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流れ星さん、お願いです。オレに友達を、友達をください――!!!! 深夜のスーパーマーケットに生息するひとりぼっちの警備員、富岡ゆうじ、32歳。「恋ナシ友ナシ困難ナシ」の深海魚ライフを生きていたけれど、突然ながら「孤独は罪」だと気付いてしまったのである!! パンツ一丁で悶(もだ)えまくる、寂しき富岡の願い。これに応えてくれたのは、ラブレターならぬ「脅迫状」……!? 32歳の超うす口な人生が、ブッ飛びドラマに大転換!! 恋アリ友アリ困難だって……超いっぱい☆

わにとかげぎす

| 講談社(出版)

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わにとかげぎすのレビューが0 件あります

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50件のネット上の評価があります

  • 100

    amazon

    1巻で200万円をかけて命を救ってやったあのおっさんが、改心するなり、あるいは富岡の危機を聞きつけてダメ男ながら命を張ったりする展開を個人的には期待していた。ただ、最後まで影すらも登場しないことにちょっと拍子抜け。1億円を手にしたまま逃走した花林や、少年院行きになった雨川も特に関係もなく、その後も描かれていない。別にそれが不満というわけではないけど、何かしら彼らの末路も知りたかった気がする。斉藤くんもそうだ。テレビのニュースで、アフリカに渡って人を救っていたり、はたまた危ない日本人傭兵になっちゃってたりするのを期待していたら特にそれもない。あくまで富岡と羽田さんという二人の、いい歳してピュアな、そして切ない愛の物語が語られる。個人的な感想を書くなら、富岡は「パンドラの箱に残ったもの」なのだという印象だった。この作品には多くの孤独な男たちが登場する。それぞれ孤独のタイプは異なり、欲望や劣等感も異なる。見栄や無責任ゆえの孤独が放浪者のおっさん。実体のない幻想の女を追い求め、やがて実体のある金の魔力に虜にされた孤独が花林。愛に執着し、その最愛の人を殺され絶望した孤独が雨川。孤独であることを劣等感でも問題でもないと思っていた積極的孤独者、斉藤。彼らの孤独はどれもどこか歪んでおり、それ故に救われることはない。求めすぎていて自己中心的だったり、逆に全く求めていないから救いようがないからだ。富岡だけは、そんな数ある孤独者の中で、ただ一人、自分なりに相手を思いやって行動している。実はただ一人の利他主義者なのだ。自分が困窮するのを分かっていて200万円を出して人を救うのは、馬鹿だが崇高だ。可愛い女の子ならまだしも、完璧なまでに自業自得のおっさんのためにだ。羽田さんという美人にあそこまで好かれるのは、羽田さんが特殊な男性の好みをしているのを除いても、富岡の人徳に依るところが大きい。富岡は常に自分が彼女の重荷になっていると思っており、ただの一度も金の無心や、セックスの強要をしていない。イケメンだろうが金持ちだろうが、相手を思いやるという人としてもっとも大切なことができていない男がわんさかいるのが現代だ。そんな中で、富岡は十分愛するに値する、良き男性なのだと次第に好感が持ててくる。羽田さんが妊娠したかもと不安を打ち明けた時も、彼は狼狽えはしても一切保身に走っていない。はっきり言ってこれだけでも彼は相当に男らしいと思う。孤独から抜け出すのに一番大切なこと。それは相手を好きになること、相手から見返りなんて期待しないこと。それを体現している富岡には、絶望的な生活の中にも希望が転がり込んでくるし、なんだかんだで人に手をさしのべられる。孤独者のパンドラの箱に残った最後の希望。そんな感じの物語でしたね。

  • 80

    amazon

    この人の漫画の主人公は、極端に肥大化した自意識の可笑しさを描くがために、記号的なある意味分かりやすいタイプのダメ人間が設定されやすい。それが作者特有の武器なんでそれはそれでいいんだけど、傷つかないために極限まで主体を抑圧した結果、諦観がアイデンティティーそのものという状態に陥ってしまってる斉藤くんのような人間は、類型として主人公より現実にいる気がする。ただこれ、漫画のキャラクターとして出して面白くなるような人物じゃないんだと思う。掴み所のない言動で漫画に登場する斉藤くん。山場である出来事のあとも、堪えた様子も見せず空を見上げる斉藤くん。相変わらず表情なく漫画から消えていく斉藤くん…でも、そんな彼が一切の人間関係を遮断したようなあの職場を辞めたことの意味は?感覚が理解できてしまう人間としては、ずいぶん感動させられてしまったんだけど。ヒミズからパターン化した展開も、主人公が永遠のようで短い人生を意識する「事件」が必要で、尚且つ読んでてやっぱり面白いので、まとめて個人的には大傑作でした。余談だけど、序盤でちらっと登場する三島由紀夫の金閣寺には、「認識が世界を不変のまま変貌させる」といった台詞が出てくる。わにとかげぎすでは、彼女に距離を置かれた主人公が「彼女と出会う前と後とでは事実世界が変わっている」ことに気づく。作者的にも影響を受けた小説だったのかな?世界という領域が個人の主観=認識に依存するということが漫画で直接的に描かれるのは珍しいなーと思った。

