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星が、その子を導く――。今年小学校6年生の玉依(たまい)シイナが島で出会った、人の認識外のモノたち・乙姫、成竜、そしてホシ丸。シイナの日常が今、ゆっくりと、しかし確実に変わりだす。少年少女が織り成す、地球的スケールの物語が始まった!!

なるたる

| 講談社(出版)

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Ebook販売元 : コミックシーモア

なるたるのレビューが0 件あります

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46件のネット上の評価があります

  • 80

    sakuhindb

    【良い点】アフタヌーンと言えばわりとほんわかした作品が多いイメージだが、雑誌のカラーにそぐわないこの作品を連載した編集部に賞賛を贈りたい。クソ重たい運命をまだ判断力に乏しい小学生(途中から中学生)に背負わせたのは、キャラ設定として秀逸であるとともにこの漫画において数少ない救い(大人が主人公だったら同一内容でも一層破滅的だし、もっと陰鬱な内容になっていたかもしれないので)。ホシ丸のビジュアルが可愛いのも救いかな。結構エグいことやってるけど。人間を超越した力を携えたこども達は思考の差異こそあれみんなすごく人間くさくて良い。重たい内容なのに淡々とストーリーが進むのも良い。【悪い点】最終話が打ち切りによるものなのか作者が描き切ったものなのか判断しにくい(ラストの構想は最初からあったそうだが)。主要人物が結構な数いるが、序盤でほとんどが出揃うため相関関係の理解に時間を要する。序盤のメルヘンチックな入りからは想像もつかない壮絶な過程を経て、まったく救いのない最後を迎えるため、『メンタルの強くない人はご注意下さい』程度の注意書きはあったほうがよい。【総合評価】この作品をいったいどう評価したらよいのか非常に難しいが、ただ単にイカレた・ぶっ壊れた漫画(と表現すると反感を買うかもしれないが、あえて例をあげるとpupaなど)と同一視してほしくはない。がしかし、倫理道徳は現実から逸脱しているので、『命の無価値さ』というものに共感ないし理解を示せない人は読むべきではない(その人たちはすでに命の価値を分かっているので、これを読んでも最悪以外の感想はないだろうから)。さて評価に入るが、この『命の無価値さ』を肯定し、無価値なものを終わらせる力を持った誰かが現れたらこうなりますよという一つの結論が描かれているのがこの漫画。人をウツにする漫画と評される事もあるが、私的にはこの結論を見た読者が各々考える事で、最終的に『自分ならこの結末は招かない』という希望を見出せる作品になっていると評する。力があったらどうするか?地球の運命を自分が決めるとしたらどうするか?生かすべき人間なんているのか?逆に殺すべき人間は?守るべき人は?守りたい人は?守る価値はあるのか?自問自答しだしたらキリがない、とても考えさせられる作品。感じ方は本当に人それぞれだと思うが、『破滅をテーマに、逆説的に希望を連想させる』と自分は感じたので、評価はとても良いで。

  • 60

    cmoa

    【このレビューはネタバレを含みます】 今風にいうととても鬱な気分になる作品です。笑
    常人では分かり得ない斜め上の最悪が話の彼方此方に散らばります。
    夜に読むと寝れなくなる人も居るかも。笑
    ですが引き込まれます。
    個人の意見としては、この作品を描いている間作者は実際に病気だったと思います。
    異常性、狂気、精神、どれも普通ではない。
    例えばアニメ化されたSF、ホラー系漫画でひぐらし、ガンツ、エルフェンリートなど、魅せようとして異常性や狂気を描いているのではない。
    作者は異常性や狂気を自覚無しに描いていたのでは無いでしょうか。読んでいてそう感じました。
    のりりんや最新の作品を見ると以前の作品の様な陰鬱さは感じられません。作者のブログを見るとロードバイク?が今現在のご趣味の様でした。
    実際の趣味がのりりんにも反映されている。
    ということは、なるたるやぼくらのにもきっとその時の精神病の状態が反映されていたのでしょう。
    今は描かないのではなく、描けないのだと感じました。作品がというよりも作品を通して作者が怖いと感じました。笑
    評価は正直つけられません。
    とにかく心に残ります。

