが、医師として存在の意味や自身の無力さを痛感するシーンの数々も併せ強く記憶に残ります医療モノとして単純におもしろいく読めるマンガに仕上げながらもヒューマンドラマヒューマニズムドラマとしても極上で、そこにこれだけのテーマもを込めることのできる作家性!こんな漫画家は未来永劫現れることはないでしょう。評価は【最高】とさせていただきます

  • 100

    cmoa

    連載当時、火の鳥の興行的失敗で虫プロは倒産、「お金」と言うモノに、偉大な創造者・手塚治虫は死ぬほどの理不尽と不条理を痛感したことでしょう。
    モグリの医師、でもメスを取らせたら天下一品、そして法外な手術費を請求する……
    本作にも貫く政治(実際の政治、医師社会の政治と大人の事情)や人として下らない人たちを漫画の中でメタファーとして描く手法。
    手塚先生自身が非常に厳しい状況の中で描いた作品だと思います。
    サザエさんの漫画家が国民栄誉賞をとりながら、これ程の作家には受賞なし。
    お金、というどうしようもないモノと人に、不信感とあきらめ、切なさを描こうとしながら、やっぱり先生は命の幸と人を信じる尊さを描いている。
    本作を読んで医師を志した者が多数いると聞く。当然だと思う。手塚先生ならではの、徹頭徹尾一貫したヒューマニズムは、読むものの機微、琴線にやさしく触れて問いかける。やっぱり先生は人が好き。大切にしなきゃあって、みんなにも自分にも言い聞かせてる。
    名作の中の名作。手塚先生のマスターピースです。

  • 100

    sakuhindb

    【良い点】☆ブラックジャックが請求する治療費が法外。これが無かったら普通の医療漫画になってたよなぁ。自分が同じ立場だったら払えるだろうか?とか色々考えてしまいました。☆シリアスなシーンにギャグを入れてもバランスが崩れない不思議。☆医療、というテーマでこんだけ色んな話が作れるとは。考えさせられる話や単純に漫画として面白いものまで様々。不治の病を治すために睡眠状態になる話とかヤクザの親分のイレズミを切らずに手術しないとならない話とか針が全身を駆け巡り心臓に達するのを阻止する話とか・・もう・・すげえ話ばっかり。☆ブラックジャックのライバル・・と言ったらおかしいが安楽死を優先させるドクターキリコの存在。【悪い点】★悪いというわけじゃないけど初期の話は最後に長い文章が書かれていてそのパターンがしばらく続くんですが途中でやらなくなったんですよね。ずっとこのパターンで行くつもりだったのかな?【総合評価】手塚治虫先生の最高傑作ですね。病院の待合室に置かないでください。読んだら号泣してしまうから。

  • 100

    cmoa

    自分の大切な人を助ける事ができる人がこの世に一人だけ…でも、その人が要求してきた金額が何億もの大金だったら?

    主人公のB・Jは無免許の外科医。その腕を盾に患者から法外な治療費を請求します。普通なら、「病人からふんだくるなんてとんでもない!」となりそうですが、どの話も読む内に引き込まれ、納得してしまうのです。
    それは、彼が見せる本当の弱者…救いを求める者への優しさが、彼がただの金に汚い亡者なのでは無く…命の尊さ・大切さを知り、それを伝えようとしてるのだと思えるから。

    雑誌に連載されていたのは三十年も前なのに今でも違和感無く読めます。「医療」や「技術」に関しては時代の流れで現代では通用しない部分もあるのかも知れませんが、命とお金…難しいテーマをじっくりがっつり考える事ができる素敵な漫画です。

  • 100

    sakuhindb

    【良い点】 ブラック・ジャックの患者への情熱や、かっこよさ、たまに見せる素顔、度々出てくる医学用語(カヘキシー(癌が進行し、痩せ 衰える様子)など)や、病名(パセドー氏病(目が飛び出し、脈が早くなり、異常に汗が出る病気)など)の、今の医学生や医師が見ても面白いと思える所、一話一話、同じパターンが無く、一度読み始めると、手が止まらなくなる程の面白さピノコの可愛さ溢れる行動、だがそれも子供すぎない行動で、誰が見てもイライラしない全て意味のある行動ばかりの部分・・・上げたらきりがない。【総合評価】いいに決まっている! だって、こんなにいい作品、私は見たことがない。今の小学生、中学生の皆んなに読んでもらいたい!

