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惨殺された両親のかたわらで、少女は溢れる涙で顔を歪めていた。ただし、声は失ったまま……。言葉を奪われた少女は、やがて12歳の女流棋士として世に出ることになる。未だその姿さえ見えぬ犯人と対決するために……。安岡紫音、将棋の世界で生きる運命を背負った少女と、彼女と同じく将棋の神様に愛された少女たちが、盤上で熱く激しい戦いを繰り広げる!!

しおんの王

| 講談社(出版)

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Ebook販売元 : コミックシーモア

しおんの王のレビューが0 件あります

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30件のネット上の評価があります

  • 50

    manga_review

    確かに「ヒカルの碁」のヒットを意識した上で作られた作品・・・という感じは否めない「将棋漫画」。
    「タイトル」からしてそんな臭いがプンプンしています。
    数からしたら「将棋漫画」のほうが「囲碁漫画」よりも多いはずなんですが・・・。

    そういえば「サンデー」や「マガジン」でも一時期は「将棋漫画」が連載されていたような記憶があります。
    でも所詮はそういう「二匹めのドジョウ」狙いの作品は淘汰されていくわけで、ほとんどが「打ち切り」の屍を並べただけでした。

    ・・・・なんで、この漫画は「何とか残っている」ので、その辺は評価されていいと思います。ええ。

    物語は3人の若手女流棋士を中心に展開されます。
    テーブルゲームの将棋・・・と言っても、やはり基本は
    「人間対人間のドラマ」
    であるわけじゃないですか。

    これが「機械同士の対決」だったら「面白味は皆無」なはずです。

    主人公の少女の「生い立ち」に、幼少時に一家を惨殺された・・というヘヴィな設定を加えた点は・・・「将棋」との関わりと考えたら普通はミスマッチ。

    そこを今後どうやって「主人公の成長」とリンクさせて犯人探しに挑むのか?

    考えれば「将棋漫画」もまだ大ヒットは出ていない現状。(1番のヒットは『月下の棋士』か?)
    さらにテーブルゲーム繋がりで言うならば「チェス漫画」がないように思う。

    ヒットの材料は・・・・まだまだ探せばいくらでも見付かりそうですよ。
    アフタヌーンの新看板「大きくふりかぶって」に続いてアニメ化されるようです。

  • 60

    sakuhindb

    将棋界を舞台としたサスペンスミステリーマンガこれまでにないジャンルを開拓したといっていいかもしれません将棋マンガは数あれど、動きのない将棋では間がもたないので別の要素をプラスさせてくる作品が多いのですが、まさかまさかミステリーを付属品としてくるとは新しいです最初から将棋に重きを置かず付属品とすることで将棋を知らない人にも読みやすく、私は将棋は指せる程度で局面を読むことができないのでこれはアリでした。ミステリーとしては出来がいいとは言えませんが犯人の動機も棋士という特別な人たちならばあるいは、、、と妙に納得してしまう狂気があります悪い点としてはサスペンスとしては物語への引き込みが弱くて、将棋も元々重視されていないためトーナメントの勝敗で盛り上がれません、画力は見やすさや可愛さは十分だしオッサンは迫力ありますが絵も構図も淡白、作画専門ならもうちょっと頑張って欲しい全体的には良い感じ風にまとめられているけど、話も絵もいたるところでもう一つ物足りない、そんな作品でした

  • 100

    cmoa

    安藤慈朗氏の一般誌デビュー作(?)。
    一見は萌え系ともとれる可愛らしい絵柄だが、設定や内容はなかなかハードだ。
    幼きトラウマの中で苦しみつつも、その恐怖に立ち向かおうとする紫音。願いを叶える為の手段にすぎない将棋に、喜びを見出す歩。華やかに立ち振舞いながらも、心の奥で激情を震わせる沙織。
    三人の向かう先には何が待ち受けているのか・・・。

    対局中の心理描写が秀逸であり、あの静かな風景の中では、息もつかせぬ盤面での殺し合いが展開されているのだと知らされた。
    紫音の筆談というキャラクターも新しく、不謹慎かもしれないが可愛く映り、彼女の魅力を引き立てるポイントになっている。