  • 100

    cmoa

    昔、何かのレビューに書いてあった。
    この作品を見たいと思う時は既に病んでる、とか、見たら病む、とか。
    見終わった自分はこう思う。心配されるような心の病じゃなく、「鬼頭作品の世界に飲み込まれる病」だと。
    他の漫画とは全く違う何かが、鬼頭作品にはある。線の細いキャラクター、展開の読めないストーリー、かわいさと残酷さが表裏一体の世界。
    異質で、異形で、個性的に見える作品だけど、実はとっても現実に近いものなのかもしれない。
    近年は少し作風も変わってきて、ややマイルドな印象だが、この「なるたる」や「ぼくらの」の頃はまるで鋭利な刃物のような感じ。
    傷痕しっかり残して、えぐられる。

    漫画に、何を求めるか。
    それによっておすすめ加減が違ってくる。
    頭空っぽにして「娯楽」として楽しみたい人には不向き。
    友情とか愛情とか根性とか、ハッピーエンドを求める人にも不向き。
    読み終わった後に色々考えさせられたり、消化不良な感じが好きな人にはおすすめ。
    単に、グロとか陰惨なものを求める人も十分楽しめるだろう。
    今までにない凄い漫画を読みたい!という人には、かなりおすすめ。

  • 100

    cmoa

    【このレビューはネタバレを含みます】 人のなんたるか、というのを含んでいるとは思いますが、それを全面に話の柱にした作品ではないと私は全巻読んで感じました。
    この作品を書いているその瞬間の作者様の想いが思想が願いが、そのまま話を進めていかれたような、そんな気持ちになひました。
    エロ、グロ、鬱、それらを目的としてこの作品を読む事はオススメしません。

    この作品は私の中ではとても素直で素晴らしい作品だと思います。

    ただ、一点だけ私の個人的な要望を述べさせて頂くと、ラストにシイナちゃんが全てを理解する前後から終わりまではもう少し長く詳しく描いて頂けたら大変嬉しかったです。
    あまりにもラストが急速に進み、もったないない気持ちになってしまいました。
    近年のただ、ダラダラと話を引き伸ばし企画にもなかったような辻褄の合わない話を読むのは好きではありませんが、この作品のラストについてはもっと読んでいたい、終わって欲しくない。そう思える作品だったと思います。
    大変有意義な時間となりました、ありがとうございました。

  • 20

    sakuhindb

    メッセージ性とかともかく、見せ方が最悪。言いたい事を最優先する余りに手段というか稚拙な見せ方をしてしまった為に、非常に薄っぺらいシロモノになってしまった哀れな作品。最終巻の展開には正直、辟易しました。明らかにエヴァンゲリオンのデッドコピーみたいな終わらせ方。其処に至るまでの見せ方が余りにも稚拙。あれでは全てがぶち壊しと言わざる得ません。とりあえず、この系統はヱヴァンゲリヲン・破で使徒のデザインをさせてもらいという大願成就ともいえる出来事があったので、新連載の漫画は、こういった鬱展開に持っていかないお話を作って欲しいものです。とりあえず、この作品自体は「最悪」以外には考えられないです。 追記・この作品とは関係ないですが、先生が連載している「のりりん」は作者の自転車に対する愛や熱意が感じられてなかなか読み応えのある作品であります。

  • 80

    cmoa

    『未来へ贈るメルヘン』、というのがこの漫画のキャッチコピー。
    「世の中を変えたい」・・・そう願っている少年少女が力を手にした。
    力の名は『竜の子』。
    天真爛漫な主人公・玉依シイナもまた、小6の夏休みに星型の奇妙な生物と出会い、『ホシ丸』と名付けたそれと共に、過酷な戦いに身を投じる事となる・・・。

