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……あれはいつのことだったろう。ぼくたちは独立した。地球をはなれ、二度と帰らない旅に発つときに――。この宇宙船と同名の目的地エデン2185へ到着するのは、2185年。現在より、ちょうど100年後。あともどりはできない、ただ前に向かって進むだけの旅……。未来は開くのか、それとも閉じるのか。宇宙に乗り出していく人々が織り成す、愛と苦悩を描く名作5編が、カラーページを復刻し登場! ■収録作品■エデン2185 / 殺意の底 / エデンの国境 / ふる星のごとくに / 宇宙(うみ)に永遠

エデン2185

| eBookJapan Plus(出版)

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エデン2185のレビューが0 件あります

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5件のネット上の評価があります

  • 100

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    五千人が暮らす恒星間植民船「エデン2185」号の物語。五千人という数字が科学的に正しくて、流石竹宮教授である。グールドの本に進化圧を受ける最低個体数は五千だと書かれていた。五百人では目的地に着く前に簡単に事故で全滅しそうだし、五万人ではそんなに大勢が暮らせるシステムなら、わざわざ移動させずにスペースコロニーとして固定すればいい。五千人が乗ってる植民船という設定に唸れ!『宇宙の孤児』や『ネメシス』は何人乗っていたか忘れたが、もっと多かった希ガス。『断絶への航海』のように遺伝子情報のみを運ばないのは、そこまでのテックレベルはないから。脳だけの老人も乗ってるのが、『歌う船』も入っておりとても楽しい。乗組員は全て女性にして精子だけ運ぶパターンでないのは、船体修理等の船外肉体活動は男性体の方が有利だと思われるから。女性宇宙飛行士の問題は別作品でやってるので、本作の宇宙飛行士が男ばかりとクレームつけないようにw。海外SF小説に匹敵する傑作である。「エデン2185」「殺意の底」「エデンの国境」「ふる星のごとくに」「宇宙に永遠」の五編収録のオムニバス。

  • 100

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    100年は、成人した人間にとってはまず超えることのできない時間です。しかし100年という時間の感じ方が、現代と執筆当時の35年前では随分違っていると思いました。まだ20代か、いってても30代前半くらいの母親が、「50年後にはもう自分はいない」と断言するのですから。人生60年、くらいの感覚なのでしょうか。35年の間にも、これだけ感覚がかわるのです。5000人が暮らす閉鎖空間で流れる100年の間に、船の中の事情は様変わりするのもうなずけます。コールドスリープして目的地を生きて目にする道もあるのですが、目的地がエデンという名前にふさわしい場所である保障はどこにもない。人生の選択の難しさや、人の一生の儚さなど、今も変わらぬものを見せつけられます。竹宮恵子さんは本当に天才です・・・。

  • 100

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    若い頃に読みましたました。大好きな作品でしたが、転居や子育てのどさくさで行方不明に、、、今、読んでもふるくない!素晴らしい作品です。紙の本を手に入れるのが難しくなった名作を電子書籍で出版してくださってありがとうございます!SF 好きな若い子にも読んでほしい!というわけで、離れて暮らす息子に作品のリンクとギフト券を送りました。Kindle本も直接プレゼントできると良いのに、、、、

  • 80

    manga_review

    竹宮SFの名作。面白いです。
    ホントに竹宮氏は人間心理の機微を描くのが上手いですな。

    エデンと名付けた惑星への移民船の物語。航行期間は100年。
    つまりエデンに到達できるのは登場人物ではなく、
    彼らの子孫の代になってしまうってのがストーリーの肝。

    ラストは秀逸。泣かせます。

  • 100

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    懐かしい。書籍判がどこかにあるはずだが、見つけるのは困難なので購入。「ささいなミスほど彼は激怒する。ささいなら起こさずに済んだはず」という言葉が初めて読んだ数十年前からずっと心に刺さっています。竹宮SFの隠れた傑作。贅沢を言えば、表紙は単行本と一緒が良かったかな。難しいのかも知れませんが。