    将棋漫画の金字塔「月下の棋士」や、(良い意味で)馬鹿らしい設定や演出が話題となった「ハチワンダイバー」などとはまた、一線を画した将棋漫画となっている。
    私は将棋について、ほとんど無知ですが、大変楽しめています。
    また、性別問わず、美形キャラが多いので、男性女性どちらにもオススメできます。

  • 60

    sakuhindb

    【良い点】・キャラ作りが結構出来ている所・終盤上手く纏められた所【悪い点】・新棋戦創設というベタ展開・推理がスピード感を失っていく所【総合評価】将棋漫画は数あれどこれほど上手く完結した作品は稀です。将棋とサスペンスを絡めつつ主人公である紫音の成長を描くというスタンツは成功したようです。新しい棋戦を作る事がプロの底辺にいる主人公とタイトルクラスの強豪と戦いやすくする定番展開でしたが、何と主人公はアマチュアと3戦します……。肝心の強豪プロは不参加なのか知りませんが名人しか出てない。本当は紫音(女流)が男女混合棋戦で優勝するという事はありえない世の中です。(実際の女流将棋界は一般棋戦で予選突破すら不可能)しかし、棋士に男も女もないんだぞと言わんばかりの大躍進、将来女流が活躍する時代がくるかもしれないですね。サスペンス部分についてはこじ付けみたいな動機が納得し難かったですが些細な問題としておきましょう。

  • 80

    sakuhindb

    変に萌え過ぎずナウシカのような可愛らしく強い女の子が活躍する漫画が読みたいと思っていた時。図書館にて、この本が置かれていたので読んだ。表紙はちょっとあれな感じがしないことも無かったが、中身は全くそうじゃなくて安心した。ヒロインの紫音は○将棋の描写よりも人の性格や心理に重きを置いて話しを進めていた。自分はチェスなら少し分かるが将棋は全くなので、むしろこれはありがたかった。・悪い点最後のあっけなさ。斉藤歩。この登場人物が嫌いというわけではない。ただ、彼の着替えシーンがあまりにも狙った感じがするので眉をひそめてしまう。

  • 60

    sakuhindb

    名作「ヒカルの碁」のパクリ企画の作品でありながら、独自のルートを築こうと躍起になっている。あれだけ囲碁の漫画がヒットしたので、雨後の竹みたいに同じような作品がいくつか出た。そのほとんどは、力不足で打ち切りになった。それを考えたら、この作品は、踏ん張っている。殺人事件をその背後に置く事で差異を計っている。だけど、今のところそれがそんなにうまくいっているようには思えない。もう少し、事件に集中するのか、将棋に集中するのか、どっちかにしてほしい。いなのところ、二本の柱を使いあぐねている。そんな感じだ。

  • 70

    manga_review

    <所持歴:全巻。現在は売却>

    将棋を全く知らないせいもあるけど、将棋マンガというより
    ミステリーマンガの印象が強い作品。

    「声を失った女流棋士の活躍」
    「過去の事件の謎に迫るミステリー」

    どっちか片方でも1つの作品としては十分作れると思うけど、
    これはその2つを贅沢にも融合させたもの。
    「ハチワンダイバー」とは全く違った意味で将棋を知らなくても楽しめた。
    但し、「将棋の面白さ・魅力」を伝える力は弱い気がします。

  • 80

    manga_review

    ミステリー系将棋漫画と言うよりは、将棋系ミステリー漫画と言うべきでしょうか。
    メインはミステリーであり、心理サスペンスです。
    作中に解説が頻繁に登場するので、将棋を知らなくても楽しめるようになっています。

    健気で芯の強い子役・紫音ちゃんの周りを、豪華で個性的な脇役陣が固める、という
    ドラマ仕立てのような構成になっており、安定感があって読みやすいです。
    何より、作品から終始伝わってくる圧倒的な緊張感、雰囲気が素晴らしいです。