  • 80

    manga_review

    「わにとかげぎす」とは、深海に生息する
    「ワニトカゲギス目ワニトカゲギス属」という魚類のこと。
    寝てばかりの人生を送ってきた、友人も恋人もいない
    ままに38歳になってしまった男を深海魚に例えたということのようです。

    レジェンド稲中卓球部から一転、僕といっしょをはさんで、
    グリーンヒル以降社会的無力者を一貫して主人公にして描いてきました。
    本作でもシガテラと構図は一緒です。
    しかし、当初から羽田さんの存在があることで、
    極限の絶望には至ることがない点で比較的楽に読むことができました。
    お約束の展開ではありますが、単なる変人、偏執狂、オタク
    だけではなく、狂気をはらんだヤクザや殺人狂まで
    登場しますので、サスペンスまがいのあれこれにも遭遇します。

    それでも深海に沈む深海魚である主人公を救いだしたい
    羽田さんは天使のようです。
    ちょっと非現実的な気もしますが、羽田さん自身も
    やや病んだ面をコンプレックスに感じているようなので、
    それもありかなと理解しました。

    古谷氏の一連の作品は、一見して社会的に価値のなさそうな
    主人公を立てて、「孤独、無力、弱者の絶望」をテーマに
    しつつ連載が始まりますが、最終話を読み終えると、
    こんな自分でも生きてて良いのだと思わせてくれる不思議さ、
    未来への希望を感じさせてくれます。

    好きな漫画家さんの一人です。

  • 70

    manga_review

    美人の彼女にイカレた知人達と恐怖体験、次々に繰り出される古谷節。
    あだち作品にも通ずる、「お約束だけど面白い」そんな漫画。

    そんな中で冴えない男に美女カップルを中心に据えて物語は展開していく。
    ココは中々大事。
    「何でこんな奴もてるんだ?」と思わせておいて、この主人公赤の他人の借金300万円肩代わりしたりする。

    読者はみょーに納得してしまう。ああこんないい奴だったら美女とくっついてもオッケーかな。

    赤の他人の借金引き受けるなんてゼッタイ出来ない。(俺だけ?)
    でもだからこそ憧れる。
    そんな仏さまみたいな人に一度はなってみたいと。

    そんなこんなで夢がある。なんかうれしい気分になる。
    「ありえねえだろ」と言われればそれまでだが手の届かないものだからこそ夢がある。

    少年マンガ、少女マンガはファンタジーだから美男、美女でいいだろう。
    でも青年マンガは美女と野獣が心地よい。

    きっついエピソードも詰まっている漫画だが主人公富岡のキャラのおかげでかなり救われた気分になる。
    弱さは同じでもシガテラより危険に立ち向かう主人公は際立っている。

    「バファリン」と「わにとかげぎす」の半分はやさしさでできています。

    私は好きだ、こーゆー漫画。

  • 60

    amazon

    面白いですよ。「ヒミズ」以降絶望というレッテルを貼られた作家ですが、むしろ絶望を書かない作家に転身した、あるいは転身しつつある作風は私は大好きです。ただ全体的な印象は荒いというか、話の繋がりがメタメタで思いつきで書いていているのはいいのですが、そのわりに話が飛躍しない、グッこない感じはあります。おそらく、「ヒミズ」=絶望、その感情は考え抜き、作品に表現することが可能であるからこそ、完璧とも思える完成度を実現できたが、「わにとかげぎす」=幸福については、作家自身がイメージできない、あるいは、どう表現していいかあいまいであるが故、完成度が低く思ってしまうのかも知れません。ご都合主義な幸福にはうんざりしますし、そのいった使い古された幸福なものは見たくもないですしね。古屋信者である多くの人は、絶望に偏った主人公に感情移入しやすいのかも知れません。しかし、彼が書く主人公がすこしづつ幸福を得てゆくこと、そのことは、私達読者にとってよいことなのだと思います。そういった、未来がある作品をこれからも読みたいと思うし、完璧にポップでハッピーな作品を次に期待したいと思います。

