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神は人間の「妄想」であり「作品」である──。 神に救われることを信じて「平穏」をむさぼる人間たち─。彼らに生の意味をつきつけずにはいられないツァラトゥストラ。 自己を超越した人間「超人」を目指すには、変わりなく永遠に繰り返される人生「永遠回帰」を避けては通れない。世界が変革を迎えた19世紀末に発表され、現代社会に大きな衝撃と影響を与えた問題作を漫画化!

ツァラトゥストラかく語りき ─まんがで読破─

| イースト・プレス(出版)

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ツァラトゥストラかく語りき ─まんがで読破─のレビューが0 件あります

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25件のネット上の評価があります

  • 60

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    漫画で読破シリーズはかなり集めて読ませていただきました。その中でも異彩を放っているのがこの「ツァラトゥストラかく語りき」です。いろんな意味で浮いた存在だと思います。自分は原作を読まずにこれを読みました。他のレビューを読んで知ったのですが、原作と似ても似つかないみたいですね。確かにこの作品の資料と見比べても符合するところが少ないです。ということで、自信を持って厳しめに書いちゃいますが、登場する主要人物以外がすべてステレオタイプで、物語として薄い。おそらく、原作にはこういうシーンを詳しく扱わなかったんだろうなということが見て取れるのですが、ちょっと面白みに欠ける。(とはいえステレオタイプ以外の外野を出すと話がずれる可能性があるか)弟や父、母の描写が絶望的すぎてどうしようもない。いずれも尺が短いのが原因だと思いますが、他の読破シリーズに比べても物語の出来は悪いですね。終盤の主人公が演説する名シーンですが、記述不足がたたって唐突過ぎて、しかも短いにもかかわらず一番最初に掲示した内容のほぼコピーにすぎず意外性がない。→これが永遠回帰かとハッとさせる。いきなり露出度の多い衣装の女が出てきてかき回し、あ、ファンタジーだったんだってことを知らしめて、混乱のうちに終わるのはなんとも。以上、面白いかと言えば、別の意味で面白いといういまいちなものです。ただ、キリスト教、神は死んだ、超人、自我(エゴ)、永遠回帰(永劫回帰)、謎の女の名前、このあたりをピックアップして原作その他を当たってみるといい味は出るのかもしれないと思っています。キーワードを頭に入れるという点では役に立ちました。

  • 60

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     まんがと図解でわかるニーチェ (別冊宝島) (別冊宝島 1729 スタディー)を読んでニーチェの考えに興味を持ちました。 そこでニーチェの代表作である「ツァラトゥストラかく語りき」の訳書を読もうかと思いました。しかし約600ページという分量の多さに尻込みしてしまい、まだ購入には至っていません。原書を読んでいないことを御承知の上で以下のレビューをお読み頂くたく思います。 他の方のレビューには原作と本書の内容がかけ離れている点について悪い評価が多いようです。 ただまんがにはまんがなりの表現方法があると思います。 このような哲学書を杓子定規にまんがにしても分かりにくさはそのままに、ただ内容が薄いものになりがちです。まんがには絵やストーリーを使って読み手の視覚的、情緒的な感性に訴えるという大きな長所があります。この長所を生かすために原書をある程度アレンジするのは良いと思います。 この本には「神は死んだ」「永遠回帰」などのニーチェのキーワードが紹介されていていくらかでもニーチェの考え方の断片を知ることができます。ただストーリーがややダークに過ぎたかなという印象はあります。私個人としてはザロメ(ニーチェが実際に恋した女性と同一名)というミステリアスな女性が好きです。 本書を読んでニーチェの考えに興味を持った人は「ツァラトゥストラかく語りき」の原書を読むと良いと思います。

  • 20

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    原作は読んでいないのでよく分かりませんが、永劫回帰が火の鳥異形篇の八百比丘尼のエピソードみたいに描かれているのは、果たして正しい解釈なのでしょうか??よく知られる「物質が有限ならその組み合わせも有限であり、時間が無限なら何度でも同じ宇宙・同じ人生が再現される」という永劫回帰の説明とは、微妙にニュアンスが違っているような・・どうなんでしょうか。また、その繰り返されてどうにもならない人生の無意味さを受け入れるという、いわゆる「運命愛」ということをニーチェは言っているはずですが、それはツァラトゥストラとは別の本か何かで語っているのでしょうか・・?思想とか哲学を考える場合、永劫回帰だけ語ってその後のフォローが無いのでは、正直なんにもならないような気がするのですが・・その辺りの疑問を抜きにしてエンターテイメントとして読んだとしても、この漫画は出来の悪い不条理ファンタジーでしかなかったので、どう転んでも星一つ以上の評価はできませんでした。スタッフの方々は、もう少し志を高く持って作品を作っていただきたいものです。