    世を動かすのは総じて大人。何故なら子供には力が無いから。なんて事は言うまでも無いが、子供はその非力さ故に自分の理想の世界像をつくり、せめてもの慰みにする。世界がこんな風になったらなあ。出来る訳無いけどね、と。

    「そんな風」に出来る力を手にした時、あどけない想いは危険思想になる。
    子供の純粋さは時に凶器へと変貌する・・・。

    少年少女の心の影を鋭く描いた問題作。
    独創的なメカデザインも見所の一つである。
    是非、御一読あれ。

  • 60

    sakuhindb

    最終話では、いい意味でも悪い意味でも裏切られた。なりより悔しいのが、彼女の選択が周りの人々に影響されすぎていたことだ。そして陰謀を気付くことができぬまま、あのような終わりにするのは秕にとって一種の逃げではないかと感じた。結果として、主人公は竜の強大な力を悪い方向で頼っている。また作者の社会、性に対する考えが拙いとも取れるが、別に漫画なんだからいいんじゃねーのと感じた。また作品の出来は決して悪くなかったと言える(伏線はきちんと回収されていたし、いきなりの場面の変化には驚くがそれが今作のキモだった、そう考えないと面白く読めない気がする) 。まとめとして、人の好き嫌いが分かれる作品であるのは間違いないが、決して駄作ではないというのが私の意見だ。まだ見てない人は見て、なんとも言えない気持ちを味わうことをお勧めする。

  • 60

    sakuhindb

    基本的には結構好みな作品でした。同作者の「ぼくらの」よりは面白いと感じたかもしれない。ただ、後半が・・・・ブックオフで買って読んだので二冊ほど抜けているのが原因だと思いますが、最終局面に突入した時の状況がイマイチ分かりませんでした。星丸=鶴丸ってのは面白いとは思ったのですが、そこに行き着くまでの伏線が弱すぎた気がします。丁度読んでいない巻にあったか、読み逃していたのかもしれませんが、主人公に姉がいたなんて設定序盤にありましたっけ?「竜の子」の一部・・・っという話にしてみても、他の子等がシイナにそんなに注目していた様には見えなかったので結構無茶な展開に感じました。っというか最後だけいきなりエヴァになってしまった様な感じですね。前半〜中盤は結構楽しめただけにもったいない。

  • 100

    cmoa

    黒い部分が描かれていると思います。

    話の内容は暗いですがこういう救いはなくてもストーリーがしっかりしてる話は好きです。

    ただかなり読者を選ぶマンガではあると思います。人がかなり死にます。グロいシーンもあります。後にネットでは鬱マンガと呼ばれていることを知りましたが確かに鬱になる人もいるでしょうがそれでも作品自体は面白いですね。
    青少年が過大な力を得たときにそれを使って何をするかという感じの話です。

    終盤少し打ち切りだったのかな?と感じるような急展開でした。

  • 80

    sakuhindb

    【良い点】・複雑だが理解のしやすい設定・思い切った表現をするから物足りなさが無かったです。・心理描写が上手いので、各キャラ視点での考察がしやすいと思いました。【悪い点】・いじめや性描写(少しですが)があったので、苦手な人は嫌悪感があるかも・シリアス、グロ展開があり、これも苦手な人は要注意です。【総合評価】さくさく進み、読み終わった後のスカッとした気分が最高でした。絵や表現、ストーリーなど全てにおいて面白かったです。

  • 60

    sakuhindb

    【良い点】画力!スッキリして見やすく、キャラがかわいらしい【悪い点】残酷なシーンがある。子供、女性には向かないかも。絵柄は子供むけっぽいので、そのギャップがまたそれを一層引き立てている残酷なシーンを描くことで作者は何かをうったえたかったのではないでしょうか。見る人によればそこも良い点なのかもしれません。基本的にみんなガリガリw(そういう絵柄なんでしょう)【総合評価】子供、女性むけではないですが個人的に良いで。