  • 20

    sakuhindb

    主人公が若者から中年になっただけで作者の別作品で書いてきた話となんら変わらない孤独に悩まされるオッサンは今まで以上に思いの丈を吐露するし、日常に潜む非日常の事件はリアリティがありハラハラする。この辺は本当に上手いし作者の右に出るものはいないほど秀でている。しかし何故か救いの手を差し伸べてくれるカワイイ女の子がいて様々な変人と出会い暴力的な事件に巻き込まれるという図式はもう飽き飽き毎度同じ話を描く作家といえばあだち充が思い当たるが、あだちは肯定的に見れるのに古谷は否定的に捉えてしまうのは作品の雰囲気が暗すぎるせいだろうか、「わにとかげぎす」を単品で読んだのならば評価も上がったかもしれませんが、作者の作品をいくつも読んでる自分にとっては「またかよ」という感想が一番にきてしまうどこにも属さないギャグセンスを持っている人だけに、また頑張ってギャグマンガ書いて欲しいと願うファンのひとりです

  • 60

    amazon

    相変わらず安定した筆力で読ませるけど、(前の作品から傾向としてあったが)予定調和?な感じも。主人公がダメダメで、モデル美人が突然あらわれてなぜか主人公に好意を抱いて、クレイジーな邪魔者が登場して、ホームレスやアウトローはなぜか哲学者気取りで、、、デジャヴというかなんというか。いわゆるニート=現代の世捨て人、の隠喩としての警備員(自宅警備員なんて言葉もあるくらいなので)、という(?)設定はとっても面白いものの、ラストがぶつ切りの感がある。簡単に主人公にシアワセを与えないで、もう少しテーマを深めてほしかった。他の漫画家なら文句なく星5つなんだけどな〜。古谷実だからあえて3つ。・・・と思ったら下のレビュアーさんが期せずして同じようなこと書いてました。びっくりした。

  • 80

    manga_review

     古谷作品の世に出た順番を考えると
    ヒミズやシガテラのようなインパクトはなかったと思う。

    ただ彼の書くサスペンス性は他の追随を許さないと思う。
    ドキドキハラハラする流れ、その非日常が
    日常の中に違和感なく紛れ込んでいる感じ。
    リアルな作品ですね。

    ヒロインが魅力的。
    特に俺はこの作品のヒロインである羽田さんが好きです。
    冴えない男に美人、という古谷作品によくあるシチュは、
    さすがに非現実的ですが、
    そこは漫画ですから、夢を見させてくれる部分でしょう。

    彼の作品の中では珍しいハッピーエンド(?)
    少なくとも他の作品と比較すれば遥かに幸せなエンディングだと思います。

    古谷実作品を読み漁るときは、
    おそらく最後に読むべきだと思います。

  • 60

    sakuhindb

    最後の一話に出てくる路上の死体は誰のだ?それがわからなくて、すべての感想が曇ってしまった。日常の何気ない出来事の一環としての死体か?意味を求めること自体がナンセンスなのか?それは一般常識からかけはなれている価値観だ。この作品の意味がわからない、しかし意味を求めてしまう私は極めて平凡な人間だなあと実感した。それなのに面白いと感じる理由は、やはりキャラクターの魅力だろう。自分が普段考えても空気を読んでやらないことを、作中の人物たちが思い切ってやってしまう。それに入る突っ込みがあったり、放置されたり・・この空気が笑える。人物画がうまい。というか、作品ごとにうまくなっている。特に女性のラインは完成されたと思う。男の描きわけも幅広い。評価は良い。

  • 40

    amazon

     ヤンマガを見ないコミックス派なのですが、終わった事も知らず買った後、帯を見てビックリしました。 で、読んだ感想はと言うと…ヒミズあたりから続くこの流れに正直、飽きております。 別にいいっちゃいいんですけど、いいかげん「さえない主人公」→「いきなり美女との出会い」→「チンピラ・ヤクザ辺りのトラブルに巻き込まれる」→「自分はどうしょうもないと呆れる」っていうこの自己否定の嵐の展開は正直…あ、あと終わりまでの展開が大体唐突に終わり「打ち切り?」を連想させてしまいます。  なにも「稲中」を書いてくれとは思いませんし、見たいともそんなに思わないですけど、やっぱりちょっと…って感じです。 

  • 80

    amazon

    ネタバレありです。4巻まで読んで、浮浪者や花林はどうなったかとか斉藤君呆気なく消えたなとか悪ガキ共のマーク緩すぎだろとか思うところはあったけど、リアルな日常ってこういうもんかもなと。以外と周りは、自分の知らないところで勝手に円滑に事を成していて、自分が思っている以上に周りは自分を必要としていない。 そう思えば先に述べたことにも、まあ頷けるかなと。展開には引き込まれたが、結果は予想の範疇を超えることもなく、1人の冴えない男の人生の転機を見たと思えば、まあこんな漫画があってもいいのでは。しかし、『古谷実作品』として読んだ自分としては、ちょっと物足りないというのが正直なところ。