  • 20

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     元々、ニーチェにはそれほど関心は無く、『ツァラトゥストラ』も先日、古典新訳文庫で上巻のみ読んだだけである。 が、さすがに本作のような改竄・改悪・矮小化には憤りを感じた。 まず、ゾロアスター教(拝火教)の開祖である筈の主人公ツァラトゥストラが本編ではなんと、キリスト教会の息子という設定である。しかもなんともはや安っぽい反抗的な少年。そこになんとルー・ザロメという実在の女性と同じ名前の「謎の女」が「永劫回帰」の思想を説くという、なんともはや荒唐無稽な設定。 物語内で語られる「永劫回帰」や「超人」思想にしても、いかにも言葉から想像しただけのような薄っぺらな思想で、「ホンマに、このまんが家、ニーチェ読んだんかいな?」と思わせられた程。 この「まんがで読破」シリーズ、『人間失格』や『蟹工船』が結構、原作を上手く生かした名作だっただけに、本作の失敗には大いに落胆した。

  • 80

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    他の方が書いてる通り、原作の内容と異なりますが、原作全体を一般の人たちに幅広く知ってもらう為に内容を凝縮し、包丁で大きく輪切りにしたような感じです。原作を呼んでいる人にはニヤリとする台詞と描写部分が結構あると思います。ホームページで感想、意見を出せるみたいなので、続編と言うか原作3、4部も漫画化して欲しい。読破シリーズと言うことで一般の人にはお勧めですが、哲学をしっかり勉強するつもりでの購入にはお勧めできません。ゼノギアスやゼノサーガといったアレンジ哲学作品としては評価できると思いますので星4つとしました。出来れば3、4部、も含めた続編と言うか第二読破版も読みたいと思いました。

  • 40

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    以前に岩波文庫版の「ツァラトゥストラ〜」を読み、難解だったので漫画になれば多少なりとも解けるかと思い、予約しました。ページをめくったら、全然の別物でがっかりでした。他の方のレビューにも同様のご意見がありましたが、ニーチェが生きてれば、著作権問題になったりしないのでしょうか(ニーチェ原作と表紙には記載されてます)。さらに書籍のニーチェ作品を読まれていない方が、初めてこの漫画版「ツァラトゥストラ〜」を読んだら、これがオリジナルかと誤解してしまうと思いますこの「まんがで読破」シリーズを続けるなら、出版社は原作を大事にして欲しいと思います。

  • 100

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     ニーチェのオリジナルをバラエティー・アートワークスはこう理解し、こう読んだっていうひとつの読み方を示したもの。だから、まずオリジナルを読んでいないと、このまんがの面白さは全くわからないだろう。  「神は死んだ!」「超人」「永遠回帰」というテクニカル・タームはこういう風にこの編集人は理解したっていうことで、読者がそれぞれに感じればいい、まことにもって自由な読み方、感じ方が問われる稀有な内容になっている。 空中ブランコは出てきてほしかったけど・・・・・出てこない。

  • 20

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    これは、ニーチェのツァラトゥストラではありません!ツァラトゥストラという名前の人が出てくる全然別物の話です。なんでこんなものをニーチェ作とうたって出したのか???わけがわかりません。私はまんがで読破50冊をレビューを見ずに一括で購入して、読んだ1冊目がこれだったので、びっくりしてレビューを見たら、ちゃんと偽物だって書いてありますね。今後は一括で購入するのはやめようと思います。レビューを見ていたら購入しなかったです。正直言って、お金を返してほしいです。

  • 60

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    原作とは全く異なる筋立てですが、まあマンガとしては悪くないと思います。ブラックユーモア仕立てのヴォードヴィルのような印象を受けました。然し、原作とこのマンガとの著しい相違に関しては断りがありません。出版元はこの本のどこかにその旨の断りを挿入すべきでありました。翻案であるという断りが付されていないがゆえに、このマンガは『マガイモノ』の汚名を避けられません。作画および噴飯モノの筋立ては決して悪くはないのに……残念至極。