  • 60

    manga_review

    正しく表記すれば、「将棋界を舞台にしたミステリー漫画」かな。

    結果から見れば、将棋の必然性はなくて、将棋界でも芸能界でも絵画の世界でも

    学術界でも舞台になり得た。

    しおんの背景にある悲劇性を周囲の家族、友人、ライバル達が支えており、

    前向きで明るいしおんをより可愛らしく見せる。

    主題はそこにあったようにも思える。

    主人公しおんの健気さに7点。




  • 40

    manga_review

    将棋にサスペンス要素が絡んでいる作品です。

    ですが、サスペンス要素が本筋に絡むのが遅くて、
    あまり引き込まれなかったです。

    将棋のトーナメント戦は心理戦の他に、
    想い、憎しみなどが渦巻いたりして、少し良かったです。

    絵柄も成人男性は劇画調で、女性や子供はデフォルメタッチなのが少し気になりました。
    コマ割りも正面画が多くて、感情が理解しづらかったです。

  • 60

    manga_review

    将棋マンガと思いきや、完全にミステリー漫画
    もちろん将棋を通して描かれるわけですから
    キャラクターの成長や対局の妙など、将棋マンガチックではありますけど

    個人的にはキャラクターの配置が上手いなぁ感じました
    どのキャラも魅力的で、高い画力と相まって
    それだけで物語に没頭できます

    ミステリーとしては佳作以上には仕上がっているので
    一読の価値はあると思います

  • 60

    manga_review

    第四話あたりで立ち読みし、いい設定だなと思って一巻がでてそく購入したのですが。
    ヒカルの碁で棋士について描かれていたことからどうしても離れられませんでした。
    あとは両親殺害についてが正直重手だなと。
    しゃべれない棋士という時点で十分にやっていけると思ったのですが。
    しゃべれなくて紙に書いて会話するのがかわいらしいですよ。

  • 30

    manga_review

    自分の苦手なタイプの漫画でした。
    なんか・・・気持ち悪かったです。

    わざわざ将棋という舞台をつける必要が
    あったのだろうか??

    主人公が喋れないという設定もあざとくて
    好きになれませんでした。
    狙っていなくても、こういう不幸な身の上の
    少年少女を更に追いこむ必要があるのだろうか?

  • 80

    cmoa

    しおんちゃんのいつも明るい笑顔。
    それを取り巻く棋士たちには、なぜかどこかに秘密めいた部分がある人が多く、ミステリーの要素も楽しめます。
    他の将棋マンガもおもしろかったのはありましたが、女流棋士と言う観点から書いているとこ、また、過去への謎が残されているところが、次がどんどん読みたくなります。

  • 30

    manga_review

    それっぽく書いてる漫画という印象。
    狂気な感じが軽いと感じた。

    台詞回しも、それっぽく言ってるだけで将棋を解説してるのも軽い。
    全てにおいて軽いと感じてしまった。

    上位段の棋士が軽い軽すぎる。
    プロ棋士の重みが無さ過ぎる。
    設定が軽いのでミステリー部分も軽い。

  • 50

    manga_review

    将棋にはとんと疎いので棋戦の部分はちんぷんかんぷんでしたが、ミステリーとして面白かったです。

    しかし作品中盤で犯人が予想できてしまった点が残念。
    さすがに犯行動機までは予測できませんでしたが...

    棋戦中に垣間見せる棋士たちの鬼気迫る表情には圧倒されました。

  • 50

    manga_review

    最後の犯人の「あなたは棋士にはなれない」
    あの台詞はあまりいただけないなあ

    なんか将棋を憎んでないか?この作者
    みたいな感じがして…
    将棋漫画としてはどうなんだろう

    あまりいい読後感ではなかったですね
    主人公の恋愛も月並みな気がして

  • 100

    cmoa

    しおんが両親を殺した犯人を捕まえるために将棋を続けるという将棋とサスペンスって組み合わせが新しいと思います。
    結構将棋がわからなくても楽しめますし。
    予想も出来ないような展開が待ち受けていてハラハラさせられます。
    絵も可愛いですしオススメです。

  • 60

    manga_review

    女の子が主人公の将棋漫画・・・と思いきや殺人事件が絡んでいたり・・
    「?」と思う設定な漫画ですが意外と面白く読めます。主人公をとりまく環境、思いも暖かく、丁寧に描かれています。青年漫画の典型的なまとまり方といったイメージを受けます。

  • 60

    manga_review

    将棋とサスペンスの両面から物語が展開していきます。

    絵も上手いし、見せ方も申し分ないんですけど、将棋漫画としてもサスペンス漫画としてもイマイチ突き抜けていないイメージです。

    それでも平均点以上の良作であると思います。