  • 20

    amazon

    『シガテラ』で相当ガッカリさせられたのに、また同じような展開で、しかももう終わり。一巻の初めは、富岡のキャラクター性・見た目のダメダメぶりで、シガテラの荻野とは違って結構楽しみにしたのに、まるで取り憑かれたかのように同じような展開。折角ある意味、魅力的な主人公だったのに、あまりに生かされてないです。。まわりくどい、主人公と恋人の長い会話。シガテラでもかなり、鼻に付いたのに。『僕といっしょ』『グリーンヒル』 方向転換の『ヒミズ』までは良かったのになー。もう多分、この人の作品は読む気しないと思います。すいません、愚痴りたかっただけです。。

  • 40

    amazon

    もの凄く尊敬してる作家の一人ですが、正直今回の「わにとかげぎす」は残念な感じがしました。「ヒミズ」の衝撃以降、「シガテラ」までは良かったのですが・・・今回も山梨での事件まではマンネリ化してるとはいえ、魅せられたのですが、そこから先は行き当たりばったり的な失速部分がみられ、ちょっと最後は「ここで終わり?」的な結末でした。他のレビュアーさんがコメントしてるように、今後また違った角度からリアリティーあふれる作品を描いてもらいたいです。何だかんだ言っても彼にしか描けない、貴重な作風を持つ作家なのでこれからも期待します。

  • 60

    amazon

    1巻の時点でまたこのパターンかって思ってましたが古谷実大好きなんで全部読みました。(笑)楽しかったです。でも「あっ!」と驚くような展開はあまりありませんでした。急展開などよくありましたが他の作品にも見られることだし自分が慣れてしまったのでしょうか・・・。ネタばれになるんで書けませんがヒミズ→シガテラときて、わにとかげぎすの終わり方と見ればなんとなくこんな終わり方もいいもんだなって思えました。(相変わらず古谷流の毒を残してますが)

  • 100

    amazon

    何もファンタジーやSFである必要はない。夢を見る前に現実を見ろ。決して富岡の幸福の沸点は低くない。稲中卓球部の13巻、最終話の一個前。柴崎先生の「フツーが一番難しい」。古谷実の作品は実はずっと「普通」と言うテーマに挑んでいる。私は、あなたは、自分が「普通」だと胸を張れるだろうか?明日、明後日、一年後、十年後。「普通」でいられる自信があるだろうか?「普通」じゃなくなった自分を受け入れられるだろうか?

  • 40

    sakuhindb

    【良い点】・ヒミズに比べると絵が上達している・ヒミズより主人公の年齢・職業(夜間警備員の大人)、キャラは本作の方が感情移入しやすい・終着点がハッピーエンド【悪い点】ヒミズと似通ったテーマだが切り込みが浅く感じたし、事件にも巻き込まれるけどエグるものに欠けている。どうにも物足りない【総合評価】大枠はこちらの方が好みなのに残念な出来。否定的評価が多いのは仕方ないと納得評価は「普通」寄りの「悪い」

  • 60

    amazon

    古谷さんの作品大好きなんですけど、この本のラストは正直「…え」でしたラストの内容全然違うけどなんかシガテラの焼きまわしに見えたのは自分だけ?消化しきれてない所多過ぎなのはわざと?打ち切られたから?途中までは古谷さん独特の雰囲気で面白かったんだけどなぁ。でも次もしまた違う作品出たら買いますけどね出来れば冴えない主人公と←に惚れてる変な美女、ヤクザの組み合わせが出ないの読みたいです次に期待…かな

  • 70

    manga_review

    主人公が思春期の若者から中年に変わっただけで、内容は前作とほぼ同じです。
    主人公の卑屈、根暗加減も前作と同じですが悲観的部分はなく、感情移入しやすい作りになっています。

    孤独だった主人公が幸福に不信感を覚えながらも幸福を得るという作りも前作との差異がありました。

    古谷作品でも一番恵まれてなかった主人公がラストは一番救われるというのは興味深かったです。


  • 60

    amazon

    もしまだ続くとしたら今回の4巻も評価できるものだったのに終わりって。タイミング的に絶対おかしい、違和感がある。全部、急ピッチで完結させたのか?それとも前もってこういう展開なのだろうか。どちらにせよもっと長くじっくりと続けて欲しかった。これからでる作品にも「次巻でおわるかもしれない」という不安が出ちゃう。できればもうこういうのはやめて欲しい・・・。

  • 60

    amazon

    あ!!っという終わりではなく、あ〜あ・・・という終わり。盛り上がりの熱が冷めぬうちにいきなり終わる手法も飽きてきちゃった。これは個人的な感想。こういうのが好きなひともいるだろうけど。でも次の作品もまた買うんだな。「終わり」が面白いのではなく、「終わりへの課程」が面白いから。物語の終わりの手前まで☆5つ。終わりには3つが限度。

ネット上のイメージ

絶望
日常
教師
おっさん
ギャグ

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