  • 100

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    とても読みやすくていいです。私は原作を読んだことがないので、この漫画による表現が原作に忠実かどうかは判断できないのですが、これ自体は非常にコンパクトにまとまっていて分かりやすい本です。漫画なのであっという間に読破でき、とりあえず『ツァラトゥストラ』を読んだぞ〜、という気になって満足できます。まずはこれを足がかりとして原作を読むのもいいでしょう。私もこれから原作(と言っても訳書ですが)を読もうと思っています。

  • 20

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    このお粗末な本と、ニーチェのツァラトゥストラの間には1%の相関関係もない。まったく異なる本だ。これをニーチェと言って欲しくない。どうせ、いいかげんのライターがお金につられて3日程度で仕上げたんだろう。内容も希薄もいいところ。見ていて情けなくなる。これは、不当表示そのものだと、抗議したい。やっていいことと、いけないことがある。これは、スーパーのレジ袋を、ブランド物のバッグと銘打って売っているのと同じだ。

  • 20

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    この本はストーリー仕立てになっていますが、原作はそうなっていません。また、時代背景や舞台設定、登場人物、エピソード等、全く原作にはない要素がふんだんに使われており、これははっきり言って「ニーチェの原作」とは全くの別物です。また、そのことは本の中では一切触れられておらず、原作を知らない人が「ツァラトゥストラってこういう話なんだ」と思ってしまうこと請け合いです。ご注意ください…!

  • 80

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    「神は死んだ」「永劫回帰」「超人」と言ったキーワードの理解にどれくらい役立つかを独自に評価してみると・・・「神は死んだ」・・◎「永劫回帰」・・○「超人」・・・△「終わりの人」・・×どう「神が死んだ」のか、割合によく描かれているような気がした。だが、「超人」の反対概念としての「終わりの人」の描写が足りないため、ニーチェが現代を的確に予言したことが中途半端にしか分からない。

  • 40

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    原作を知っていたので、どうやってこれをマンガにするのだろうと思って読んでみたが…やっぱりマンガ化には無理があったようだ。製作側もそれはわかっていたのか、原作のストーリーは基本無視。もう全く別物と言っていいだろう。ストーリーもありがちな部分に仕上がっているのでニーチェがこれを知ったら激怒しそうな気がする(笑)。小学校の図書館に置いておく分にはいいだろうと。

  • 40

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    この三つのキーワードはなんとなく聞いたことあるけど、一体どういう意味なの?と感じている人多いと思います。なぜ、ニーチェは神は死んだと主張したのか。そして、その帰結として起こるニヒリズムを克服するために、永遠回帰という思想がどのような役割を果たすのか。永遠回帰を受け入れたものはなぜ超人となれるのか。そのあたりの問いにこの本は残念ながら答えられていません。

  • 40

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    原書は読んだことは無い。おそらく原書とは、別物のストーリーなのであろう。しかしながら、原書が語ろうとした神は死んだとの名言は、このストーリーでもわからないことはないだろう。漫画で読破シリーズ全般に言えることだろうが、この創造に文句を言っても仕方ないのだ。その代わりに、ニーチェが伝えようとしたことを、別の形であなたは短時間で知ることができたのだから。

  • 60

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    「ツァラトゥストラの漫画!?」とびっくりして書店で手に取りました。原作をこんな風に解釈して漫画にするなんて、ある意味すごいなーと感動して読みました(笑)。予想外に面白いですが、これをツァラトゥストラというのも何となく無理がある気がするので、原作を知らない方はそのあたりはわかって読んだほうがいいかもしれないです。

  • 100

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    神は人間の「妄想」であり「作品」である。こんな魅力的なキャッチコピー通り、主人公が神を否定していくストーリーです。ニーチェ作ということで難しいのかなと思っていたら、本当に分かりやすくマンガ化してくれました。少し幻想的な世界ですが、読んでいて惹き付けられます。30分程度で読めるので気軽です。

  • 20

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    これを「ニーチェ著」「ニーチェ作」とするのはかなり無理があります。ツァラトゥストラの内容を知るのが目的であれば、この本はおすすめできません。翻案ですらない。原作は、漫画にしようと思えば出来なくもないはずなのだけど、なぜこんな筋書きにしたのだろう...

  • 40

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    どんな事が書かれた本かまでも行かない、漫画がだめということことではなく要するに「尺」の問題です。以前「君主論」について漫画で読破シリーズ読みました、こちらは楽しめました。内容と「尺」とまんがで描きやすいものがあると思います。