  • 100

    sakuhindb

    きのくるつたひとをみたことありますか?―みたことあるそのひとはわらつていたか?ないていたか?―そもそもあなたはなんでそのひとみてくるつてるとおもつたか…いつたいそのひとになにがあつたか…そしていまわたしがなにをみているかあなたは想像できますか?―この物語は至極明瞭、簡単な話で、一人の少女の気が狂うまでと、気の狂った後の少女が、いったい何を見ているかを描いた作品である。わたしはこの作品を読んだ後、煙草をやめた。

  • 100

    sakuhindb

    【良い点】人間のリアルな感覚が血生臭く描かれている作品。こういう作品は案外少ないと思うので最高評価にした。【悪い点】作者のメッセージがゆがんでいるように思う、万人受けはしない作品であると思う。【総合評価】、この作品の存在意義は人間というものを見つめて考えて自己の改善であると思う。ただ考えなしにつまらない、グロいだけ、気持ち悪い、作者の自己満足、と思うならみるべきではないのかもしれない。

  • 20

    sakuhindb

    嗜虐趣向が生理的に無理なレベルに達している部分がある作品。一部分を除いていって、残った部分だけで見れば良いのかもしれないけれども、その部分がそれだけで他の作品が比す事無いレベルの突き抜けた嗜虐性が際立つ為、読んだ後後悔、というのが一番ぴったりな作品だった。 おかげで今となってはストーリー全体としては思い起こせず、のりおのシーンだけが消せない強烈な印象として残されているだけである。

  • 60

    sakuhindb

    【良い点】明の夢の伏線を、最期のシーンで消化した点性描写やいじめの思い切った描写竜の子のデザイン戦闘機がしっかり描かれている話がサクサク進む【悪い点】全滅ENDはエヴァに通じると思いました。無駄なグロシーンも多かったような。竜の子の『ダメージがフィードバック』『接続して動かす』というのもエヴァに通じますね。【総合評価】呼んで損はないと思います。ただグロシーンが多いので注意は必要。

  • 100

    cmoa

    お話の内容はどこを切り取っても鬱々しく苦しいのですが、神話のようなSFのようなファンタジックでもある世界観の深さが魅力的でした。
    深読みすればするほど、想像が広がりました。
    たくさんのキャラクターが全て魅力的です。竜の子などのデザインがどれも良くて、見ていて飽きませんでした。全巻一気に読んでしまいました。
    読み終わった後の余韻がたまりません。

  • 80

    cmoa

    懐かしいアニメっぽい絵(未来○年コ○ンやハイ○辺り)と、ファンタジー要素の強そうな紹介だけを頼りに購入。

    読み応えは充分でした。でも、話が進むにつれて読むのが苦しくなり、ブルーになりました。作品自体はすごいと思いますが、読むタイミングだけじゃなく読者も選ぶと思います。

    ペドとか根本的にユニークな物を好む人には、合うかも知れませんが…。

  • 80

    cmoa

    活発な小学生の女の子シイナが、謎の生命体?ホシ丸と出会うことから話しが始まります。

    力を持ったことにより、世界を変えることが、より現実的になった時、少年少女達は何を考え、どう行動するのか…
    独特の世界観で描かれてます。
    まだ最後まで読んでないのですが、毎月買い足してます。
    最後は、どうなるのか?楽しみな作品です。

  • 100

    cmoa

    【このレビューはネタバレを含みます】 噂通りのいじめシーンや虐殺があったもののさらりとした絵柄のおかげで吐き気はなく受け止めることができます。
    かわいらしいファンタジーもののような皮を被っているので騙される人も多いのだと思いますが、ダークファンタジーだと思って読めば面白い作品だと思います。

  • 60

    cmoa

    【このレビューはネタバレを含みます】 エヴァ以降の漫画という感じ。タガが外れたような残酷描写が中盤から展開されて今でも「あのキャラかわいそうだったな」と思うほど。ラストは寂しいほどに短く収束させた感じがしたのでそこは残念。個人内で賛否あって点数は中間だけど問題作には違いない。

ネット上のイメージ

子供
可愛い
いじめ
独特
伏線

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