  • 100

    cmoa

    幼い頃に崖から転落し、生死を彷徨う大怪我をしたところを名医に救われ、以来医者という仕事に魅入られていった主人公・間黒男。
    腕は一級、治療費も一級、正体不明の無免許医。
    ・・・そう人々が噂する、『ブラックジャック』と呼ばれる男は、今日も何処かで誰かを救う・・・。
    医師資格を持つ作者・手塚治虫が精巧に描くヒューマンドラマ。

    一話完結形式で、何処からでも読めるのが嬉しい。バッドエンドにも理不尽なものは殆ど無く、手塚氏の力量に改めて敬服する。
    命という重いテーマを扱っているが、押し付けがましさ等は無い。心温まる話もあり、考えさせられる話もある。
    言わずと知れた超名作。
    是非、御一読あれ。

  • 100

    cmoa

    子供の頃から読んでいますが、突然読みたくなってDLしました
    BJ先生とピノコ、そして様々な患者さん達を巡るお話は、とにかく深いですね。
    命とは、人生とは、医者とは、生きる意味とは、そういったことを考えさせられます。
    BJ先生の苦悩する姿は人間味がありますし、お茶目なシーンもあり、妙なリアリティを感じます。
    そしてピノコへの深い愛情も感じられます。
    様々な人間ドラマが描かれており、ラストでやるせない気持ちになる話も沢山あります。
    きれいごとだけでは描かれていないところに、やはり手塚先生は漫画の神様だな、と改めて感じました。
    手塚先生の作品の中で、一番好きな作品です♪

  • 100

    cmoa

    天才無免許外科医ブラックジャックとある女性の体に出来たできものの中身からブラックジャックによって造られた女の子ピノコがメインキャラになっている永遠に色あせる事ない不動の名作です。まだ読んだ事ない方は短編なので、どこからでも一話だけでも楽しめるので是非是非読んでみて下さい。
    個人的には助かる見込みない患者には簡単に安楽死させるブラックジャックのライバル、キリコの登場する話、それから毎回悲恋に終わるブラックジャックの恋愛の話が好きですが、どの話も人間味あるブラックジャックのキャラによって感動したり考えさせられる素晴らしい作品だと思いますす。
    手塚治虫先生最高です!

  • 100

    cmoa

    ブラックジャックは手塚先生の作品の中でもかなり有名な作品です。
    この話は手塚先生が医師であったことが色濃く現れる作品ですね。
    普通ならあり得ないような難病をブラックジャックが治していくお話です。
    ブラックジャック自身はモグリの医師であるために医師たちからはひどい扱いをされています。
    彼の静かな眼差しの中には孤独が見えますが、それを救おうとするかのようにピノコの存在があります。
    どの作品も切なかったり優しかったり……、命の尊さを教えてくれる作品です。

    小学生でも自殺を図るようなこのご時世です、ぜひとも今の子供たちに読んで欲しい作品ですね。

  • 60

    cmoa

    いくら天才だとしても、無免許の外科医の手術は、私が病気だったとしても、うけたくないと思っていたけれど、読んでいるうちに、無免許でも治せるなら治してもらった方が良いように思えてきました。
    莫大なお金をもらうのは、他の医者がもうどうすることもできないと諦めてるのを治す訳だし、いくら医者で人の命を助ける存在だと言っても、医者も生活していかないといけないので、どうしてもお金が必要になってくるから、私はブラック・ジャックはそんなに酷くないと思います。
    莫大なお金をもらってようと、命を救おうとしている時はすごく真剣だし、カッコイイと思います。

  • 100

    cmoa

    感想はただただ奥深く、人間は儚くてなんて凄いんだろうと感激だけです。ブラックジャックは復讐心に満ち溢れていると思えば、ピノコや救いを求める患者から希望を見て新しい物語へ歩むという感受性の高い人間だと私は思います。そんな彼が神懸かり的な医療技術をくして今から何十年前とは思えない細やかな手術シーンや知識は手塚治虫先生の素晴らしさの現れだと思います。ブラックジャックは読めば読むほど入り込んでなかなか抜けられない作品なので気を付けてください。

  • 100

    cmoa

    必ずといって良いほど、法外な治療費を請求するブラック・ジャックですが、そうすることで患者とその家族を試しているのでは?と思います。

    医者は、命と向き合うとても難しい職業だと思います。時に葛藤しながら、それでも患者を救おうと奮闘する姿は人間として、とても魅力的です。

    私的に、作中のピノコとのやり取りはかなりお気に入りです。可愛く和むものや、互いに必要としている存在なのだと感じられる話もあり、印象的なものが多いです。

  • 100

    cmoa

    医者がみると彼の治療は突っ込みどころ満載らしいのですが、私はただただブラック・ジャックや彼に治療を依頼する人々がもがきながら生死と向き合う姿に心打たれます

    切なく不条理なこと、人間の欲望、善悪についてまで深く考えさせられます。

    えぐるようなテーマを描く一方、ピノコとブラック・ジャックのやりとりがほのぼのしていて可愛い
    でも彼らも過酷な運命を背負って生きているんですよね…。

    私は一番手塚作品で好きな話です。

  • 100

    cmoa

    手塚作品を読まずして、漫画好きと言うなかれ。
    と思い、大人になってから読みましたが、圧倒されました。
    漫画=子供向けと手塚さんが思ってたかどうかは知りません。が、子供向けと思ってなかった、いやむしろ子供だからこそ本物を描かなくてはと思っていたのではと思いました。
    現在活躍中の漫画家にも多大な影響を与えた手塚作品。読んだことのない方は有名なこの作品からはじめてはいかがでしょう?

ネット上のイメージ

教師
可愛い
子供
優しい
感動

イメージの近い作品(ランダム)

  • 樫の木物語
    戦争で愛する人と引き離された娘が、その身を変えたと言われる樫の木。その樫の木は、願いを叶えてくれるという伝説の木だった。本を愛し、小説家になることを夢見る少年ウィリアム。生まれつき身体が弱く、二十歳までは生きられないだろうと言われていたウィリアムは、父の死により、過酷な運命を強いられることに…。少女マンガの巨匠、水上澄子の代表作、ここに復活!
  • こぐまのケーキ屋さん
    「こぐまのケーキ屋さん」がついに書籍化!Twitterで話題の「こぐまのケーキ屋さん」がついに書籍化!未発表の描きおろし作品も多数収録!とっても可愛くて、ちょっぴりヌケてるこぐまの店長が、あなたに癒やしをプレゼント♪

イメージの近い作品(知名度:高)

  • 鬼宮先生のキスには逆らえない
    優しくてカッコいい、みんなの憧れの鬼宮先生に片想い中の貧乏女子高生・もか。いつか想いを伝えられたらなあなんて思っていたのに、ある日もかの父がリストラ!! 鬼宮先生と一緒に暮らすことになっちゃった!!しかも先生の素顔は、超ドSだとわかって…!?「お前は今日から俺のいいなり」「言っとくけど、ここでは先生じゃないから」ってファーストキスまで奪われて、この生活どうなるの~(><)!?鬼級にドSな鬼宮先生との、ちょっとHでドキドキの同居生活のゆくえは…!?
  • 触れたい、できない
    触れることもできない相手に恋をしました。売れない漫画家・リッカの悩みは、“魅力的な男性が描けない”事。そのわけは、幼い頃のトラウマによって男性恐怖症になってしまったから。「マジでそろそろ連載欲しい…!」漫画家としての危機に立たされた彼女は、男に怯えない生活を取り戻すべく、格闘技(キックボクシング)を習うことに。そのジムで出会ったコーチ・五郎丸に格闘技を教わるなかで、彼なりの不器用な優しさに触れて恋をしてしまうのだが――…!? ピュア&ギャグの新感覚ラブコメ☆【恋するソワレ】2018年Vol.11に収録されています。

イメージの近い作品(最近)

  • 賢い犬リリエンタール
    弟が来るのを楽しみにしていたてつこと兄。けれど二人の前に弟として現れたのは犬だった!! 賢い犬リリエンタールはふしぎなことを起こす変な犬で…!? 二人と一匹の兄弟がおりなすハートフルコメディ登場!!
  • ミイラの飼い方
    高校生の柏木空の元に、自称「冒険家」の父から大きな荷物が届いた。その中から出てきたのは、手のひらサイズの小さなミイラだった! ミーくんと名付け一緒に暮らすことになったが……。ちっちゃくて、かわいくて、臆病で、泣き虫で、プニプニもちもちしたミーくんは正直ヤバイ! 『ミイラの飼い方』覗いてみませんか?